ぺぱおくん

三度の飯よりお酒と仕事が好き。そんなご機嫌「バリキャリ」女にもそれ以上に大好きな家族が…

ぺぱおくん

三度の飯よりお酒と仕事が好き。そんなご機嫌「バリキャリ」女にもそれ以上に大好きな家族ができちゃった!?「ワーママ」なんて型にハマりたくない性分。自分らしくいられればそれでいいじゃない、仕事も育児も最高のエンターテイメント。愛する夫と犬と子供たちに囲まれてNYで弁護士やってます。

記事一覧

二度目の職場復帰に思ふ

早起きしてシャワー済ませて、起きてきた子供たちギューと抱きしめて、夫と手分けして朝ごはん与えてオムツ変えて着替えさせて、夫にデイケアの持ち物準備してもらってる間…

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育休ってなんなんだろうね

2カ月に渡る日本滞在を終えてNYに帰還。完全に昼夜ひっくり返ってしまった息子が母が勝手に寝ないよう目ん玉をかっぴらいて暗闇の中から見つめてくる午前3時、睡眠は諦めた…

ぺぱおくん
2か月前
25

親父

今日は少し、父のことを書こうと思う。 私は父が四十五の時に生まれたひとり娘で、物心がついたときには父は五十路、子煩悩で家庭的で爽やかな令和の理想のお父さん像から…

ぺぱおくん
4か月前
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理不尽と生きる

先日我が家のゴラムちゃん(長女・17ヶ月)にキックボードを買い与えてみた。産まれたときから身体が強く良く動く娘だったので、対象年齢2歳~だけどまあいいか、と与えて…

ぺぱおくん
5か月前
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ホルモンに勝てないおとなたち

我が家にBaby No.2がやってきて1カ月経った。 去年書いたnoteを何度も読み返し、出産~産後のスマートな乗り切り方を繰り返しシミュレーションして臨んだ第二子出産。3プッ…

ぺぱおくん
6か月前
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薄ら笑いのテキトー育児

日本に住む母には、娘の成長を動画や写真を送ったりテレビ電話で話したりしながら共有するようにしている。私は小さい時からどっぷり母っ子で、今でも彼女への感謝や尊敬の…

ぺぱおくん
7か月前
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二太郎

早いもので、自分の中では長く感じた気がした今回の妊娠もついに来週で臨月に入る。1回目よりお腹は高速で大きくなり、骨盤痛や恥骨痛もひどい。娘のときはお腹が締まらな…

ぺぱおくん
8か月前
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駄々っ子参上

夫が、先週から出張でいない。 数カ月前、夫から出張の相談を受けたときに最初に思ったのは「寂しいから嫌だ!」であり、その直後に思ったのは、「身重の妻を1歳児と置い…

ぺぱおくん
9か月前
18

パパの流儀

子育てに関することは基本いつも夫と一緒にやったり共有したり相談したり、ギャップを感じることが極めて少ない我が家でも、気づくと私と夫とで娘とのかかわり方に自然と違…

ぺぱおくん
10か月前
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お見合いおばちゃんはむずかしい

先日、久しぶりに連絡をとった友人から、「顔が広そうだから」ということで、その友人の「婚活中」の女友達に誰か素敵な独身男性を紹介してもらえないかと打診された。直接…

ぺぱおくん
11か月前
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波乗りジョニー

先週は休暇でカリブ海へ。どこまでも青い海と強烈な日差し、10か月の娘は海岸に打ち寄せる波にひっくり返され号泣しながら自然の力というものに触れていた。波の威力はすご…

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それゆけ、親衛隊

友人から日本ではスープストックが炎上しているらしいと聞き、ネットを見てみてあらあら・・・。色々誇張されていたりほんの一部のツイートが拡散されて大袈裟に報道されて…

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育児と仕事の「両立」って実際の所...

妊娠中、育休中、私が恐れおののいていた「育児と仕事の両立」について、3カ月くらいやってみての現時点での感想を書いてみようと思う。 と書いてみてまず「両立」という…

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穴あきパンツと夫の背中

お世話になっている産婦人科の先生とこの前話していて、「旦那さん、よくやってくれていますか?」と聞かれた。「いやもうすごいですよ。なんでもやってくれますよ。彼あり…

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淡々マシーンの憂鬱

仕事へのアドレナリンを喪失したという話を前回書いた。 引き続き喪失したままで、と言いつつ私の働き方は独身時代と何も変わっていない。8時~18時で預けられるデイケ…

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奪還したもの喪失したもの

ついに職場復帰、コンクリートジャングルに帰ってまいりました。 まず朝起きられるのか、四六時中メールちゃんとチェックできるのか、限られた時間の中で物事を効率的にこ…

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二度目の職場復帰に思ふ

早起きしてシャワー済ませて、起きてきた子供たちギューと抱きしめて、夫と手分けして朝ごはん与えてオムツ変えて着替えさせて、夫にデイケアの持ち物準備してもらってる間に着替えてメイクして、子供たちをダブルストローラーに括り付けてバタバタと家を出る。こんなに可愛くて愛おしくて何よりも大切なキッズだけど、先生たちに引き渡して、ストローラーをポイして、身軽になってオフィスに向かう瞬間、水面からやっと顔を出せた

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育休ってなんなんだろうね

2カ月に渡る日本滞在を終えてNYに帰還。完全に昼夜ひっくり返ってしまった息子が母が勝手に寝ないよう目ん玉をかっぴらいて暗闇の中から見つめてくる午前3時、睡眠は諦めたので熱い珈琲淹れて(なんてオシャレな漢字使ってみたけどインスタントですけどね)、静かにnoteをしたためる時間にすることにした。ちなみに息子は私の足元のバウンサーで小さく唸り続けている。娘の方は今のところ三度ほど強烈な夜泣きをかましてき

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親父

今日は少し、父のことを書こうと思う。

私は父が四十五の時に生まれたひとり娘で、物心がついたときには父は五十路、子煩悩で家庭的で爽やかな令和の理想のお父さん像からはかけ離れた、ギラついた破天荒な「昭和のオヤジ」だった。基本家にいなかった父との幼い頃の思い出と言えば、年に一度の家族旅行でプールに放り投げられたり、まだ2歳なのに3歳と嘘をついて遊園地のジェットコースターに乗せられたり、父に抱き抱えられ

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理不尽と生きる

先日我が家のゴラムちゃん(長女・17ヶ月)にキックボードを買い与えてみた。産まれたときから身体が強く良く動く娘だったので、対象年齢2歳~だけどまあいいか、と与えてみてびっくり。1回目は押したり引いたり、パパに支えてもらったりしながらキックボードの構造の理解に努めていたのが、2回目ふと気づいたら片足乗せてもう一方の足で軽やかに地面を蹴りながらスイスイ進んでいるではないか!どんなラーニングカーブだよ

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ホルモンに勝てないおとなたち

我が家にBaby No.2がやってきて1カ月経った。
去年書いたnoteを何度も読み返し、出産~産後のスマートな乗り切り方を繰り返しシミュレーションして臨んだ第二子出産。3プッシュでつるんと産まれてきた我が家の長男は自分の立ち位置を良く理解していたと見えて、長女を中心に回る我が家の端っこにひっそりと生息し、時折控えめに空腹のリマインダーをくれる以外は口を真一文字に結んで宙を睨んでいる(か、寝ている

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薄ら笑いのテキトー育児

日本に住む母には、娘の成長を動画や写真を送ったりテレビ電話で話したりしながら共有するようにしている。私は小さい時からどっぷり母っ子で、今でも彼女への感謝や尊敬の気持ちはかなり大きい。ただ、自分が母親になってみると、母が姑じゃなくて本当に良かった、と思う。(笑)強い信念をもって子育てに向き合ってきた母だからこその、「べき」論は、なかなかに令和の母親には受け入れがたいときもあり、「子供が小さいのに母親

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二太郎

早いもので、自分の中では長く感じた気がした今回の妊娠もついに来週で臨月に入る。1回目よりお腹は高速で大きくなり、骨盤痛や恥骨痛もひどい。娘のときはお腹が締まらないデザインの小洒落た服を好きなブランドで買ったりしていたけれど、1歳児に引っ張られ舐められどうせ汚れる、丸洗いできるネット通販のマタニティワンピースがいちばん活躍する。

年子は基本あらゆるものをそのまま使い続けることができるから楽だ。一部

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駄々っ子参上

夫が、先週から出張でいない。
数カ月前、夫から出張の相談を受けたときに最初に思ったのは「寂しいから嫌だ!」であり、その直後に思ったのは、「身重の妻を1歳児と置いていくのかコノヤロー(毎日サウナ行くつもりでしょ)」であった。しかしそこは私も良い歳したオトナ。仕事で迷惑をかけるのは完全にお互い様。平日夜ナニーさえ来てくれればオペレーションは回るし、駄々こねるのはやめて気持ち良く送り出そう、と考え直した

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パパの流儀

子育てに関することは基本いつも夫と一緒にやったり共有したり相談したり、ギャップを感じることが極めて少ない我が家でも、気づくと私と夫とで娘とのかかわり方に自然と違いができてくるものだ。家族への愛情の塊みたいな最高の夫でありパパである彼だが、その行動には口あんぐりなんてことも多い。これが男女の性差から来るのか、もともとの性格の違いなのかはわからない。二児の母である我が家のナニーは男親ってそうだよねとよ

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お見合いおばちゃんはむずかしい

先日、久しぶりに連絡をとった友人から、「顔が広そうだから」ということで、その友人の「婚活中」の女友達に誰か素敵な独身男性を紹介してもらえないかと打診された。直接の友人から「誰か良い人いない?」と聞かれることはよくあるけれど、友人の友人となると人となりもわからないし、全くどこから手を付けて良いかわからない。写真を拝見したら綺麗なかただったしご経歴も素晴らしいし、年齢も所謂"適齢期"で文句のつけようが

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波乗りジョニー

先週は休暇でカリブ海へ。どこまでも青い海と強烈な日差し、10か月の娘は海岸に打ち寄せる波にひっくり返され号泣しながら自然の力というものに触れていた。波の威力はすごい。うまく身を任せられれば気持ちがいいが、ぼーっとしていると飲まれるし抗おうとすると消耗する。ここ数年、いきなりやってきた大きな波に乗り続けた私は、気づいたら色んな景色を見ながら想像もしていなかった場所に想像もしないスピード感で移動してき

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それゆけ、親衛隊

友人から日本ではスープストックが炎上しているらしいと聞き、ネットを見てみてあらあら・・・。色々誇張されていたりほんの一部のツイートが拡散されて大袈裟に報道されているだけなのだと思うけれど、まあでもおそらくこれって結構氷山の一角だよね。ネット上で匿名で文句を言うのはなんだかなあと思うけれど、堂々と言うことが許されないpolitically incorrectな感情が人の心には渦巻いているのもまた事実

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育児と仕事の「両立」って実際の所...

妊娠中、育休中、私が恐れおののいていた「育児と仕事の両立」について、3カ月くらいやってみての現時点での感想を書いてみようと思う。

と書いてみてまず「両立」という言葉に違和感を覚える。この3カ月間、私は確かに「仕事人」であり「母」でもある。でも、所謂「両立」をしている、ジャグリングをしている、やることが二倍になった、時間が足りない・・・そういった実感は特にない。半年前くらいの自分に、「大丈夫、大丈

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穴あきパンツと夫の背中

お世話になっている産婦人科の先生とこの前話していて、「旦那さん、よくやってくれていますか?」と聞かれた。「いやもうすごいですよ。なんでもやってくれますよ。彼ありきで子育てが回ってます。」なーんの変哲もない、普通のやりとり。ただよく考えると、このやりとりすらやっぱちょっと変なんだよね。「良いお父さんしてるらしいじゃないですかー!」と言われた夫も心なしかキョトンとしていた。たしかに、私も「良いお母さん

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淡々マシーンの憂鬱

仕事へのアドレナリンを喪失したという話を前回書いた。
引き続き喪失したままで、と言いつつ私の働き方は独身時代と何も変わっていない。8時~18時で預けられるデイケア+18時~22時のナニーという完全カバレッジを確保し、いつなんどきアージェントの仕事が飛んできても対応できるようにしている。携帯は片時も手放さず、金曜の夜だろうが週末だろうが休日だろうが関係なく稼働する。クライアントと上司のメールは即返信

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奪還したもの喪失したもの

ついに職場復帰、コンクリートジャングルに帰ってまいりました。
まず朝起きられるのか、四六時中メールちゃんとチェックできるのか、限られた時間の中で物事を効率的にこなすってどうやるんだっけ、娘シックにならないか、おしゃれなオフィスファッションってどんなだったっけ、そもそも法律覚えてる? なーんていろいろな不安に押しつぶされそうになりながらの恐る恐るの復帰でしたが、あれ?6か月の育休生活がなんだかポコッ

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