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ホワイトデーに、合理的配慮について考える
バレンタインデーにチョコレートを貰った。受付の中にいる十人ほどの女性たち「みんなから」として貰った。
義理のチョコレートである。「いつもお土産いただいてるので、そのお礼に」と、念押しされたので間違いない。
確かに時々、旅行の土産に菓子折りなどを買って渡してはいた。ちなみに、職場で関わる他の女性たちからは、頂ける気配はなかった。
十一時十五分、小会議室。
孤独に資料をまとめている時、小腹が空いた
こころも体の一部です(講演より)
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みなさんこんにちは。
今日は、お忙しい中、ずいずい元気になるために来ていただきまして、大変にお疲れ様そして有難うございます。
私、さきほどご紹介にあずかりました、ンマニ伯爵と申します。何をしているかと申しますと、ここにありますように「精神科医」と「産業医」ですね。精神科の診療所で働いたり、企業向けの労働衛生関連サービスを提供しているわけです。えーと、産業医、ご存知でしょうか。産業医も医者な
「過渡期」としての精神科
精神科とは、医学体系の中でも主に精神医学に基づいて精神に関する疾患を治療するための診療科ですが、「身体科」(私はあまりこの言い方を好まないんですが)と立ち位置がかなり異なる部分があります。
身体の病気のほとんどは、解剖学から組織学、生理学、病理学など「計測可能でビジュアル的に確認できるもの」をベースに持っており、それによって治療ターゲットが決まり、基本的には即物的に問題の解決を図ります。問題の解