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無知の知?自分の力不足を知って、やっとスタートライン。

こんにちは、AYAです!
記事の順番が前後してしまいましたが、
これまでモデルのワークショップで学んだことをまとめておきたいと思います。モデルに限らず、役立つ内容になるのではないかと!
ワークショップの内容を暴露しすぎないよう気を付けつつ、自分なりの解釈と考察を書きます笑

1.節目を大切にする

だらだらと日々過ごすのではなく、1日、1週間、ひと月、、半年、1年など節目を意識する。さらに短期的ないし長期的な目標をもって過ごし、振り返り、軌道修正することの大切さを学びました。
これは最終目標を達成する為になるのはもちろんですが、自分のモチベーションの維持、さらには運気を上げることにも繋がります。

特にこの「運気」については最近になって実感し始めました。聞こえはスピリチュアルですが、実際に「仕事の運気」は存在すると思います。
「運気が良い=良い流れがきている、調子が上がっていること」
というニュアンスです。

例えば大企業の広告にモデルとして起用されれば、
認知度が上がり、その後のオーディションが増え、仕事の出来が良ければリピートで起用される、もしくは同系統の仕事を取りやすくなるなどの良い影響が出ます。

では、この「運気」と節目はどのように関連しているのか。
それは上の例とは反対に運気が下がる時、節目を意識して常に駆動修正をしていれば、運気が下がりきる前に対処できるということです。

漫画家さんのスランプのようなものでしょうか。
オーディションや仕事がないという状況になると、自分の仕事へのモチベーションを維持することも難しくなり、自信がなくなってしまったり、事務所のマネージャーやクライアントからも「最近あの子売れてないのかな」と思われてしまいます。
やはり多くのクライアントは売れている子、知名度が上がってきている子、自信があって、ポジティブな運気(オーラ)を纏っている子を使いたいですよね。

2.思い込み、勘違いに気が付く

記事のタイトルにもしましたが、自分に何が足りないのかを知ること、間違った理解に気が付くことは成長に不可欠なのではないかと思います。

テスト対策と同じで、問題を間違ってしまった時、解くことが出来なかった時に、その原因を明らかにして取り除くのは鉄則ですよね。
どんな知識が足りなかったのか、どんな思い違いをしていたのかに気づくことで、同じようなミスをしなくなりますし、プラスで何を勉強すればよいのかが明確になります。

本当に至極当たり前のことなのですが、
私がワークショップに入った頃はこれが出来ていなかったなと思います。
全くできていなかったというより、やっているつもりで本質的にはできていなかったという感じです。
オーディションは入るのに仕事は取れないという状況で、何故受からないのか、何が足りないのか、どうすればいいのか、何度も何度も考えて試行錯誤しました。
宣材写真を入れ替えたり、過度なダイエットをしたり、オーディションに行くときのメイクや服装を変えたり、ウォーキングの練習をしたり、、けれど最終選考に残ったとしても最後の最後にどうしても勝ち取れない。

その内に自分の力不足を正面から受け取り切れなくなり、まだまだ経験が足りないからだとか、今回はクライアントのニーズに合わなかったからだとか、そもそも日本の市場が合っていないじゃないかとか、自分以外の環境や状況に原因を求めるようになっていきました。

しかし、本当に変えなくてはならなかったのは自分の思考回路やモデル活動に対する姿勢そのもの。
自分のやりたい仕事像や理想像をクライアントに押し売りするのではなく、その市場にどのようなニーズがあり、自分がどのような仕事なら取れそうかを考えなくてはいけなかったんです。
パリコレなど海外のショーに憧れてモデルを始めたからと言って、ショーの仕事がしたい!とそればかり考え、海外を意識した宣材写真を撮って、海外で好まれそうなウォーキングをしたとしても、日本に限らずショーの仕事は限られていますし、同じように受け入れられる訳がありません。

自分の理想や憧れが先行してしまったからこそ思い込みが生まれ、明後日の方向に努力してしまい、結果的に自分以外に上手くいかない理由を求めてしまう。一向に上手くいかないわけです。

自分のやってきた努力が間違っていたことを認めるのは簡単ではありませんが、無知の知、思い込みの知、勘違いの知を得ることで努力の仕方を見直し、目標の達成に近づくのではないかと思いました。

3.ハングリー精神を忘れない

今になって「あの頃にもっと○○をしておけばよかったなぁ」って事ありませんか?私はあります笑
当時は学ぶ環境が整っていたのにも関わらず、その環境に甘えて学ぶことをせず、後になってから学ぼうとして余計に手間も時間もお金もかかるのはあるあるですよね。

環境に限らず、人との出会いのチャンス、情報収集のチャンスに失ってから気が付くのではなく、常にハングリー精神をもってそれらをキャッチできるようにしたいものです。

ですがこれって意外と難しい、、、
無尽蔵に好奇心や向上心が湧いてくる人ならば問題ないのですが、
やはり「飢え」を知らなければ今いる環境・状況がいかに貴重であるかは分からない、気が付けないと思います。

そこで活用したいのが、ズバリ「疑似体験」です。
ハングリー精神が旺盛な人の人生を見聞きすること、他者の環境・状況を知って比較すること。
これによって自分のいる環境がいかに貴重であるか、どのような点で価値があるのかを再認識してハングリー精神に火をつけようという作戦です。

もしくは、実際にいまいる環境から一度離れてみるという荒療治もありだと思います。
都会の豪邸でぬくぬくと生活していた人が、急に田舎の山中に連れてこられたら流石に普段の生活の便利さに気が付きますよね。(逆に大自然サイコーって思う可能性もありますが笑)

4.急がば回れな時もある

効率よくレベルアップしたいのは正直なところですし、目の前に可能性が転がっていたら飛びつきたくなります。
しかし準備がまったく整っていないのに飛びこむのは、リスクを伴うということも理解しておかなくてはならないなと思いました。

挑戦することで経験値は上がりますが、その分時間やお金を消費します。
そして失敗した場合、次の挑戦のために再びお金を貯めるなど準備が必要になるので、結果的に目標達成が遅くなることも、、、
ゲームのボス戦の前に経験値を上げて装備を整えるように、
無計画な状態でろくな準備もなしに、やる気と根性で飛びこんでも勝ち目は薄いと言えます。

私が留学中に行った海外挑戦がまさにそれで、ファッションウィークという半年に一度のチャンスを逃したくない、せっかくミラノの事務所に入ったのだから早く仕事をしたいと焦っていました。そして写真をしっかりとアップデートしないまま挑戦を繰り返し、時間もお金も浪費。さらには事務所のマネージャーさんからの印象も悪くなり、しっかり準備して出直してこい的なことをオブラートに包んで伝えられました。

留学の片手間の短期滞在、そのうえ写真も十分に更新できていない状況での挑戦は上手くいかなくて当たり前だなと思います。
けれど当時は焦りばかりが先行して、チャンスがあるんだから行かなくてはと視野が狭まってしまっていました。

5.無駄になることはない

「結果が全て」という考えは、ある意味では正しいと思います。
受賞歴、経歴、学歴、スコア、資格などの結果は客観的な評価を得るには手っ取り早いですよね。
しかし、たとえ良い結果を得られなかったとしても、経験したこと自体が価値のあることだと思います。

全く違う分野の経験がメインの仕事に生かされることがあるように、
どんな分野であれ、どんな結果であれ無駄になる経験はありませんし、見えないところで自分の糧になっているはずです。

さらには、特別な経験でなくとも日常的に「誰からも、何事からも学び取れることがある」という意識で生活することがベスト。
苦手なあの人も、粗利の合わない上司も、居心地の悪い環境も、あまり好きではないことも、関わっていく経験の中で学び取れることがある、無駄にはならないというポジティブマインドがあれば、なんでも乗り越えていける気がしませんか?笑

6.お金と時間の使い方

お金の使い方って難しい、、私は本当に苦手です。お金をケチケチ使ったことで、反ってお金がかかるなんてことを何度も経験しました。
これを回避するためには、長期的な費用対効果を考えてお金を使うこと、リスクを考えること、自分への投資、特に経験に投資することが大切だと思います。

加えて、もちろんお金は大事ですが、時は金なり。
考えるべきはお金の収支と費用対効果だけでなく時間も。
時間はお金で買うことのできない一番の財産と言っても過言ではないのではないでしょうか。細々とした出費に気を使う前に、時間を有効に使うことに目を向けなくてはと思いました。

7.コミュニケーションの大切さ

最後に一番苦手なコミュニケーションについて泣
何時になってもマスターできた気がしないのですが、ポイントはいくつか分かってきました。

・言いたいことははっきり伝える

言わなくても察してくれるよね、は通用しないことがほとんど。特に文化的に異なる背景を持つ相手には猶更だなと感じました。むしろ伝えたとしても言語の壁やニュアンスの問題で正しく理解してもらえないこともあります。特にイタリアではお互いに母国語ではない英語でコミュニケーションをとっていたため、これって正しく伝わっているのかな?と感じて再度確認することもよくありました。イタリア語を勉強しなくてはと思った瞬間です。

・言わないで後悔するより言って後悔する

こんなことを言ったらどう思われるだろう、と言わないで終わってしまう事が多々あるのですが、意を決して言葉にしてみると相手は気にせず会話を続けてくれるもの。罵詈雑言、宗教、政治、セクシャリティなどの話題でない限り、言わないで後悔するよりも言って後悔する方が良いと思いました。気の向かない話であっても、相手の表情や返答からそれを読み取って別の話題に変えれば問題ないと思います。

・ある程度調べた・考えた上で分からないことは質問する

以前にも書いたことがあるのですが、分からないことは聞いてみるのも大切。けれどあまりにも質問が多い場合、調べれば簡単にわかること、もしくは与えられた資料を読めばわかることである場合は信用を無くしかねないので気を付けたいですね。

・座して時がくるのを待つ

なんだか風向きが良くないなというときは、その場で波風を立てずに、落ち着くまで待ってみるのも有りかなと思います。気になることやイライラすることが合っても、感情に任せてすぐに物申すのではなく、座して時がくるのを待つとすんなり解決する気がします。これは人それぞれかしら、、

途中から脱線した気がしますが、この頃感じたことは以上です笑
コミュニケーションって仕事をする上で、生きていく上で避けては通れないものですよね。そして相手が違えばその数だけ違うアプローチがあるから本当に難しい。
けれど、相手のことを理解するために、自分のことを理解してもらうために取り組み続けなくてはならないこと。なにより、協働してより良いものを創るために必須だと思います。

私は以前からコミュニケーションって苦手だな~と思っていたのですが、
最近そんな話をしたら、
「コミュニケーションを苦手だと思っている人の方が、実はコミュニケーションが得意みたいだよ」
と言われました。
というのも、コミュニケーションへ苦手意識を持っている人は相手の機微に敏感で、その難しさを知っているから。だからこそ自分の力不足を知っていて、どうにかしようと試行錯誤できるのだそうです。
これを聞いてなるほど、そういう考え方もあるのか!とちょっと勇気をもらいました笑

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回はモデルのワークショップでの学びについて、これまでの経験から考えたことをまとめてみました。
モデルの仕事に関わらず、よりジェネラルな内容になったかなと思います。
偉そうなことをいろいろと書きましたが、やはり実践することが何よりも難しいですね。

とはいえ、自分の至らなさを知ることが成長の第一歩。
精進します!

p.s. 読み返してみると、文章のそこかしこにブルーロックの影響が垣間見えます笑 最近ハマっていて今はU-20とエピ凪が楽しみです。

それでは、また次のブログでお会いできることを願って✿

AYA K
@aya_k_k_myu

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