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リルケ『若き詩人への手紙 若き女性への手紙』
以下引用
内面的孤独への導き。因習や、ある時点における強い孤独に惑わされることへの非難。職業は硬化してもはや生命とは結ばれていない。献身的に従事する姿勢は自己と社会の境界などなく融合できる大多数が得意とする芸当。
人々とのあいだに共通に生きる余地がないとしたら、事物に近くあるように試みる。そこには夜があり、風があり、動物がある。子供たちもまた、私が子供だった時のままで、悲しくもまた幸福でいる。
カミュ『シーシュポスの神話』を読んだ
以下引用
存在することに付随する習慣(数多の面倒事)への疑問が浮かび、倦怠が沸き起こり、頭を占める不快な持続。そのはじまりが迎える最期は自殺にも自己再建にもなり得る。どちらにせよ、精神に潜む悪い虫が、内部に少しずつ穴を穿っていき、一度は大部分失わねばならない。
世界も自己も、起こった一つ一つの事象を描き出すことはできる。しかしその相貌の総和を掴むことは叶わない。理性で割り切れない世界と、人が渇
オーレ・トシュテンセン『あるノルウェーの大工の日記』
以下引用
手を動かす仕事よりもアイデアの方が価値が高いことは、抽象的な理論や理屈を重視する社会では当然の結果だろう。現場での作業が埃っぽくて混沌としているいっぽう、アイデアは純粋で汚れのない感じがする。
以前は許されたことが、今の社会では問題視される。合理化は人々の心に不寛容をもたらし、ルールや権力による圧迫を生む。その結果、皆が70%の能力では足りず100%の能力を発揮することを求められ、労
展示『円空-旅して、彫って、祈って-』
私はここ半年以上、謎の湿疹に悩まされている。血液検査をでもアレルギー検査でも原因が分からず、先生もお手上げのご様子。
とりあえず、腕の内側から手の甲、ふくらはぎ、胸に背中に腰、全身に広がった赤い湿疹を鎮めてその状態を維持できるように、とのことでステロイドの内服治療をすることになった。
4錠から始めて、1週間ごとに3錠、2錠と減薬していき、内服をやめても皮膚の異常がなくなった状態を維持できれば万々歳