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りすのよまい言、大きな木のうろの中から

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「だから、なんなの?」と言われてしまいそうな他愛もないことを綴っていきます。悪しからず。
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2021年3月の記事一覧

彩ある日常

彩ある日常

ープロ野球開幕日々の生活を仕事に支配されたくないー。そう思いながら過ごしてきたが、徐々に生活を仕事に侵食されつつある気がして恐ろしい。新型コロナウイルスが依然猛威を振るう中、趣味の旅行に出かけたり遠出したりすることもままならない。あれほど好きだったスポーツやスポーツ観戦に割く時間も減って、翌日の仕事に備えて早めに床に就くことが増えてきた。仕事一色の彩ない灰色の日常に染まりつつある気がして嫌でたまら

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小さな葉芽

小さな葉芽

ー続・複雑な気分アオムシ(青虫)たちを愛でる"芋活"。わが家の芋活は、もっぱらベランダの鉢植えに育つナミアゲハの幼虫が対象だ。ただ2021年は、その幼虫たちが好んで食べるグレープフルーツの葉が育たず、"丸坊主"のままのため、活動の様子を綴るコンテンツ「"芋活"Life 2021」は見送るつもりだった。ところが、にわかに状況が変わってきた。奥さんによると、丸坊主のはずの苗木に小さな葉芽を見つけたらし

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複雑な気分

複雑な気分

ー「"芋活"Life 2021」中止へようやく春がやって来た。春といえば、わが家の場合、花見ではなく、ベランダの鉢植えのアオムシ(青虫)たちを愛でる"芋活"のシーズンだ。ところが、2021年は芋活ができそうになく、その活動を綴ったコンテンツ「"芋活"Life 2021」をまとめられそうにない。というのも、ナミアゲハが毎年卵を産みつけていくグレープフルーツの苗木に葉っぱが育っていない。例年のように、

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今年初のモンシロチョウ

今年初のモンシロチョウ

ー乖離する幻想と現実通勤中、菜の花の周りにモンシロチョウがヒラヒラと舞っているのを見かけた。2021年初めてのモンシロチョウだ。花の黄色と茎の緑色、それにチョウの白のコントラストが実に春らしい。勤務前の寒く沈んだ心に、暖かな一筋の光が差し込み、癒された感じがした。

みなぎる性欲モンシロチョウに小話でもないかと、インターネットを探る。すると、こんな話を見つけた。キャベツ畑を飛び回るモンシロチョウの

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ちょっぴり反省

ちょっぴり反省

ー大きめのモフモフ「マヌルネコって、どんなネコ?」ー。奥さんにそう聞かれ、大きめのモフモフだと答えた。ちっともピンと来なかっただろう。個人的な作業に集中していて片手間ならざるを得なかった状況とはいえ、もっとマシな答え方があったのではないかと、今更ながらに思う。ちょっぴり反省。ただ、マヌルネコについて、それほど詳しいわけではない。たとえ、ゆとりある状況だったとしても、結果は同じになったかもしれない。

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AIにからかわれる日

AIにからかわれる日

ーりすの独り言"グーグルレンズ"先生が博識で頼りになることはよく知っている。ただ、稲取漁港(静岡県東伊豆町)で見かけたネコについて尋ね、自信満々にマヌルネコと答えるのは、ちょっとどうかと思う。さすがに「それはないわー」と突っ込む。グーグルレンズ先生の珍妙な回答をいじるのが、マイブームだ。人間が人工知能(AI)に勝っているうちに、いじり倒さなくては。

AIに人間がからかわれる日はそう遠くない。

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元気でいてほしい

元気でいてほしい

ー東日本大震災から10年日本列島に未曾有の被害をもたらした東日本大震災が2011年3月11日に発生して以来、10年が過ぎた。当時、覚えているのは、子どもが生まれたばかりの先輩が、地震直後、なかなか家族に連絡が取れずにヤキモキしていたことだ。数時間後、ようやく安否が確認できて、先輩を含めて皆がホッとした記憶がある。そのときの子どもは現在10歳。今や、その先輩と連絡を取る術はないが、どうか家族揃って元

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新しい歯ブラシ

新しい歯ブラシ

―りすの独り言歯ブラシの毛先が開いてきたので、奥さんが気を利かせて新しいものを買ってきてくれた。先代の歯ブラシは持ち手がゴールドで、かなりのお気に入り。使ってるだけで運気が上がりそうなところが良かった。そして、新しい歯ブラシはシルバー。これもどこか縁起が良さそうで気分が上がる。実に良い選択だ。ただ、気になることもある。ゴールドからシルバーへの変更。これは事実上、降格と言えないか。そんな覚えはとんと

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"圧"

"圧"

ー奥さんの日記帳奥さんが長い間、日記を付けている。5年間毎日書ける日記帳を買ってきて、書けるときは必ず書くようにしているという。聞くところによると、学生の頃から続けているらしい。長続きしない奥さんにしてはかなり意外だが、無理なく続けているうちに習慣となり、今やあまり煩わしさを感じていないようだ。継続は力なり。こういうところは見習いたい。一方で、この日記帳の存在に、人知れず"圧"を感じだしている。

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限りある時間

限りある時間

ーコロナ禍収束、早くても2022年政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長によると、新型コロナウイルス感染症拡大が収束する時期は、早くても2022年になるらしい。それまでは海外旅行どころか、国内旅行でさえも出かけにくい状況が続くだろう。旅行好きなわが夫婦にとって、耳を塞ぎたくなる"見通し"だ。人の一生は限りがある。1日でも早いコロナ禍収束を祈りたい。

前提3月5日の参議院予算委員会で、尾身茂会長は

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花粉症にはかなわない

花粉症にはかなわない

ー雛祭りの賑わい2021年の「雛祭り」(3月3日)は、例年になく盛り上がっていたように見える。いつも近くを通る洋菓子メーカーの店舗に、ケーキを買おうとする人たちの長蛇の列ができていた。新型コロナウイルスが蔓延し、政府が不要不急の外出を控えるよう求めた緊急事態宣言下でも、どうにか雛祭りを楽しもうとしているようだ。列に"密"を感じたことはさておき、人の逞しさや図太さ、生命力の強さを感じる。

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誤りの典型例

誤りの典型例

ーウグイスとメジロよく似合って調和する二つのものを例えるのに「梅に鶯(うぐいす)」という言葉がある。これに引っ張られ、梅にいる黄緑色の小さな鳥を見かけると、どうしてもウグイスと思いたくなるものだ。ただ、ほとんどの場合、この鳥はメジロだ。インターネットによると、こうしたことは動物に詳しい人には常識という。そんな中、先日、梅の木にいる小鳥を見かけてウグイスだと思い込み、大はしゃぎしてしまった"俺ガイル

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