【読書ノート】経済は感情で動く ⇒ 合理的な決定は存在しない
読者さんに質問です。
こんにちは、けいごです。
普段生活していると意識しない「心理」ですが、自分は合理的に判断している、と思っていても意外と感情に左右されている側面があります。
例えば、割引になった商品では、上手いことお店側に操作されて買わされているかもしれません。
本日は、そんな「人間の感情」をを理解し、より適切な判断が出来るように生活するための知識を身に着けられる本を紹介します。
自分や他人の感情を理解して、賢く生きましょう。
問題の選択肢の内、②を選ぶ人が多いようです。それは何故でしょうか?
1000円の価値は同じではない
人は1000円と聞くと、「商品が変わっても同じ価値に見える」と考えます。しかし、以下の状況だったらどうでしょうか?
この質問に関しては、ほとんどの人が「はい」と答えると思います。しかし以下の状況では、、、
この状況では、ほとんどの人が「いいえ」と答えるのではないかと思います。
払うお金が大きくなればなるほど、移動してまで割引のことろを選ぶ方は少なくなります。このように1000円の価値は一見同じに見えて、状況によって変わってくることが分かります。
あなたは周りに操作されているかもしれない
人間は選択肢が多すぎると判断が慎重になり選べなくなるとか、3つのグレードがあると真ん中を選びやすいとか、そういった有名な思考の癖は知っている方も多いのではないかと思います。
そのため本記事では、あまり知られていない「思考の癖」を紹介したいと思います。紹介するのは以下です。
アンカリング効果
これは、「最初に提示された意見や値段に引っ張られ、そこから抜け出せなくなる現象」のことです。
例えばアパレル店にいった時に、最初に見た服の値段が3万円だったけど、次に見た服の値段が5000円だったら安く感じます。他にも会議の時に最初の誰かが発言した意見が、その後もひっぱられていくような状況もこれに該当します。
フレーミング効果
これは「意思決定において、質問や問題の提示のされ方によって選択の結果か異なる現象」のことです。
例えば、医者から「生存率95%」と「死亡率5%」という提示があった場合、中身は同じなのに後者の表示ではその医者にかかる人が減ります。同様に豚肉の表示で「赤身80%」と表示するのと「脂肪分20%」と表示するのとでは、印象がいいいのは明らかに前者でしょう。
ピーク・エンドの法則
これは文字の通り、「あらゆる経験の快苦の記憶は、快感や苦痛のピーク時と、終了時の快苦の度合いでで決まる法則」のことです。
例えば、仕事で相手と折衝する際、メイン上手く引き付けることが出来たとします。しかし最後の挨拶の時に、何も言わずに立ち去れば折衝相手に不快な印象を与えてしまいます。ここで重要なのは最後の締めで「本日は時間を取って頂き有難う御座いました。」という一言を入れることです。人間関係も同様です。例えばデートをしていてその間は楽しく会話を出来たとします。しかし最後のお別れの時に「じゃあね」だけで立ち去れば相手は不快に思います。
文書の書き方で変わる人間の判断
人はポジティブなことよりも、ネガティブな物事の方に目が行きやすいです。例えばニュース番組を見ていて、話題になるのは大きな事故であったりします。ポジティブなニュースは話題になりにくいものです。
読者さんは以下の内容の内、どちら議員に「投票したくない」でしょうか?
間違いなく「B」だと感じるのは私だけでしょうか? ここでもやはり大半の人が同じようにBを選択します。しかし実績だけ見ると明らかにBの方がいいですよね。
因みにこの問題ですが、質問の仕方を変えるとBを選ぶ人の割合が少なくなります。その質問の仕方ですが、、、、気になる方は本書を読んでみて下さい!! 様々な行動経済学の知識がまとまっているので、お勧めです!
Keigo.log サイトマップ
この記事を気に入った読者様、是非フォローと拡散宜しくお願い致します!
ご一読有難う御座いました! もし「ここがわかりやすい」「ここがわかりにくい」などありましたら、ご遠慮なくコメント欄にご投稿ください!