人間の労力や時間のほとんどは、一応「仕事」という名前がついているだけの、何のために/誰のためにあるのかよくわからない無意味な「作業」ないし「運動」で費やされて…
私は、中学校教諭として勤務校に籍を置きながら、現在校区3つの小学校5、6年生の児童たちに授業をしている。 教員人生26年目で初めての経験をさせて頂いている。 1ヶ月…
「なぜ、教育に改革が必要なのか」と聞かたら、何と答えるだろうか。 私はこう答える。 「私が初めて教壇に立った二十代の頃からあまり変わっていないから」と。 …
(昭和に求められた価値) 正解・予測・モノ・利便性・機能・知識・経験・根性・努力・一所懸命 (令和に求められる価値) 問題・構想・意味・情緒・ロマン・発…
市町村によって異なるが、それぞれの新学期が始まる。 「優しい先生」と「甘い先生」は、似ているようで全く違う。 荒れていく原因が、「学校の経営方針が」とか、「学年…
悩んでいる人というのは、本当に動かない。 「他と違うことをやりたい」と言っている。 私が思うのは、その時点で他を意識している。 どうすればいいか。 トップに立た…
明日から新年度の始まり。新しい出会いが楽しみでしかないね。 皆さんも新しい環境で、自分の生きる「価値」を見つける冒険に出ましょう! 「バカにされても、馬鹿ではな…
年度末で色々振り返る時期が来た。 総じて感じることがある。 「問題」なのはむしろ、予定調和の教育しかできない教育システムと、 自分の理想を子どもに押し付ける親の…
おそらく何百人と出会ってきた中で、 たった一人から言われたことを気にして、 萎縮してしまうなんてもったいない。 もらった才能や勲章は、決して自分を威張らせるため…
この春、卒業していった子どもたちへのメッセージ。 これからの新しい社会に出ていく君たちには、少し早いかもしれないが、是非聞いておいてほしい。 様々な決定権は偉い…
ビルは高くなったが、人の気は短くなり、 高速道路は広くなったが、視野は狭くなり、 お金を使ってはいるが、得る物は少なく、 たくさん物を買っているが、楽しみは少な…
どの学校でもどのクラスでも当たり前に掲示している「授業規律」。 文字通り、小中学校では、授業に対しての生徒の心構えを示す掟である。 最近はこれをよく「○○ス…
上司からやらされるものは、「仕事」ではなく、それは、「作業」。 本当の「仕事」は、主体的でクリエイティブなものだ。 今年の私の「仕事」は、転勤したての学校を変え…
具体的に体験したことを、自身で振返り、一般化し、自分の引き出しに入れること、そして、それを再利用できる形にすること、それがスキルを修得するということであり、成…
私立高校、公立高校受験も目前。今年度ももうすぐ終わる。 皆さんのお子さんの通われている学校やクラスはどうだったのだろうか。 経験上、4月から平和ボケしている学校や…
リスペクトする指導者の一人。その方のお言葉を。 人間には2つのタイプがいる。 心のコップが上を向いている人と、下を向いている人。 心のコップが上を向いていれば…
東 義倫(YOSHINORI AZUMA)
2024年5月8日 15:54
人間の労力や時間のほとんどは、一応「仕事」という名前がついているだけの、何のために/誰のためにあるのかよくわからない無意味な「作業」ないし「運動」で費やされている。 例えばエクセルを開いて、閉じて、開いて、閉じてという指先ラジオ体操で今日の貴重な一日を終えた人は日本だけでも百万人以上いるだろう。 もしかしたらこうした時間の無駄に耐えられず、「こんな仕事、意味あるんですか」という禁句を発して
2024年5月3日 09:32
私は、中学校教諭として勤務校に籍を置きながら、現在校区3つの小学校5、6年生の児童たちに授業をしている。教員人生26年目で初めての経験をさせて頂いている。1ヶ月が過ぎ、中学入学前の児童たちと直に触れ合いながら、ふと感じることがあった。この目の前の小学生たちが、「働き盛り」となり、家庭を持ち、子育てを始める30代半ば頃、世界は2050年を迎えている。地球環境を救うためにカーボンニュー
2024年4月30日 22:03
「なぜ、教育に改革が必要なのか」と聞かたら、何と答えるだろうか。 私はこう答える。 「私が初めて教壇に立った二十代の頃からあまり変わっていないから」と。 学校の役割は、子どもたち一人ひとりをただ伸ばすことではなく、平和な世の中が来ないのではないかと本気で思っていた。 だから、どうすれば平和が勝ち取れるかというのを学ぶところが学校だと思っていたが、若手の時はうまく説明することができな
2024年4月29日 13:06
(昭和に求められた価値) 正解・予測・モノ・利便性・機能・知識・経験・根性・努力・一所懸命 (令和に求められる価値)問題・構想・意味・情緒・ロマン・発想力・想像力・ネットワーク・フットワーク皆さんや皆さんの職場では、この対比にしっかりと思考のフルモデルチェンジはできているか。いつまでも残る昭和遺産。それは、「年功序列制度」定年までゆっくり何もしなくても、部下が問題を起こさ
2024年4月7日 11:07
市町村によって異なるが、それぞれの新学期が始まる。「優しい先生」と「甘い先生」は、似ているようで全く違う。荒れていく原因が、「学校の経営方針が」とか、「学年の取り組みが」ではない。「安全を確保してくれるか」子どもたちは本能的に先生のことをよく見ている。その先生のことを試したりもする。わざと悪い事をしてみたり、どこまでやったら怒られるのかを試す。先生はそこを見落とさないで
2024年4月3日 19:50
悩んでいる人というのは、本当に動かない。「他と違うことをやりたい」と言っている。私が思うのは、その時点で他を意識している。どうすればいいか。トップに立たばいい。トップに立つと分かる事がある。例えば、マラソンを走っていたら、目の前に人が映るのは二番目以降の人だ。トップに立つと、自ずと誰も見えなくなるし、誰も意識しなくなる。また、昔から思っている事だが、信号機の「青
2024年3月31日 08:22
明日から新年度の始まり。新しい出会いが楽しみでしかないね。皆さんも新しい環境で、自分の生きる「価値」を見つける冒険に出ましょう!「バカにされても、馬鹿ではない」「花は咲く場所を選びはしない」「完璧な人に完璧主義はいない」「幸せはいつも、自分の心が決める」「配られたカードで勝負するしかない」「不機嫌は、無力の暴力」「見たい景色がある方が前」「真剣になれ、深刻になるな
2024年3月27日 14:05
年度末で色々振り返る時期が来た。総じて感じることがある。「問題」なのはむしろ、予定調和の教育しかできない教育システムと、自分の理想を子どもに押し付ける親の方。「個性」という言葉の不在には、理由がある。明治以来、日本の学校教育はシンプルな目的を持って行われてきた。それは、海外の列強に追いつくための当時の国家スローガンだった、「富国強兵」を最短距離で実現するための「工場・戦
2024年3月26日 09:41
おそらく何百人と出会ってきた中で、たった一人から言われたことを気にして、萎縮してしまうなんてもったいない。もらった才能や勲章は、決して自分を威張らせるためにあるんじゃない。その力を使って、誰かを喜ばせるためにあるもの。人によって態度や話し方を変えない。これが基本。相手を否定するのではなく、相手との価値観の違いを理解する。一流の人は、他者ではなく、過去の自分を比較対象
2024年3月24日 07:49
この春、卒業していった子どもたちへのメッセージ。これからの新しい社会に出ていく君たちには、少し早いかもしれないが、是非聞いておいてほしい。様々な決定権は偉い人だけが持つ特権だと思われているが、違う。「決定権」は、覚悟だ。「面白いのですが、一旦持ち帰って、上の人間に確認します」という新人と、「それ、面白いので、僕が何とかします」と言い切る新人。同じ新人でも、後者には覚悟がある
2024年3月16日 12:26
ビルは高くなったが、人の気は短くなり、高速道路は広くなったが、視野は狭くなり、お金を使ってはいるが、得る物は少なく、たくさん物を買っているが、楽しみは少なくなっている。家は大きくなったが、家庭は小さくなり、より便利になったが、時間は前よりもない。たくさんの学位を持っても、センスはなく、知識は増えたが、決断することは少ない。専門家は大勢いるが、問題は増えている。薬
2024年3月15日 12:18
どの学校でもどのクラスでも当たり前に掲示している「授業規律」。 文字通り、小中学校では、授業に対しての生徒の心構えを示す掟である。 最近はこれをよく「○○スタンダード」とも呼んでいる。 一度、授業が始まってしまえば、その焦点化された規律を生徒が遵守しているかどうかを一人一人、一つ一つ細かくチェックすることはまずない。初めのうちは生徒の気持ちが新鮮で、守ろうという意識よりも緊張感でいっぱ
2024年3月6日 16:16
上司からやらされるものは、「仕事」ではなく、それは、「作業」。本当の「仕事」は、主体的でクリエイティブなものだ。今年の私の「仕事」は、転勤したての学校を変えることだった。やるなら、ドラスティックに、そして、ドラマティックに。周囲のハレーションが多いことも覚悟の上。変えるのには、結構パワーがいる。前例がなかったりすると、そこには不安がある。でも、やるんです。「私、失敗
2024年2月25日 15:48
具体的に体験したことを、自身で振返り、一般化し、自分の引き出しに入れること、そして、それを再利用できる形にすること、それがスキルを修得するということであり、成長するということ。「学ぶ力」と言ってもいいと思う。「内省力」とも深い関係があり、人や組織の成長のために大切なことに「目標を設定する力」がある。 これが適切であるか否かにより、プロジェクトや、ひいては、人や組織の成長に大きな影響があると
2024年2月18日 10:17
私立高校、公立高校受験も目前。今年度ももうすぐ終わる。皆さんのお子さんの通われている学校やクラスはどうだったのだろうか。経験上、4月から平和ボケしている学校やクラスは、その年の6月頃から大体荒れだす。このメカニズムは、大人社会でもよく見る光景だ。4月は緊張し、5月の連休で緩み、その後、明確なビジョンや達成目標、また、その計画性もない組織やチームが迎えた6月は梅雨の湿気とともに大いに崩れ
2024年2月17日 15:42
リスペクトする指導者の一人。その方のお言葉を。人間には2つのタイプがいる。 心のコップが上を向いている人と、下を向いている人。 心のコップが上を向いていれば、周りの人のタメになる話や教えてくれた内容、自分の起きた出来事の全てが、水を注ぐかのように、どんどんコップに入っていく。 生き方も前向きになり、素直な考え方ができ、真剣に物事に取り組める。 反対に心のコップが下を向いていると、周りの