記事一覧
今夜は内藤「「無垢な少女」をめぐって ──白いワンピースの少女って、どこがそんなに良いわけ?」(エッセイ)
1.「少女」ってそもそも誰?
タイトルからわかる通り、僕はぶっちゃけ「白いワンピースの少女」にあまり興味がありません。ただ僕が気になるのは、何故皆がそれほどまでに「白いワンピースの少女」に惹かれているのか、ということです。「ひまわり畑」や「夏休みに訪れた青い空の田舎」や「高原のサナトリウム」というようなシチュエーションで儚げに微笑む彼女に、どんな魅力があるのか。……いや、僕もまったく憧れないって
アンチサブカル地獄変「感傷マゾとか言ってる奴らの薄ら寒い気色悪さ」(エッセイ)
1.
傷を舐め合うのは勝手だがベロベロした唾をこっちまで飛ばしきてンじゃネェぞ、感傷マゾ野郎。「青春できなかった……」とかゴチャゴチャ泣いてるだけならまだしも、「青春できなかった……という鬱屈をエモい文章に昇華するボク/ワタシ」とか悦に浸ってるてめェらみたいなモンは心底気色悪いよな。自分の人生を切り売りしてネタにして、そのうちネタのために人生やるようになるンだよ、てめェらみたいな連中は。最初は本当
恋石川千明「わたしたちの好きなロジハラ」
今回の記事は、自分が過去に企画した同人誌『共感性致命傷説集 vol.1』に掲載した架空のインタビュー原稿です。
頒布したのももう2年前ですし、boothの在庫も既にないのでここに再掲します。
今後も、過去原稿をいくつか載せようと思っています。(当然ですが、自分で執筆したものに限ります!!!)
『共感性致命傷説集』はvol.2もあるのですが、そちらは以下のリンク先から無料でダウンロードできます
赤井計算「青春コンプレックスを抱えたおじさんたちに聞く!」
赤井計算『街場の感傷マゾ』青春時代の記憶
──本題の前にまず、お二人が具体的にどういった青春時代を送っていたか伺っていきたいと思います。では先にAさん、良いでしょうか?一応共学だったということでしたが……。
A:青春時代ですか……。なんか、クラス内でドッと笑いが起こることってありますよね?その時期クラスで流行ってたネタ……たとえば、ぼくが覚えているのだと「よっ!気をつけて帰れよっ」っていうのが
6/29 「思想強い」と言い出したのは誰なのか
そもそも「思想が強い」とはなんなのか。わかっていることといえば、なんとなく揶揄か冗談っぽいニュアンスを含んでいることと、それを言われた側はだいたい腑に落ちないということくらいだ。また、「自分って「思想が強い」のかな……?」と疑っているひともいるだろう。
というわけで最初に、「これに当てはまったらあなたは「思想が強い」かも!?」という判断基準をひとつ紹介したい。もちろん絶対ではないが、これに該
6/27 男のメンヘラは自然食品のような顔をしている
メンヘラといえば、まず恋人に首を絞められるのが好き。カメラを持って出かけ、不意に写真を撮り、家に帰ってイチャイチャして首を絞められる。そのあと午前3:49分、Twitterに「生きてるって感じがする。」と投稿。早朝に起きると、恋人が狭いベランダで缶のポタージュを飲んでいる。
恋人「……おはよ。寒くない?」
メンヘラ「うん……(外を見て)なんか寒い朝って、すごい青いよね」
恋人「空気感とかね(