記事一覧
完璧な欠落といびつさが欲しい
人間の魅力が欠落、いびつなところにあるというならわたしはどうなのだろうか。凡庸ないびつさばかりでその辺にいる妖怪と大差ないのではないかなど思ってしまう。
人に話してこなかったが、わたしは幼少期から特に小学一年生から、新しい環境に身を置くと平気で他人に嘘を吐く癖があった。大きな嘘をひとつ吐いて、そのあとにちいさな嘘を重ねて辻褄合わせをしていくことが多かった。新しい環境に置かれた自分は自分の思う、も
友人との再会、撮られること
昨日、一年半ぶりに再会した友人は髪が肩下くらいまで伸びていて、ふわふわの赤茶色の髪の毛に白いブラウスとモザイクタイルのような柄のワンピースを合わせていて可愛らしい姿だった。
一年半前に初めて会ったとき、彼女はわたしを撮りたいと言ってくれた。そしてわざわざ遠くから来てわたしを撮ってくれた。そのときの楽しさをずっと宝物のように大事にしてきたし当時の写真は今でもだいすき。
しかし今日は撮られるという
呪い、彼女、わたしの祈り
あるときから自分の笑顔が嫌いだ。こんなふうに醜くしか笑えないことへのコンプレックス。
中学生くらいまではALTの先生や会う人たちによく笑顔を褒めてもらえた。わたしは笑った顔が一番いいのだ、そう、思い込んでいた。
その思い込みはわたしがもう何年前だったかも振り返るのも億劫になるほどの記憶になってしまった初めて同棲した彼がわたしの実家へと泊まりに来て、母に挨拶をしにきたとき、そのときにアルバムを共