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フォスターチャイルド(里子)の村を訪ねた時の話。

フォスターチャイルド(里子)の村を訪ねた時の話。

きっかけ

私の父は生前色々な支援団体に寄付をしていました。

ある時は経済的な里親として、タイのウドンタニーという所に住んでいる男の子の教育費を支援していました。

今から20年近く前の話で、まだスマホもYouTubeもない時代です。

男の子との交流手段は「手紙」でした。
男の子が書く手紙は当然タイ語です。
それを他の職員が英語や日本語に翻訳して、原本と共に送られてくるのです。

男の子が住ん

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二重コンプレックス 〜見方を変えたら滑稽だ〜

二重コンプレックス 〜見方を変えたら滑稽だ〜

美人の基準

「美人」や「かわいい」と聞くと、どのような風貌を思い浮かべるでしょう。

肌が綺麗だったり鼻筋が整っている、色白など色々あると思いますが、色々なアンケートを見ると「目がぱっちりしていて二重」というのも必ず条件に入っています。

この記事を読まれている方のほとんどが日本人だと思うので、この認識は一般的と納得される方が多いのではないでしょうか。

私自身は辛うじて二重で、それほど目に大き

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シンガポール人のシングルマザーの話

シンガポール人のシングルマザーの話

Air bnb に宿泊以前オーストラリアに旅行した時の話です。

Air bnb を利用して宿泊場所を見つけたのですが、そこのホストがとっても素敵な女性でした。

もともとシンガポール出身ですが、オーストラリアにはもうかれこれ20年以上住んでいるそう。

出発前から頻繁にメールのやりとりを行っていて、観光場所や気候、交通事情など色々と教えてくれました。

ショートカットでひょうきんで活動的な彼女は

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私が出会った人との会話:その1 〜アラサーインド人〜

私が出会った人との会話:その1 〜アラサーインド人〜

noteには私自身の体験したこと、考えていることをアップしていますが、これまで出会った色々な人との会話を思い出して書いてみようかと思いました。

世間話の延長みたいなものですが。
今回は、インド人のアラサー男性です。
(正確な年齢は知りません。笑)

ありがとうを言わない現在世田谷で働いているこの男性は、アメリカ、コロンビア、ミャンマーなど、あらゆる国で仕事をしてきたそうです。
行きたい国を決めて

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印象深い女性その1 〜50代のスペイン人女性〜

印象深い女性その1 〜50代のスペイン人女性〜

出会い学生の頃、1ヶ月ほどアメリカの語学学校に行きました。
日本人も多くいたのですが、何故か私のアサインされたクラスは6人全員の国籍が違っており、面白かったです。

20歳くらいから上は50代までと幅広く、ベトナム、ペルー、チェコスロバキア、スペイン、ベルギーと日本人の私でした。

どの人もとても個性が強くて面白かったのですが、
「若さ=美」
という信仰が強い日本にいた私にとって、いい意味でそれは

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ラマダン 〜断食は、遠い世界の話じゃなかった〜

ラマダン 〜断食は、遠い世界の話じゃなかった〜

ラマダン中のインドネシア人男性

今年のラマダンは4月1日から5月1日なので、本日4月27日はちょうどラマダンの真っ只中です。

イスラム教のラマダンを聞いたことはあるけれど、何かと聞かれたら
「断食するんでしょ、、?」
くらいしか答えられない、、という人も多いと思います。

かく言う私もお恥ずかしながらその一人で。笑

天使ガブリエルが預言者ムハンマドの前に現れコーランの教えを授けたのが、イスラ

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