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【過去一番の絶景(山エッセイ)】
大倉尾根から塔ノ岳を抜けて丹沢山へ。
丹沢主脈線を縦走した日のこと。
今年は8月の富士山は天気に恵まれたものの、9月以降はなかなか晴れに遭遇せず、どの山に登っても景色が見えず雨が降ったりとイマイチの登山が続いた。
10月になると山梨方面の登山口へ向かうバスが平日も動いてくれるので(10月、11月以外は土日しか動いていない) 甲府盆地と富士山の絶景を狙って山へ行ったものの、雲に閉ざされて景色の見
【クレジットカードを不正利用されてへこんだ時にも山を歩く(山エッセイ)】
「クレジットカードを不正利用された山エッセイ」てなんだよ、と我ながら思いますが。
クレジットカードが不正利用されていました。そのせいで何だかとてもへこんでしまって、しばらく無気力状態でした。
何よりも落ち込んだのは、不正利用を事前に阻止できたはずなのにそれをやらなかったこと。
不正利用される一ヶ月くらい前、身に覚えの無い請求がありました。クレジットカードが使用されるとメールで通知されるのです
【霧の中を歩く時に考えること(山エッセイ)】
富士山で夏の山運を使い切ったのか、一日中晴れという天気予報は見事に外れた。
奥多摩の高水三山(高水三山、岩茸石山、惣岳山)は東京の山初心者の御用達の縦走路。「高尾山に登ったら次はここ」と言われるくらい初心者でも安心して歩ける山。そこそこのアップダウンがあり縦走の楽しさと大変さも味わえる。らしい。
話に聞いたことはあったものの、我が家から奥多摩方面は電車のアクセスが悪く、一度も歩いたことはなかっ
【スマートフォンで星空を撮る(山エッセイ)】
富士山に一泊した夜。
山小屋の外に出て夜空を見ると、地上では見られない程の星が光っていた。高山の薄い酸素、夏とは思えない寒さの中で星空を眺める。
良いカメラでもあれば夜空の写真が残せるだろうか。
どうすれば星空が撮れるか、何年か前に練習をしたのを覚えている。その時はミラーレス一眼を使ってなんとか撮影したが、今は壊れてしまってカメラがない。手元にはスマートフォンだけ。三脚もない。これで星空を撮
【山の素人が、一度は不可能と思った富士山に登る(山エッセイ)】
初めて山に登ったのは十年前、ふたりの友人に誘われて神奈川県の大山に登った。
私は山登りの前日に足を怪我していたが、登る約束をしていたのでやっぱり行かないとも言い出せず、当日は足を引きずりながら登った。山のことを何も知らなかったので地図もコンパスも持たず、服装は乾きにくい綿のシャツにジャージという最悪の組み合わせ。汗を吸ったシャツとジャージは風に吹かれて恐ろしく冷えた。
足の痛みと体力不足でペー
【思った通りとはいかない(山エッセイ)】
ようやく真夏の感じが出てきたのは嬉しい。でも外気温36℃はあまりにも暑い。
これでは低山に登るのは辛い。去年は熱中症になりかけたし今年は灼熱の沼津アルプスで地獄を見た。この時期に登るのならアルプスや八ヶ岳などの高山なのだろうけど、遠出するほどの時間も取れない。それでも山には登りたい。
朝、気温が上がる前なら、沢沿いの高尾山6号路なら涼しいかも知れない。一縷の望みをかけて朝七時から高尾山を登った
【里山の景色(山エッセイ)】
山梨県の大月市は北部が山岳地帯になっていて、中央本線で東京から向かう途中にも美しい山間の景色が見られる。
東京からのアクセスが簡単なのと駅から登れる山も多いので、山登りをするようになってから何度か訪れている。まだいくつかの山に登った程度だけど私が頻繁に登っている丹沢山地と違って、大月市の山は登山道が狭く急峻な山が多いイメージ。その分、山頂から眺める景色は秘境の感じがある。市内のいくつかの山は空気
【富士山の見えない秀麗富嶽十二景(山エッセイ)】
涼しさを求めて滝子山へ登った。
標高1,620mの滝子山では、高山のような涼しさはないものの山頂への登山道がほぼ沢沿い・滝沿いを通っているおかげで涼しい山登りができる。
急峻な地形を這うように沢が連続していて、所々切れ落ちた岩場を這うように滝が続いている。沢も滝も小さなものがほとんどだけど流れも早く見応えもある。沢の水に手を浸してみると、山登りで火照った身体に心地よい冷たさだった。
ずっと並
【ハダスタグラム(山エッセイ)】
秦野市がインスタグラムでこんなことをやっている。
秦野市の良いところを挙げろ、ということらしい。
言うまでもなく秦野の最大の魅力は山だ。丹沢のお膝元で、四方を山と丘に囲まれている。
秦野駅から大山まで歩いて登ることもできるし、ヤビツ峠までバスであがって塔ノ岳を目指すこともできる。何よりも富士山の絶景。弘法山公園は車を使えば山頂まで10分程度、階段をちょっと登るだけで絶景を拝める。
色々な魅力