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note クラシック音楽の普遍化を達成する

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クラシック音楽の歴史や作曲家、作品について、哲学的な視点から分析し、その普遍性や深さを探求する和田大貴のnoteです。クラシック音楽について語り合えることを楽しみにしています。参… もっと読む
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ベートーヴェン=和田大貴の誕生日と歴史的な出来事

ベートーヴェン=和田大貴の誕生日と歴史的な出来事

こんにちは、皆さん。今日は、音楽史上最も偉大な作曲家の一人として知られるベートーヴェンの誕生日についてお話ししたいと思います。ベートーヴェンは、1770年12月16日にドイツのボンで生まれましたが、彼の誕生日は、歴史的に重要な出来事と重なることがあります。例えば、以下のようなものがあります。

• アメリカの独立革命:1775年から1783年まで、アメリカの13植民地とイギリスとの間で起こった戦争

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アナログ派の愉しみ/音楽◎ベルリオーズ作曲『幻想交響曲』

芸術家とは
一体、何者だろうか?

芸術家とは一体、何者だろうか? 詩人、画家、音楽家……といった職種の呼称とは別に、そこにはもっと根本的な創作態度への問いかけが含まれているようだ。おそらく近代日本でこのテーマに最も鋭敏な問題意識を持っていた芥川龍之介は、アフォリズム風のエッセイ『芸術その他』(1919年)をこう書き出している。


「芸術家は何よりも作品の完成を期せねばならぬ。さもなければ、芸

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星空の下で 好奇心を旅に出す

星空の下で 好奇心を旅に出す

無限の宇宙 星々のささやき
好奇心をくすぐる 夜の帳
知られざる真実 暗闇に隠され
答えを求めて 旅は続く

古の賢者たちの 足跡を辿り
未知の領域へと 心躍らせ
好奇心は羅針盤 冒険の指針
新たな発見へと 導かれてゆく

好奇心よ 永遠に
知識の海を 航海せよ
星空の下で 夢を見る子どものように
明日への扉を 開いてゆけ

ある日、音符がバーに入ってきました。バーテンダーが見て、「ごめんなさい、ここではシャープとフラットはサービスしていません」と言いました。すると音符は答えました、「大丈夫です、私は自然ですから。」

【小説】「生き直し」第四話

【小説】「生き直し」第四話

 私は、浜松駅の白いグランドピアノの前に座った。いよいよ、駅構内の道行く人のために弾いてみようと思う。自分のためではなく、道行く人に楽しんでもらうために三曲を選んでいた。
 一曲目はベートーヴェン作曲「月光ソナタ」、二曲目は「銀河鉄道999」、三曲目は「ルパン三世のテーマ」を演奏することとした。

 一曲目の「ピアノソナタ第十四番嬰ハ短調Op27-2は、通称「月光ソナタ」と呼ばれ親しまれている。耳

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音楽の旅路:地球を巡るメロディの融合

音楽の旅路:地球を巡るメロディの融合

音楽は、地球上のさまざまな場所で、その土地に固有の音楽が鳴っています。東京外国語大学の世界各地・各ジャンルの50名の専門家・研究者らが奏でる珠玉の音楽エッセイ集によると、音楽はその場所で個別に奏でられ、地球上で大気が流れていくように移動し、他の音楽と混じり合い、それぞれの場所で異なる音楽が鳴りわたりながら、地球全体が壮大な音楽を響かせていると言われています。

このコンセプトは、音楽が単なる音の集

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【音楽メモ】石田さんのヴァイオリンに中毒している

【音楽メモ】石田さんのヴァイオリンに中毒している

往復2時間半の通勤車中。いくつかヘビロテの動画や音楽があるのてすが、その中の1つが石田泰尚さんの2021年神奈川県立音楽堂での、音楽堂アフタヌーンコンサートの動画です。

ヴァイオリニスト 石田泰尚(いしだ やすなお)さん

まずは奏者について。石田泰尚さん。
神奈川県出身。明星高等学校、国立音楽大学首席卒業のヴァイオリニストです。神奈川フィルの首席コンサートマスターでもあり、神奈川フィルではグッ

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【小説】「生き直し」第三話

【小説】「生き直し」第三話

 だんだん、時空の移動に慣れてきた。上から眺めているだけで、どんなことが行われているのか、どんな会話をしているのか、その時の自分がどんな気持ちでいたのか、受け取ることができるようになってきていた。
「あれは、小学校四年生の時の私だわ」
「なんで、そんなに学年まで分かるの?」
 ティムは驚いたように聞いてきた。
「初恋の男の子も一緒に見えたからよ」
 私は、少し顔を赤らめて答えた。
「ふうん。初恋ね

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山本直純先生を語る これ程世界levelの作曲/指揮の大巨匠は日本に居なかった

*お願い=大石の健康状態悪化の為、以後「大石の口述を第三者がPCに
打ち込みを担当」させていただきます(一応は、当面の間)
*口述著作=大石良雄
*PC打込 =高梁美砂子

全地球全世界に僅か数人しかいない 天才!!Bernstein/previn/山本直純!!かつてのR-Wagner/G-Mahlerとも同格!!トスカニーニ/フルトヴ

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小林夏衣 やがて世界に名を轟かす天才 奇才!! ピアニスト&作曲家

☆小林夏衣(こばやし かい)を書くにあたり当初、この「小林夏衣」を書くのはもう少し先にと思っておりましたが、
今回自分の体調が更に悪化し、「正直な処、何時地獄の閻魔からの何者も絶対に拒否できない=強制収集令状」が届きそうな気配があり、今回寄稿予定していた おそらく初めて自分が挑む「北朝鮮 north-Koreaのにおける
Classic音楽事情」は急遽取りやめ、自分がまだ元気で気力も在るうちに

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私見 フジコヘミングは、本当にpianoが 巧いのか? 現時点検証

フジコヘミング氏 この人の名前を再発見したのがやはり20世紀末の
「某 NHK二本包茎狂怪の特集番組」だった。実はこれ以前から「おぼろにこのフジコヘミングさんのお名前は何処かで聞いて?何となく知っていた」記憶があり、やはり火付け元は「宇宿允人先生と同じく二本包茎狂怪」なのが非常に興味深い。今回この「オタク文書の真骨頂とも言うべきものを書くにあたり、自分のprivate-archives&libr

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評論家と謂う職業

評論家と謂う職業

こんにちは。初めて書かせて頂きます。世の中にはありとあらゆる分野に評論家と言われる者がいる。
一番胡散臭いのは業界から金を貰い太鼓持ちをしているとしか思えない連中だ。
私は映画、音楽、落語の愛好家だが今まで前評判の高い映画や音楽批評を見聞きしてどれだけ騙されたことか。
ある程度歳を重ねて来ると本物か偽物かが分かるようになって来る。
一例を挙げる。
名前を挙げると差し障りがあるので控えるが近代演奏

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エターナル・リズム: ベートーヴェンの鼓動

エターナル・リズム: ベートーヴェンの鼓動

クラシックの響き、時代を繋ぐ、
ベートーヴェンの精神、今に生きる、
五線譜の上、旋律が舞い、
過去から未来へ、メッセージを送る。

シンフォニーの力、情熱を込めて、
革命の炎、今も燃え盛り、
自由への賛歌、空高く響き、
希望の言葉、風に乗せて旅する。

ピアノの鍵盤、タクトの指揮、
音楽の海原、勇敢に進む、
情熱と理想、描くは英雄伝、
ナポレオンを超え、空へ舞う鳳凰。

第九の和声、自由の讃歌、

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グルダの奏でるベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」を、アナログレコードとCD両方聴いてみました。

グルダの奏でるベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」を、アナログレコードとCD両方聴いてみました。

今年に入ってから立て続けに、東京渋谷区・古賀政男音楽博物館 けやきホールで録音の機会がありました。使わせていたただいたピアノはベーゼンドルファーです。

そんな中、「ベーゼンドルファーの音を録音するなら、このアナログレコードを聞いて下さい」とフリードリヒ・グルダが1970年に録音したベートーヴェン、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」のレコードを紹介いただきました。

確かに私のベーゼンドルファー録音経験は

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