Thomas Red
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結局、現代のエリートは金儲け主義なのか?
エリートという言葉の意味には、二つあると考えている。一つは、教養が豊富で、政治や社会正義の理想に燃えるエリートだ。福田恆存、小林秀雄、三島由紀夫、現代だと中野剛志、適菜収が当てはまると思う。もう一つは、お金儲けに長けた人物だ。スティーブ・ジョブズ、日本だと孫正義などが当てはまる。
昔の東大や京大、早稲田のエリートは、前者が多くいた。一橋大学と慶應は昔からお金儲け至上主義だと思うが。しかし、今の東
半導体・電子部品等の業界における顧客へのアプローチ事例
半導体・電子部品等の業界における顧客へのアプローチ事例
はじめに
半導体や機械・電子部品などのBtoB商材において、卸売、商社、代理店を経由した販売は一般的な手法ですが、最終顧客との接点が少なく、顧客ニーズを把握しにくい、価格競争に陥りやすい、ブランディングが難しいなどの課題が存在します。
本エッセイでは、ルネサスエレクトロニクス、オムロン、ローム、キーエンス、富士フイルム、三菱電機、日立ア
MOOCが開くリスキリングと学問の平等
MOOCとは、誰もがオンラインで大学などの教育を受けられる概念やそれを実現するプラットフォームのことだ。本日の日本経済新聞でも、アメリカの名門MIT(マサチューセッツ工科大学)が、MOOC活用で通学を従来の半分にする修士課程を設置している。
有名なプラットフォームは、Coursera(コーセラ)やedX(エデックス)だ。日本でもgaccoなどがある。
大学とは関係ないのでMOOCではないが、U
教養が意思決定に深みを与えてくれる
ビジネスは、基本的には経済学的・経営学的な学問を基盤に意思決定が行われる。人によっては「勘と経験と度胸」かもしれないが。
基本的にビジネスにおいては意思決定は早いほうが良い。だが、あまりに迅速な意思決定は、失敗リスクも高い。それを、経済学や経営学以外の多角的な側面から「ちょっと待てよ」と逡巡の機会を与えてくれるのが教養だと思う。
成功したビジネスパーソンには教養人が多い。SBIの北尾吉孝氏は中
官製デスマーチ?ガバメント・クラウド強行、自治体が悲鳴
SAPの2025年(2027年)問題など、ただでさえクラウド技術者が不足しているこのタイミングで、自治体のシステムをクラウドに移行するプロジェクトを強行するのは、正気ではない。ITエンジニアの奪い合いで人手不足に拍車がかかる。少ない人員で実施するからデスマーチにもなる。
もう少し、タイミングをずらすとか、徐々に実施するとか、やり方はあったはずだ。
白地図勉強法、周期表の枠勉強法
地理が苦手な人は、白地図を買ってほしい。Amazonで見つかるはずだ。それを、10枚以上コピーしてほしい。そして、自分で地名を書き込んでいく。わからない地名が、あなたの弱点だ。もしくは、白地図を眺めながら、セルフレクチャー(人に説明するようにひとりごとする)をしてほしい。
周期表を覚えられない人は、Excelで周期表の枠だけを作ってほしい。それを10枚プリントして、穴埋めをしてほしい。書けなかっ
発達障害の人は、普通の人になろうと努力するべきか?
発達障害の人は、普通の人とは明らかに異なる性質があり、時に生活や仕事に支障が出る。では、発達障害の人は、普通の人になろうと努力するべきなのだろうか?
私の結論は、NOだ。自己抑制は必要だが、普通の人になる必要はない。というか、そもそも脳の特性だから、普通の人になることは不可能なのだ。自己愛性パーソナリティ障害は、後天的な精神疾患の側面が強いと思われるが、発達障害は脳がそもそも定型発達の人とは違う
日本の教育のアカンところ、思考法を教えない
日本の教育のアカンところ、ずばり、「思考法」を教えないところだ。私は、コンサルティングファームや、実務での必要に迫られて、独学した。高校生あたりで習っていたら、もっとクリエイティブな人になれていたと思う。日本の教育だと、論理的思考に偏りがちだ。特に、共通テストなど、完全に減点評価なので、もともと減点方式で人を評価する日本人の性質をより一層強化してしまう。
では、どんな思考法・思考術が必要なのか?