小倉 功

齢60をとうにすぎ、人生は真昼をとっくに越えて夕暮れからもはや日没を迎え、あとは夜を待…

小倉 功

齢60をとうにすぎ、人生は真昼をとっくに越えて夕暮れからもはや日没を迎え、あとは夜を待つばかりである。しかし、夜の方が楽しかったりする。何よりオレは夜更かしが大好きだ。

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  • さて、なに食おう

    酒のあて、夜食、遅い朝飯、昼飯飲み助の食いもンの覚え書き、です。

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オレはスキレットにスライスした玉葱をしいた。それから家の人が箱買いしたトマトを一個クシ切りにしてのせた。茹でたブロッコリーがあったので芯だけのせて、塩胡椒してオリーブ油をかけ、パン粉をふりかけて魚焼きグリルで焼いた。
勿論旨かったが、大蒜スライスをのせればよかったと後悔した。

小倉 功
4日前
2

冷凍もんバター

その晩オレは買い物をしなかった。 なので在庫整理をしようと、先ずは冷凍庫を開けた。 とっとと食っちまわなければならないモノが溢れていた。決して愛じゃない。 ビック…

小倉 功
8日前
6

アジアンな春雨サラダ

その晩オレは、北千住のある居酒屋にいくとよく注文するサラダ、正式名称を失念してしまったが、アジアンな春雨サラダを作った。 何はさておき、春雨をお湯に浸して戻して…

小倉 功
13日前
7

焼き蕎麦。

その晩は、そうだ、焼き蕎麦だった。 何年も前に、あのペヤングからそういう商品が出た事がある。とても旨くて気に入ったのに直ぐに姿を消してしまった。それを急に思い出…

小倉 功
2週間前
5

前日に家の人が蛸を買ってきた。その日は他に食うモノがあったのでこの晩に食った。半分は薄く切って刺身で、後の半分を小さいぶつ切りにした。ぶつ切りのほうにネギと枝豆とごま油、おろしニンニク、昆布茶を入れてよく和えた。ナムルみたいなもんだな。芋焼酎をぐびり、蛸と枝豆をパクリ。言う事無し

小倉 功
2か月前
11

その晩はカニかまを買って帰った。いつもよりちょっと高い、ほんの30円だが。そいつをオーブントースターで炙って残っていたかに味噌を添えた。そのままでも旨いカニかまだが温められてふんわりとして芳ばしくなっている。芋焼酎の水割りをぐびり、カニかまに味噌をつけパクリ。旨いじゃん。

小倉 功
2か月前
5

その晩は、寒かったので暖かいモノが食いたかった。鶏ガラスープに豆腐と竹輪、たっぷりのおろし生姜を入れて醤油をひと回し、ぐつぐつ煮込んだ。芋焼酎の水割りをグビリと吞んでいるうちに煮えたようだ。スープをごくり。しみるなあ。生姜をこれでもかと入れたが大正解だ。汁だけで吞める。グビグビ。

小倉 功
2か月前
3

判りにくい写真で申し訳ない。その晩は大根を焼いて食った。厚めのイチョウ切りにした大根をフライパンに並べて中火でチリチリ焼いた。焦げ目がついてしんなりしたところをそのままパクリ。滋味というのか、じんわり旨い。缶詰のかに味噌を付けて、パクリ。芋焼酎の水割りをぐびり。パクリ、グビグビ。

小倉 功
2か月前
4

野菜を食った。

白菜がちょっとだけ残っていたのでザクザク切ったがあまりにもちょっとだったのでキャベツも二、三枚切った。思い付いて人参を少し厚めにスライスした。フライパンに多めの…

小倉 功
3か月前
4

モヤシを食った。6

2月半ば、つい昨日、ちょいと出かけたオレは気が付くと日陰を選んで歩いていた。暑い。どうした、地球! 人間の力でどうにかなるとも思わないけれど、やれることをやって…

小倉 功
3か月前
4

その晩は、2月とは思えない陽気だった。アボカドに刻みネギ、そこにごま油と昆布茶であえてみた。なかなか旨い。マグロかイカでも有ればもっとよかったがこれでも充分焼酎が吞めた。海苔とかかけてもよかったなあ。

小倉 功
3か月前
5

久し振りに鰹節を削った。近所に鰹節が売っていなかったのでずっとパックのもので誤魔化していたが、やっぱり本枯れ節の削りたては抜群に旨い。香りと味に脳味噌の芯がジーンとする。半端なほうれん草と小松菜に出汁醤油をかけて、その上からたっぷり乗せた。

小倉 功
3か月前
5

モヤシを食った。5

関東では去年より二週間早く「春一番」が吹いたそうだ。 暖かいのは有り難いが、なんだかおそろしいような気がする。 その晩もやっぱりモヤシを炒めた。 毎日食っても飽き…

小倉 功
3か月前
3

モヤシを食った。4

いつの間にか年が明けて、もうバレンタインデーだそうだ。 恐ろしい程の速さで時が経つ。 それでも毎日何かしらちゃんと食っておる。酒も呑む。 さて、その晩は、又モヤシ…

小倉 功
3か月前
5

モヤシを食った。3

その晩は月がきれいだった。 それは兎も角、又モヤシを食った。 生で食いたかったが、前回書いたようにオススメされていないので止めておいた。そのうち生で食うかもしれな…

小倉 功
5か月前
9

モヤシを食った。2

いつも仕事帰りに寄るスーパーではモヤシが一袋30円しない。なのでどうやって食うか考えも無く買ってしまう。 それで、帰って冷蔵庫に仕舞おうとすると野菜室には既にモヤ…

小倉 功
5か月前
8

オレはスキレットにスライスした玉葱をしいた。それから家の人が箱買いしたトマトを一個クシ切りにしてのせた。茹でたブロッコリーがあったので芯だけのせて、塩胡椒してオリーブ油をかけ、パン粉をふりかけて魚焼きグリルで焼いた。
勿論旨かったが、大蒜スライスをのせればよかったと後悔した。

冷凍もんバター

冷凍もんバター

その晩オレは買い物をしなかった。
なので在庫整理をしようと、先ずは冷凍庫を開けた。
とっとと食っちまわなければならないモノが溢れていた。決して愛じゃない。
ビックリしたのは、スチーム浅利が二袋そっくり出て来たのは驚いた。一袋は覚えていたが、もう一つはいつ買ったのだろうか。
家の人に見つかる前に保存用ポリ袋に移し替えた。
他に半端なほうれん草、アスパラ、ブロッコリーを出した。
みんな冷凍食品だ。カッ

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アジアンな春雨サラダ

アジアンな春雨サラダ

その晩オレは、北千住のある居酒屋にいくとよく注文するサラダ、正式名称を失念してしまったが、アジアンな春雨サラダを作った。
何はさておき、春雨をお湯に浸して戻しておく。そしてあり合わせの野菜を刻んでいく。胡瓜、人参、玉葱、レタス。うちにある春雨は細いので直ぐに戻るから早めにザルにとっておく。
野菜だけでは淋しいので竹輪と蟹蒲も適当に切っておく。竹輪は輪切りにするといかにも竹輪っぽい、一瞬海老か烏賊と

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焼き蕎麦。

焼き蕎麦。

その晩は、そうだ、焼き蕎麦だった。
何年も前に、あのペヤングからそういう商品が出た事がある。とても旨くて気に入ったのに直ぐに姿を消してしまった。それを急に思い出して、作ってみたのだ。
似たようなもので瓦蕎麦というのがあるそうだがオレは食った事が無い。
さて、オレはまず干しそばを茹でた。そうしない事には何も始まらない。袋には7、8分と書いてあったのでタイマーを7分にセットした。
その間に長ネギを斜め

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前日に家の人が蛸を買ってきた。その日は他に食うモノがあったのでこの晩に食った。半分は薄く切って刺身で、後の半分を小さいぶつ切りにした。ぶつ切りのほうにネギと枝豆とごま油、おろしニンニク、昆布茶を入れてよく和えた。ナムルみたいなもんだな。芋焼酎をぐびり、蛸と枝豆をパクリ。言う事無し

その晩はカニかまを買って帰った。いつもよりちょっと高い、ほんの30円だが。そいつをオーブントースターで炙って残っていたかに味噌を添えた。そのままでも旨いカニかまだが温められてふんわりとして芳ばしくなっている。芋焼酎の水割りをぐびり、カニかまに味噌をつけパクリ。旨いじゃん。

その晩は、寒かったので暖かいモノが食いたかった。鶏ガラスープに豆腐と竹輪、たっぷりのおろし生姜を入れて醤油をひと回し、ぐつぐつ煮込んだ。芋焼酎の水割りをグビリと吞んでいるうちに煮えたようだ。スープをごくり。しみるなあ。生姜をこれでもかと入れたが大正解だ。汁だけで吞める。グビグビ。

判りにくい写真で申し訳ない。その晩は大根を焼いて食った。厚めのイチョウ切りにした大根をフライパンに並べて中火でチリチリ焼いた。焦げ目がついてしんなりしたところをそのままパクリ。滋味というのか、じんわり旨い。缶詰のかに味噌を付けて、パクリ。芋焼酎の水割りをぐびり。パクリ、グビグビ。

野菜を食った。

野菜を食った。

白菜がちょっとだけ残っていたのでザクザク切ったがあまりにもちょっとだったのでキャベツも二、三枚切った。思い付いて人参を少し厚めにスライスした。フライパンに多めの油、人参をゆっくり焼いていく。炒めじゃなくて焼く。焦げ目がつくくらい。それから、白菜とキャベツを入れてこれも焼く。焦げ目がつくくらい。塩胡椒して卵を1個割り入れてかき混ぜながら炒めて皿に盛った。余分な油は卵が吸ってしまった。匂いが甘い。

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モヤシを食った。6

モヤシを食った。6

2月半ば、つい昨日、ちょいと出かけたオレは気が付くと日陰を選んで歩いていた。暑い。どうした、地球!
人間の力でどうにかなるとも思わないけれど、やれることをやって行くしかないんだろうなあ。
そんなこんなで、その晩モヤシを食った。飽きない。モヤシ、えらい。
まずサッと湯がいた。
突然、ある店のバーニャカウダーを思い出した。うーん、面倒臭い。
取り敢えず小皿にオリーブ油と残っていたアンチョビ一切れを入れ

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その晩は、2月とは思えない陽気だった。アボカドに刻みネギ、そこにごま油と昆布茶であえてみた。なかなか旨い。マグロかイカでも有ればもっとよかったがこれでも充分焼酎が吞めた。海苔とかかけてもよかったなあ。

久し振りに鰹節を削った。近所に鰹節が売っていなかったのでずっとパックのもので誤魔化していたが、やっぱり本枯れ節の削りたては抜群に旨い。香りと味に脳味噌の芯がジーンとする。半端なほうれん草と小松菜に出汁醤油をかけて、その上からたっぷり乗せた。

モヤシを食った。5

モヤシを食った。5

関東では去年より二週間早く「春一番」が吹いたそうだ。
暖かいのは有り難いが、なんだかおそろしいような気がする。
その晩もやっぱりモヤシを炒めた。
毎日食っても飽きない。オレの躰はモヤシと芋焼酎で出来ている。
塩胡椒してちょっとおろしニンニクも入れて、それから竹輪のスライスを入れた。なんとなく油が回った頃に、水、粉末の鶏ガラスープ、醤油を入れてよく火を入れた。もしかしたら思い付きでなにかしら少し入れ

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モヤシを食った。4

モヤシを食った。4

いつの間にか年が明けて、もうバレンタインデーだそうだ。
恐ろしい程の速さで時が経つ。
それでも毎日何かしらちゃんと食っておる。酒も呑む。
さて、その晩は、又モヤシを食った。
取り敢えずモヤシを洗って、フライパンを火にかけた。
うーん、すぐに火を止めて魚肉ソーセージをスライスして、それから又火をつけた。
油をひいてモヤシと魚肉ソーセージを炒めて軽く塩コショウ、それからケチャップをたっぷり入れてしっか

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モヤシを食った。3

その晩は月がきれいだった。
それは兎も角、又モヤシを食った。
生で食いたかったが、前回書いたようにオススメされていないので止めておいた。そのうち生で食うかもしれないが、取り敢えず茹でてみた。沸騰したお湯にモヤシを入れて、もう一度沸いたところでザルにあけて水気をきった。熱いのでお玉を使ってギュッと抑えて水気を出した。
ボウルにオイスターソースと豆板醤、ごま油を入れ、モヤシを入れてよく和えた。
器に盛

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モヤシを食った。2

いつも仕事帰りに寄るスーパーではモヤシが一袋30円しない。なのでどうやって食うか考えも無く買ってしまう。
それで、帰って冷蔵庫に仕舞おうとすると野菜室には既にモヤシがあったりする。前日買ってまだ食っていないのだ。なのでとにかく昨日のモヤシを食わねばならない。
元々食うあてがあって買っていないので何の料理も浮かばない。

生で食ってみるか、な。
オレは前日のモヤシを丼にあけた。
こう書くと丼を「ドン

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