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#0 運動と脳の関係性について
はじめにここ数年、運動能力と認知機能の関係がとても気になってます!
脳が身体を支配しているという考え方が一般的ですが、実は逆に身体から脳に影響を与えることがあるらしい。
せっかくなので、『運動』という一面からコミュニケーションや社会性など『認知機能』の関係についても考えていきたいです。
いま、気になること・運動と認知能力の関係
・感覚-運動統合
・栄養と運動機能
・コオーディネーショントレー
#30 たった3秒筋トレするだけで効果が出る!
パッと見では怪しいタイトルですが、最近国際誌に採択された面白い研究なので、ぜひ最後までお読みください!
筋トレにどれぐらい時間をかけてる?筋トレで効果が出るには、1回にどれぐらいの時間が必要だと思いますか。
身体を動かすことは大事と分かっていても、日々の生活でなかなか時間が取れない方が多いのではないでしょうか。
そんな方に朗報です!
筋トレ時間は、たった『3秒』です!
1・2・3、これだ
#29「全国大会優勝」×「サバイバーズバイアス」
スポーツの魅力先日、「ミライ☆モンスター」という番組が放送されていました。
この番組をご覧になっている方も多いかもしれませんが、将来有望なスポーツ選手(ミライモンスター)を取り上げる番組です。
今回は、女子フィールドホッケー選手が取り上げられていました。
その選手を含め幼馴染4人で苦楽を共にし、いよいよ全国大会に臨むというストーリーです。
卒業後は4人別々の進路となるため、全員でフィールド
#28 そのアイシングって正しいですか?③
これまで、近年のケガ後のアイシングについて話をしてきました。
そのアイシングって正しいですか?①
そのアイシングって正しいですか?②
今回は、ケガ後の急性期/亜急性期対応についての紹介です。
ケガ対応の変遷
これまでに、ケガ時の対応について様々な方法が検討されています。
■ ICE
■ RICE(Rest Ice Compression Elevation)
■ PRICE(RICE+P
#23 「魔改造はなぜ成功するのか」×「スポーツ指導」
今回は、倉野信次氏の著書「魔改造はなぜ成功するのか」から、スポーツ指導について考えてみたいと思います。
倉野氏は、プロ野球選手(投手)を経験され、現在はソフトバンクホークスファーム投手統括コーチを務められています。
ソフトバンクホークスの千賀選手などをコーチングされたことで手腕を高く評価されている方です。
と言っても、私も少年野球しか経験はありません。苦笑
ですので、野球の技術的な話は抜きに
#21 ベルンシュタインから考える15『巧みさとその特徴』その2
巧みさの核心
これまで述べてきたように、巧みさの特徴は「資源を利用すること」です。この資源を利用する際には、「受動的」な側面と「能動的」な側面が存在します。
「受動的な側面」は、動作の着実性あるいは安定性と呼ぶことが出来ます。例えば、外乱の影響を受けながら、動作を遂行したり、運動課題を解決したりする際に役立ちます。
一方、「能動的な側面」は、運動の先見性として理解できます。つまり、環境による外
#20 ベルンシュタインから考える14『巧みさとその特徴』その1
ついに最終章突入です。
今回から、「巧みさ」について考えていきます!
巧みさとは何か?
早速ですが、次のうち、巧みさが現れているのはどちらでしょうか。
短距離走者がトラックを走っている。彼はライバルたちを一気にごぼう抜きして先頭でゴールした。そのフォームはとても美しく、無駄のない動きであった。
兵士は敵より先に目的地にたどり着かなくてはならなかった。森の陰に隠れる敵を察知し、相手の動きを予測
#19 ベルンシュタインから考える13『練習と運動スキル』その2
前回は、「背景レベルに委託する段階」までの話でした。今回はさらに掘り下げていきたいと思います!
動作の自動化ベルンシュタインは、「自動化は、背景で働く自動性を新たに精緻化し、動作の調整をひとつずつ低次のレベルに切り替えていくことであり、止むことのないプロセスである」としています。
これは適切な背景レベルでの調整が強化され、その後に背景レベルが先導レベルから独り立ちし、新たな自動性を引き受けるよ
#18 ベルンシュタインから考える12『練習と運動スキル』その1
今回からは、練習による可能性と運動スキルについて見ていきたいと思います!
練習可能性について
哺乳類のような生物では、ある活動の経験を長く積めば、その分だけ実施した動作や活動が上達します。このような特徴を練習可能性と呼びます。
つまり、動作や行為の繰り返しは、何度も(より良く)運動課題を解決し、解決に至る最良の方法を発見するために必要とされるのです。
生物(主に哺乳類)は生きていくなかで、突
#17 ベルンシュタインから考える11『動作構築のレベル』その5
前回まで各レベルについて見てきました。
今回は、そのまとめになります。
巧みさの種類について
巧みな運動とは、先導レベルと背景レベルの2つの特徴を持ちます。
先導レベルでは、切り換えが可能で、資源を利用し、機動性がある点を指します。また背景レベルでは、調和がとれている、従順で正確に仕事をこなす、という特徴を持ちます。
この関係を『騎手』と『馬』に例えると、巧みさは、想像力を働かせ起点のきく騎