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記事さま、ありがとうございます。

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記事を書いてくださったのはnoterさん。noterさんにもありがとうございます。 個人的になんども拝見したい記事さまたちです。
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【ピリカ文庫】桜の木の下で

【ピリカ文庫】桜の木の下で

桜の木の下で私は待っている

今日もあの人が来るのを私は待っている

川辺を吹き抜けるまだ冷たい風

揺れ落ちる白い花びら

待つのは別に苦じゃない
待っている間ずっと
あの人のことを考えていられるから

今日もあの人のごつごつとした手に引かれ
川沿いの道を歩くだろう

時折、足を止めて
私が用意した紅茶を水筒の蓋で交互に分け合い
おいしいね、あったまるね
と言いながら飲むのだ

それにしても、今

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雨降りは、頭をリセットしましょ

雨降りは、頭をリセットしましょ

梅雨に入り、ジトジトベタベタ。
洗濯物もなかなか乾かず、我が家の除湿機はフル稼働。
たまにヨシヨシしたくなるほど、彼はお腹に水をたっぷり溜めながら、よく頑張ってくれている。

ピカッっと晴れた日は、
「せっかくの天気なんだし、洗濯機をもう一回まわすか!」
「庭の草とりも、できそうだな!」
「キッチンまわりや風呂を磨いてみようかな!」
と、ついつい「なんか、やらなきゃ!」と思ってしまう、私の面倒な性

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ぼくのエメラルド

ぼくのエメラルド

これは、今から約10年前の、息子が小学2年生の時の作文だ。
夏休みに、街の小さなコンクールに友達と参加して書いたもの。
コンクール名は、「家族のことを書こう」だった。

息子はクワガタの「エメラルド」を、家族として作文に書いた。
私は少し、エメラルドが羨ましかった。

夏休み、私は、当時中学生だった難病の二女に付きっきりだった。
二女は外出することが難しい身体。
娘を預けるところも現在ほどは充実し

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いるかのうた(絵本)をひろげたい

いるかのうた(絵本)をひろげたい

ぼくが以前、書いた『いるかのうた』という詩。

今回、ひだまりカフェの絵を描いてくれた、如月桃子さんが、なんと、絵本にしてくれました。

『いるかのうた』は、頭で考えた作品ではありません。

ふいに『いるかのうた』というフレーズが、ハートにふわっと浮かび、一心不乱に、ノートに言葉を、いくつも、書いていました。

何も考えないまま。

溢れ出る湧き水のように。

そうして、書いた言葉たちを、組み合わ

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cofumi #24

cofumi #24

自分がしなくちゃ
自分さえ我慢すれば
チョチョチョ
そんなことしてたら病気になるよ
甘えることは
弱さじゃないよ

✴︎✴︎✴︎
#詩 #poetry #lyric #みんなにエール

『大きいね』ー詩ー

『大きいね』ー詩ー

「お日様に会いに行く」

そう言って
走り出したあなた
自分の体よりも大きなカバンを背に
大好きなテディベアは
抱きかかえているのかな

一歩一歩進むたび
どんどん大きくなる夕日
あなたの歩くスピードが遅くなる
何を思っているのかな
何を聞いているのかな

光の中のあなたは
私の天使

クルリと振り向いて
手招きをする
気付かれていたね

「大きいね」
あなたの一言に
大きい何かに
いつも守られて

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八十八巡り -道草のススメ-【旅日記】

八十八巡り -道草のススメ-【旅日記】

本日のなぐツーは、地元愛知県のタビ

近場なのに「タビ」って言えるの?

YES!

近くても「タビ」は出来るのだ。

■ 集合は

名鉄内海駅でーす。

愛知県にお住いの方ならご存知、愛知県は知多半島の先っちょ。近くに海水浴場のある駅だ。とある春先の平日、駅前は閑散としていた。

あっ、本日の旅程を説明していませんでしたね。

■ 知多の四国

実は、愛知県にも四国があるのだ。
え? 何を言って

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青の新作 2点ご紹介

青の新作 2点ご紹介

新作、2点 完成しました!!🎉

【夏の魔法】

個人的にとても気に入っている夏の新作🎐

実物の方が圧倒的に透明感があります。

ぜひ夏に向けて 注目してほしい作品です🐬

【情熱の青】

「情熱の赤」とよく言うけれど、わたしにとって情熱の色は青なのです。

静かに 燃えているような感じ!

青だけど 熱い作品です💠

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それにして

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連載小説『五月雨の彼女』(最終話)

連載小説『五月雨の彼女』(最終話)

「そうだ、これだけあんたに渡していくわ。慰謝料の足しにして」

 未知華が私の前に差し出したのは、ジュエリー店の小さな紙袋だった。

「え、何? すでに別れているなら、慰謝料を請求するつもりはないわ」

「いいから、黙って受け取ってよ」

 紙袋を強引に押し付けてくる未知華の手を、最初のうちは制していたが、決して引くことのない勢いに根負けした私は、ついにはそれを受け取ってしまう。

「も

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散歩しながらゴミ拾い。1ヶ月続けて気付いたこと。

散歩しながらゴミ拾い。1ヶ月続けて気付いたこと。

朝早くに起きて散歩をする。
そんなことを始めて、
気付けば4か月が過ぎていた。

早朝ウォーキングが完全に習慣となりました。

早朝ウォーキングを始めた当初は、
朝の4時50分に起床していましたが、
少しずつ早くなり、今では毎日4時30起床。

片道30分。
こちらの神社に行き、手を合わせる。

見事な連理木。
こちらにも手を合わせる。

たかだか徒歩30分という近所にあった神社。
ウォーキングを

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6年目のこんにちは♪

ふわり ໒꒱· ゚

00:00 | 00:00

お試しで音声配信をしてみました。
緊張で 話がグダグダです(^-^;
花粉、鼻炎で始終鼻を啜っています⚠️
よろしくお願いしますm(_ _)m



マガジン作りました↓

https://note.com/fuwa_0808/m/mde305e9ad264

『少しだけ新しい病弱児の生活と学び』〜心折れずに生きるための46の方法

『少しだけ新しい病弱児の生活と学び』〜心折れずに生きるための46の方法

※この記事は、有料記事に変更しましたが、
今まで書いた記事は、こちらの目次にまとめてあり、無料でご覧いただけます。

はじめに小学5年生の次男は、生まれつきの心臓病です。
生まれてから今まで、通院・検査・入院・服薬・コルセット装着と、我慢を強いられるつらい経験をたくさんしています。また、体力がないので、学校も、1日に2時間くらいしか通えません。

そんななかで、次男が、

「心折れることなく、日々

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詩)桜の木の下

詩)桜の木の下

桜の木の下には死体が埋まっているそうで
何も戦争の事を嘆いてそんな事を言った訳でも
流行り病を嘆いてそんな事を言った訳でも
ただ、満開の桜に目を奪われて
こんなに狂ったように咲くのなら
足元の事など、いっさい忘れて
この匂いと淡い桃色に飲み込まれるのも
決して悪くはない訳で
自分もどうせいつかは死んで
土へと生まれ変わるなら
こんな桜の木の下で…
きっとそんな風に思った人が
死んだら桜の木の下にと

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