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私とあなたが見てる色〜コンプレックスを個性と思えるまで
水玉が円の中にいっぱい詰まった図を見せられて、「この中になにか見える?」と聞かれる。その問いに「わからない」と答える経験を小学校のころからしてきた。低学年のころは犬など動物の形、中学年からは数字が見えるのが普通。でも私にはただただグチャグチャの水玉の塊にしか見えない。ときどき見えるのもあったが、多分それは赤と緑の区別を調べるものではなかったのだろう。そう、私は赤緑色弱なのだ。今は「あなたはこれが見
もっとみる悲しみのかたち〜膝からくずれ落ちるほどの悲しみを見た
人の悲しみのかたちはさまざまである。号泣したり、シクシクとすすり泣いたり、歯を食いしばりじっと耐えたり。とくに突然降りかかる悲しみや苦しさに、人はどう行動するのか、自分自身にだって全くわからない。だって、練習なんてできっこないんだから。
私は10歳のとき父を亡くした。父は数カ月に渡って入院していたが、そこまで悪い状態とは知らされていなかったので、私がその知らせを耳にしたときの感覚はあまりにも突然
決意 〜私なりの子育ての合言葉
青空の下の
広ーい広ーい原っぱを
君は走ってく
どんどんどんどん
どんどんどんどん
小さくなって
この先君は
もっともっと
遠くへ行くんだ
母はいつだって
こうして
遠くから見ているよ
まぶしいまぶしい
君の背中
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これはムスコが2歳のころに書き留めたものです。
とっても広いグラウンドに遊びに出かけたときのこと、突然何かに引かれるようにムスコが走り出してどんどん遠くへ行って