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○○年前の自分へのアドバイス

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店舗設計を仕事にして10年超え。就職、独立、結婚、育児。人生中盤スタート地点、キャリアも中堅を迎えた今だからこそ伝えたい、昔の自分へのアドバイス。
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2019年5月の記事一覧

それでもまだ、打席に立っている

それでもまだ、打席に立っている

「人生って、25歳までに決まると思うんだよね」

赤いシャンディガフを片手に、渋谷のおしゃれカフェで久しぶりに会った友人に私は語りかけていた。いまから13年前。私はちゃんとお化粧をして、美容院に行ったばかりの髪型も決まってる。

いまだったら、私はなにを語るんだろう。

たぶん、久々の夜の空気にテンションが上がって、子どもがいない開放感で「たのしーねー」と浮かれると思う。笑って、「また会おうね」っ

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同期全員から嫌われて、大切なことに気づいた話。

同期全員から嫌われて、大切なことに気づいた話。

人はいるだけで大きなエネルギーを持っている。人と人との関係は人生において非常に重要で、好き嫌いという思いもまた、大きなエネルギーを持っている。

「怖い」と言われた新卒時代新卒1年目「ひらやまと話すの怖い」と同期の全員から嫌われていた時がありました。

目的思考と達成思考が強すぎて、配慮と尊重ができていなかったとき。

「それって何のためにやるの?」
「やる意味ないよね。」
「それは間違っている

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バイト経験は自己資本になる

バイト経験は自己資本になる

写真の方は僕ではありません。レンポジです。

ほんとね、バイト経験ってすごく貴重だと思うんですよ。多くのバイトは、いつも自分が使っているお店やサービスを、お金を払う側ではなく、もらう側から見る視点を与えてくれます。

時給としてお金を稼ぐこと以上に、その経験こそ、もっとも貴重な財産になるんじゃないかなと。

ここで、さっと資産と資本の違いをおさらいをば。

トライバルにも数人の学生バイトがやってく

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みんな、本を書こうぜ!

みんな、本を書こうぜ!

みんな、note好きですね。

毎日せっせとnoteを更新している、書くこと大好きっ子の皆さんに言いたいことがあります。

みんな、せっかくだから本出しちゃいなYO!!

20代の頃、本の著者なんて自分とは別の世界に住む天上人で、雑草のような自分が本を出すなんて、夢のまた夢ェ!と思っていました。

そんな僕が、30歳ではじめて本を出すことができ、いままで9冊の本を出版させてもらえたことは、運もあり

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自分が勝手に想像する限界を破る方法

よく会社のメンバーとか学生さんが、キャリアや「将来やりたいこと」に悩んだ時にやってもらうのが「何の制限もなかったとしたら、何をしたい / どうなっていたいか100のリスト」みたいなものを作ることです。

これ自体は、いろいろなビジネス書に書いてあるので、たいしたことではありません。

そして、これを作ってもらうとわかるのが、みんな「驚くほど、勝手に限界をつけて書く」ということです。これはほぼそうな

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あの日の焼きそばと「PV=C/(r-g)」

あの日の焼きそばと「PV=C/(r-g)」

投資銀行の勤務時間は9時5時で、これは朝9時から朝5時の意味である。終電を見送りながら晩御飯を食べ、始発と競争する毎日だった。帰宅してシャワーを浴びたらスーツを着て、そのまま玄関で寝た。

僕がそんな世界に入ったのは、大学を2留したからだ。それでも受け入れてくれる会社を探していた。面接ではたまたま前日に観たニュースについて聞かれ、僕はまるでイタコのようにニュースキャスターの口ぶりを真似した。そのま

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サファリパーク。

サファリパーク。

今日はある仕事のミーティングのため、金沢に行ってきた。

訪れる場所は、回を重ねるごとに近く感じるようになる。おそるおそる行く道は遠く感じ、同じ道を戻る帰り道は時間が短く感じる、あの原理だ。

未知のモノは情報処理に時間がかかる。目の前に現れるすべての要素に反応するからで、すでに体験したことに対しては無視できるから、意識の労力を省ける。

金沢に行く二時間半という距離がどんどん短くなっていく。すで

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年金制度が崩壊する人生100年時代に一番やっちゃいけないことは「貯金に走ること」だからね!

年金制度が崩壊する人生100年時代に一番やっちゃいけないことは「貯金に走ること」だからね!

最近、Twitter民をざわつかせるニュースが多いですね。

とまあ、政府が年金制度の崩壊を ”公式に” 認め、「もう全員救ってあげられなそうだから、みんな自助努力で頑張って生き抜いて!」って言ったわけです。これ、すごいことですよまじで。

2017年の日本人の平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.26歳と、いずれも過去最高を更新しました。ちなみに、この数値は、オギャーを生まれてからの平均値

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BtoBだからこそ「人間」に寄り添う

BtoBだからこそ「人間」に寄り添う

BtoB(マーケティング/営業)はBtoCと比較して、決裁者がひとりではなく複数、個人の感情よりも組織としての経済合理性が重視される、業界の慣習や複雑な商流が存在する、選定は短期ではなく長期にわたることが多い、などの特徴があると言われます。

商談も、名刺交換して、会議室で硬めのミーティングをして、提案書プレゼンして、見積り出して…とビジネスらしく、順を追って、合理的に進んでいく。

僕も、もう2

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ちょっとまて 最前線だぞ まだ来るな(フリーランス心の俳句)

ちょっとまて 最前線だぞ まだ来るな(フリーランス心の俳句)

SNS上では定期的に出てくるフリーランス論、人によって状況や環境や持っているスキルとコネが全然違うので一概にこれがベスト!は言えません。当たり前。

で、ポジショントークでそれぞれの立場をダメだと言われるとカチンと来てデュエルが始まっちゃうので戦う気はないけど、以下のツイートのような場合についてちょっと考えを書いておきます。

僕は今までこの質問をもらったことがないから、仮に母校の後輩さんに相談さ

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本の速読力を上げる5つの方法(ファイナルアンサー)

本の速読力を上げる5つの方法(ファイナルアンサー)

みんな「私、本読むの遅いんですよ~」と言う。そして、「もっと早く読めるようになりたい」「速読とか練習してみたい」とも。

大量の本を読もうとすると、誰もが自分の読書スピードの遅さに辟易してきます。

「こんなスピードじゃあ全部読みきれない。よし、速読の練習をしよう!」

だいたいこうなります。

でも、速読法って、なんだか怪しいじゃないですか。眼球を早く動かすとか、写真のようにシャッターを押す感覚

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【スキル編】2020年からのデザイナーの生き方予想2

【スキル編】2020年からのデザイナーの生き方予想2

前回、好評いただいたので、もうちょい解像度あげたスキルについて書いてみます。2020年以降、景気など周辺環境が落ち込むとして、周辺環境について書いたのが、前回の『2020年からのデザイナーの生き方(予想)』です

前段 = デザイナーが持つ二つの特性とスキル
そもそもデザイナーという職業は、他の職種の人だけでなく、デザイナーをも混乱させる不明瞭さがあると思います。
私としては、それはArt(芸術性

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「もうだいたい分かった」と錯覚しないために、定期的に一年生になる

「もうだいたい分かった」と錯覚しないために、定期的に一年生になる

早いもので、フリーランス生活4年目に突入しました。
初年度はもう何がなんだかわからなかった自営業としての生活。案件のご依頼があるたびにアドレナリンが出まくり、お見積書や請求書を発行するたびに「これで大丈夫かな?」とドキドキし、確定申告のわからなさにもがき苦しんでいた日々も、
数年やるとそれなりにこなれてきて、ある程度パターンが見えてくるようになりました。

「もうだいたい分かったから」と歩みを止め

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【リレー企画】軽蔑されてからが本当の勝負

【リレー企画】軽蔑されてからが本当の勝負

軽蔑という言葉について、いいイメージを持っている人はほとんどいないんじゃないだろうか?

【 軽蔑 (けいべつ)】
相手の人格・能力などを劣ったものと考えて、まともに相手にしないこと。いやしいもの、劣ったものなどとみなして、ばかにすること。
さげすむこと。
(例)軽蔑に値する振る舞い

要するに、軽くないがしろにするという事だ。

この時の「軽く」がポイントである。大した執着は持っていないし、別に

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