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遠回りの人生

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感情と思考の陳列棚。
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#考えたこと

直感と未来。

直感と未来。

ここ最近、ポッドキャストを貪り聴いている。

2,3年前に『味な副音声』に出会い、今では計6番組を毎回必ず聴く立派なポッドキャストリスナーにすくすくと成長した。

そんな中「時間」について複数の番組で言及されていたのを機に、それについて少し自分なりに考えをまとめてみた。



テーマは、過去/現在/未来の同時性について。

最初の気づきとしては、過去の思い出はその年月に関わらず等しい鮮度でピック

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思い出って少しだけ怖い。

思い出って少しだけ怖い。

散歩をしてきた。

河川敷を5,6kmほどぐるっと周る。

そのコース途中には僕の通っていた高校がある。

高校前の河川敷を歩くのはかなり久しぶりだ。
5年ぶりといったところだろうか。

アスファルトや階段が綺麗に再整備されて、当時とは形こそ違うものの、やはり感じる雰囲気は同じだ。

あの頃は、部活のランニングや体育大会の競技練習で使っていた。そこに端を発して、高校時代の記憶が目の前の校舎によって

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月舟町三部作から感じたことvol.2 ~〈ここ〉の定義~

月舟町三部作から感じたことvol.2 ~〈ここ〉の定義~

前回に引き続き、月舟町三部作から感じたことを書いていきます。

✳︎

【〈ここ〉とは?】

「いいですね? 確かにここにこうしてあります。でも先生、〈ここ〉ってなんでしょう? このオレンジにとって、〈ここ〉ってどこのことなんでしょう?」

〈ここ〉とはどこのことだろうか。

漠然と自分の周りを指すだろうが、そこに明確な境界線はない。

どこからどこまでが〈ここ〉で、どこからが〈ここ〉ではないのか

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月舟町三部作から感じたことvol.1 ~夜と雨の在り方~

この春休みにした数少ないことの中に読書がある。

色々と読んだけれど、1番印象的だったのは吉田篤弘さんの月舟町三部作。

月舟町三部作とは、『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『レインコートを着た犬』で構成された小説のこと。(『つむじ風食堂と僕』という番外編もある。)

僕は『月とコーヒー』をきっかけに、吉田篤弘さんの鮮明でありながら輪郭のぼやけた世界観の虜になってし

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雪国だからといってファッションを諦めたくない。

雪国だからといってファッションを諦めたくない。

裏日本の冬はファッションの大敵である。

足場は悪く、雨雪が吹き荒ぶ気候。
憂鬱この上ない。

そのため道行く人々の格好は、防寒重視でデザイン性ゼロなものが大半だ。

正直言って、野暮ったくダサい。

確かに、丈の長いコートは雨雪に濡れてしまうし、スノーブーツでなければ雪道を歩くのは大変である。

だが、僕はそうはなりたくない。

同じ頃太平洋側の皆さんが青空の下、ロングコートをはためかせてブーツ

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エンタメに対する心理的距離

エンタメに対する心理的距離

先日あるnote記事を読み、とても共感する一節を目にしました。

どの雑誌やドラマ、天気のコーナーを見ても映るのはほとんどが都市(特に東京23区)の姿ばかりだ。メディア上では大都会の画だけが一人歩きし、あたかもそれが日本全国の均質な姿だと思いこまされている。特に都市部でしか生きていない人はそう信じ込む。

実際に私も都市部に住んでいるので徒歩圏内に最寄駅とスーパーが2店とコンビニが3店ある。居酒屋

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日本の異常なパンダ愛からの学び

日本の異常なパンダ愛からの学び

何日か前、上野動物園のなんとかっていうパンダが双子の赤ちゃんを出産しましたね。

これを良し悪しで分けるならば、恐らく良い出来事なのでしょう。

ですが、これが「おめでたいこと」とか「良いニュース」としてメディアで取り上げられることに対して、僕は疑問を抱いています。

✳︎

日本でパンダがやたらとチヤホヤされているのは何故か。

恐らく、①可愛いから、②珍しいから、といったところでしょう。

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コロナ世代の若者たちが創る未来を想像してみよう。

コロナ世代の若者たちが創る未来を想像してみよう。

新型コロナウイルスが日本で猛威を奮って1年以上。コロナ禍による生活への影響を挙げるとキリがありませんが、今回は僕と同世代の20歳前後の若者(大学生)に焦点をあててみようと思います。

✳︎

まず、コロナ禍による僕の大学生活の変化をザックリとまとめます。

《Before》1年生(19-20歳)←浪人したので💦
・授業は全て対面形式。
・部活は週3でガッツリ活動し、交流戦や大会が結構な頻度で開催

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感受性豊かな時期の訪れについて。

感受性豊かな時期の訪れについて。

ドリップコーヒー片手に小児科の試験勉強をしていたときのこと。『思春期に子供は感受性が特に豊かになり…』のような文言があったりなかったりした気がして、ふと思いました。

「感受性が豊かな時期っていつだろうか??」
「思春期がそうかといえば違う気がするぞ…」

そこで今回は、『感受性豊かな時期とは』というテーマで書き綴ろうと思います。

✳︎

先に僕の行き着いた結論を書きます。

①感受性が豊かにな

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