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大切にすること 守ること
質の良い音楽を浴びたいと思い、バスに飛び乗ろうとしたらこけた。宙に浮いてから地面に体をつけるまでの間、運動神経の話を思い出した。中学校の理科で交感神経や副交感神経の話の流れで運動神経など存在しないことを習ったときのことである。「運動神経なんて存在せんらしいよ!!」父に新しい知識をひけらかすと「そうよ。もし大人になってもこける人は病院に行ったほうがいいんよ。運動神経に異常がありすぎる。」という返
もっとみる大丈夫。あなたからみえているものを誇張したり誤魔化さなくてもいいし、否定しなくてもいい。ただどうしてもそれをみるのが辛くなったとき、ふわふわした泥沼の中に頭を突っ込んでみるのもありかもね。でもそれは、誰が奪うことも模倣することも取って代わることのできない、あなた自身のものよ。
全てを放棄したい私へ
恋人にNANAを貸してもらった。読めば読むほど元気が出るのと同時に喉が渇いた。漫画でも小説でもドラマでもいい作品であればあるほど喉が渇くのは昔からの癖、小さい頃は冷蔵庫で作られる氷をその都度パクパク食べていた。NANAを読んでいると、白紙だったはずの紙からペンで線を描くだけで生まれる、NANAしか持っていない間、行間、空気感に魅せられる。渇きは、作品からもらう「げんき」と、私の中にある何かを表現し
もっとみる音に聞く ぬれもこそすれ
あなたって。
川沿いを二人で歩いたの。体感的に2時間くらい。実際、1時間くらいだとは思うのだけれど。歩き疲れて川の土手に座りながら、獲物を狙うために水辺を歩く鳥をずっと見て、黄昏ていたわ。鳥の人間には真似できないような鳥の首の動きから派生して、脊髄が特殊な動物の話もしたのよ。実のところをいうと、あなたと話した時間はそんなに悪くなかったわ。フリースタイルラップが好きな故の視点は私からすると斬新だ
児童館や学童、児童保護施設にいる、わけからんけどおもろいおばちゃん
「ねえねえ、これなんなん〜?」
「これはね、ピカソが描いたゲルニカっていう絵なんよ〜」
「ピカソ?ゲルニカ?」
「世界にはね、スペインっていう国があって、スペインにはゲルニカっていう地方があるんよ。この絵は昔にスペインであった戦争に対して怒ったピカソが描いた絵なんよ〜」
「スペインってなに?」「戦争ってなに?」「なんで怒ったら絵を描くの??」
「じゃあ世界地図を見て確認してみようか〜」「じゃあまず
2021の私が得たもの、失ったもの。
このnoteは一ヶ月前から書いてたのに大晦日までに書き終えることができなかった。自分が立てた予定すら実行できないという劣等感と、たとえ誰も私に興味なかったとしても2021をまとめることは私のためになるから必ず書かないと、と思った。言葉にしないと思想はどこかに行ってしまい、考えていたはずなのに考えていないことと一緒になってしまう。どうやって生きようか模索した一年の中で感じたことはとても大切、残してお
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