記事一覧
「葬送のフリーレン」に学ぶ、昔話でイキることのヤバさを知るのが良い。
マンガ大賞をご存知だろうか?
(公式ロゴ:『マンガ大賞』公式HPより引用)
マンガ大賞(まんがたいしょう、英題:Cartoon grand prize)は、マンガ大賞実行委員会によって主催される漫画賞である。友達に勧めたくなる漫画を選ぶことをコンセプトにしている。発起人はニッポン放送アナウンサーの吉田尚記。2008年3月末に第1回マンガ大賞が発表された。
『マンガ大賞』Wikipediaより
「天幕のジャードゥーガル」に学ぶ、真実はいつもひとつ!だったら、きっと私達は楽しくない。
エンジニアとして入社した会社でマネジメントを主にやるようになってから、もうすぐ10年が経とうとしている。
近頃は任せられた仕事の枠を超えて、さらに広範な業務のマネジメントにも足を突っ込みつつある状況だ。
ものづくりの現場でバキバキに働き続けることを夢見た入社当時の私に、今の私はどんな声をかけてあげられるだろうか。部下の業務計画をデスクトップに映し、ため息混じりに修正しながら、思ってたんとちがうと
「メタモルフォーゼの縁側」に学ぶ、知らない人だけが知らない世界へ誘ってくれることを知らないフリしてる。
最近、高齢なキャラクターが活躍する漫画が密かに増え始めている。
しかも脇役ではなく、主人公格として描かれることが多く、正直戸惑ってしまう。幅広い年代が読者となった漫画の世界とはいえ、このようなトレンドが訪れることを誰が予想しただろうか。
ファンタジーが舞台の『辺境の老騎士』や、70歳で妊娠といった『セブンティウイザン』のように、ちょっと特殊な環境を仕立てるアクセントとして、高齢な主人公が採用さ
「めんつゆひとり飯」に学ぶ、 最良の選択と守るべき行動指針について。
選択を迫られている。
noteを始めて18ヶ月、もうすぐ40記事に到達しようかとしている。そもそもはインターネット芸人に憧れたことがキッカケで始めているので、バズってインフルエンサーになろう!とか、フォロワー1万人を目指そう!とか、世界平和を実現しよう!とか、そういった上昇志向は残念ながら持ち合わせていない。
上昇志向は持ち合わせていないが、それでも自分が書いた記事が読まれることは嬉しい。フォ
【雑文】拝啓、NUMBER GIRL様
拝啓 向暑の候、 NUMBER GIRLの皆様におかれましては、ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。
皆様の音楽と出会ってから、はや20年が過ぎようとしております。
当時、大学生に入学したばかりの私は、初めての一人暮らしにアルバイト、慣れない環境や人間関係、専門領域の勉強と、精神的に少しの余裕もありませんでした。もともと根が暗い私は積極的な人付き合いが出来ず、暫くの間は、一人きりで堕落し
「ゴールデンカムイ」に学ぶ、私たちに世界の美しさは理解できないし、人間の心には愛がない。
『ゴールデンカムイ』が完結した。
本作は莫大な金塊を巡る冒険活劇がメインストーリーではあるが、アイヌの文化である狩猟に男性陣の強烈なサービスシーンと、混沌とした魅力がギュッと詰まった稀有な作品であった。
公式キャッチコピーの「和風闇鍋ウエスタン」は言い得て妙だ。
期間限定で公式アプリ全話無料キャンペーンを展開したり、東京ドームシティを皮切りに京都・福岡とゴールデンカムイ展を予定したりと、終盤は
【雑文】現代アートを学んだら、コロッケそばを食べることになった。
アートが語れるようになりたい。
私は芸術が語れてこそインテリという、根拠のない思い込みをしている。そのため、何度か絵画史を学ぼうと関連書籍を読んだことがあるのだが、全く身につかぬまま今日に至ってしまった。
こんなに身につかないのは、むかし薬学部に通うキレイなお姉さんとシュールレアリズム展に行った際に、「わたし動物実験があるので帰ります」と言われた経験が、心に深くキズを残したからかもしれない。
「その着せ替え人形は恋をする」に学ぶ、完璧な漫画と不合理な現実。
久しぶりにヘッドハンティングの打診をされた。
以前はそれなりにあったのだが、マネジメント業務が多くなってからは久しかったので、少し驚いた。エージェントになぜ声をかけてくれたのかと伺ったところ、依頼先が数年前に私が投稿した論文を読み興味を持ってくれたことがきっかけだと教えてくれた。
よくもまぁ、あんなインパクトファクターの低い雑誌の論文を読んだなと感心してしまった。とりあえずWeb面談をすること
「UQ HOLDER!」に学ぶ、人生の短さの割に、愛を知ることは無理ゲー。
1ヶ月ぶりの更新である。
これまで、なんとなく隔週を目標に更新をしていたのだが、この3月は仕事にプライベートにと忙しく、本もマンガもあまり読むことが出来なかった。断じて、エルデンリングをやっていたわけではない。
毎年のことではあるが、会社員にとって3月ほどイヤな時期はない。年度の成果を報告し、来年度の目標を宣言し、予算を獲得しなければならないこの時期は、穏やかな陽気の訪れとは裏腹に、背筋を簡単
「税金で買った本」に学ぶ、どんなに技術が進歩しても結局僕らは分かりあえない。
『死体格差』という本を読んだ。
法医学解剖医である著者が、長年に渡る解剖経験から社会における格差を語るといった内容で、これが非常に面白かった。著者の個人的な感想に留まらず、統計的なデータも交えて語られる「異常死と格差の関係」は、真摯に学問を通じて導き出された一つの結論なのだと、心に深く残るものであった。
また異常死にまつわる解剖の話ひとつひとつが全く知らないことばかりで、とても興味深かった。特
「るろうに剣心」に学ぶ、マンガに慣れてしまった私たちが團菊爺・菊吉爺にならない方法。
初めてマンガを読んだ時のことを、今も鮮烈に覚えている。
なんの気まぐれか、当時6歳の私に父親が買ってきたマンガが『ドラえもん』の5巻であった。もう一度言おう。初めて買ってもらったマンガは『ドラえもん』の5巻だ。
なぜ1巻を買ってくれなかったのかは、あれから30年以上経つ今も謎のままである。本屋に5巻しかなかったのか、それとも何も考えていなかったのか……。
しかし5巻には名作「ドラえもんだらけ
「パティシエさんとお嬢さん」に学ぶ、外見至上主義や原作リスペクトよりも、大事なものがある。
働く環境がガラッと変わってから、はや二年が経とうとしている。
わたしの職場は、在宅ワークの制限なし+完全フレックス制を導入しているため、かなりフレキシブルに働くことができる。月に規定の時間さえ働いてしまえば、「今日は2時間だけやって帰ろう」なんてことも制度的には可能だ。制度的には。
とはいえ、昔に比べればかなり便利になったと思う。雨降ってダルいなとか、今日は寒いな、なんて理由で出社の予定を在宅に
「わたしの幸せな結婚」に学ぶ、大衆の幸福と埋まらないギャップ。メシアの救済から解放されよう。
冬休みはまたたく間に去り、あっという間に仕事初めとなってしまった。幸せな時間は長くは続かないものだ。
今年は特に短い冬休みであった。
振り返ってみると、両実家に子供の成長を見せに行ったくらいで、特別なことは他に何もしなかった。忘年会もやらなかったし、積んであった本も、たまには遊ぶかと買ったゲームソフトもほぼ手つかずのままだ。
結婚してから10年以上が過ぎ家族も増えると、自分だけの時間は激減した
【雑文】インターネット芸人に憧れた1年
インターネット芸人に憧れた1年だった。
彼を知ったきっかけは忘れてしまったが、教養に裏付けされた骨太な主張と、切れ味の良い文章やコンテンツにすっかりハマってしまい、通勤途中や仕事の休み時間に彼のプロデュースするPodcastを聞いて過ごす日々が続いている。
インテリを自称する彼を見て、自分も少しは賢くなりたいなと影響を受けるのに時間はかからなかった。インプットがしょぼい人間はすぐに影響を受けてし
「ベルセルク」に学ぶ、屍の上に立てない僕が"お前もう船降りろ"と言われたあの日。
年末は自然と明るい気持ちになる。
年度末と違って仕事に追われることは少ないし、クリスマスや正月など明るめなイベントも多い。この時期は心置きなくガッツリ休みたいので、部下の有給休暇取得をそれとなく促すことが毎年の恒例行事となっている。年末年始なんか休んだらええねん、の精神である。
そんな中、個人的にはとても悲しい知らせが届いた。同じ部署の優秀な、本当に優秀な子が退職するという知らせであった。
彼
「デイズ・オン・フェス」に学ぶ、チルくて地獄な音楽フェスにようこそ!陰キャも惹かれる”n=1の感動”。
『三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2021」』にて、2021年を代表する新語が発表された。応募総数1,525通から選ばれた大賞は「チルい」であった。
もともとは、落ち着くという意味であるChill outが俗語として形容詞化したのが「チルい」だそうだ。私はYoutuber・DJ キャブヘイさんの動画狂いなので、「ンギモッヂイイ!!!」と共に「チルい」については認知していた。
(安定の面白