枯井戸潤

詩、散文、雑文。 自分のために書いている文章。 /ここで使われている画像はすべて自作の…

枯井戸潤

詩、散文、雑文。 自分のために書いている文章。 /ここで使われている画像はすべて自作の写真 instagram.com/jun_kareido/

マガジン

  • 自分語り 日記

  • ジェンダー セクシャリティ

    ジェンダー、セクシャリティに関係する、僕自身の個人的な感覚の話

  • ライブレポ

    ライブの感想、レポートを載せています マガジン表紙の画像は拝島ジンハウスで撮影させて頂いた写真です

記事一覧

社会に溢れる「ポジティブ思考奨励」に、うるせえなと思う

なぜ自分は何年も前から同じことで毎日飽きもせず新鮮に苦しみ続けていられるのだろう? と思う。 暇だからか? バカだからか? 両方だった。 でも、ポジティブ思考と…

枯井戸潤
1年前

俺はがんばりたくないんだ

俺の人生が楽しくないのは完全に俺のせいだし、今すぐ交通事故か何かで突然死んでも別に構わないどころか想像するとちょっとわくわくすらするけど、痛いのも苦しいのも嫌だ…

枯井戸潤
1年前
1

出口がない

苦しみの 出口がない  と 君が泣く 僕はそれを見ていた 炊飯器が米を炊く ぽこぽこという音と むっとする蒸気が 部屋中に満ちる

枯井戸潤
1年前

久々にTwitter覗いたら、自分のツイートが「見られた回数」が自分だけではなくツイートの画面上で全体公開される仕様になったようですが、あれはなんの意味があるのですか?
そうなる前から思ってたことではあるけどTwitterってすごくリア充用感があって僕みたいなもんにはやりにくい

枯井戸潤
1年前
1

ただ

思い出せ 人はただ生まれ ただ生きて ただ死んでいく それだけのことだと

枯井戸潤
1年前

空虚

書かなきゃいけない詩なんてない 書かなきゃ死んでしまうわけもなし たとえば僕が 何ひとつ残せないまま 今すぐ死んだとしても 別に構わないのだ それなのに なぜこんな…

枯井戸潤
1年前
4

文章の中でだけ本当の自分でいられるようなことを言っておきながら、僕は長いこと書きあぐねている
詩の中で本当の自分を表現しているはずが、素の言葉でなく抽象的に飾り立てなければ書けなくなってしまった
灰色の怠惰に全身がすっぽり覆われている

枯井戸潤
1年前

どんな時も明るく振る舞うべきだという空気、風潮が息苦しくて、嫌で仕方ない
でもその反面、コントや漫才が好きだったり、人を笑わせる文章や表現が出来る人に憧れる自分もいて…自己矛盾。かな?お笑い好きの根暗って。
M-1グランプリ楽しみ
芸人さんはみんな偉いなぁ

枯井戸潤
2年前
1

ただ傍らに在り続ける暗がり

人を明るい気持ちにさせる文章を書けない自分が ずっと嫌だった 世の中が前向きさや明るさばかりを求めているような気がして 僕は所在無い気持ちになった そういう無言…

枯井戸潤
2年前
2

自分で自分につけた名前の話

何かを表現する方の中には、戸籍上の本名で活動している方と、作家名や芸名のようなもので活動している方がいますよね。 表現者でなくとも、SNS等、web上ではハンドルネー…

枯井戸潤
2年前
2

昨夜は小作パーパスの昭和歌謡イベントへ
大入満員状態で、30人程の人達が全員手を繋いでウェーブする大盛り上がりの一場面があった
皆が知ってる音楽があれば、会った事もなかった人達がまるで親しい友人のようにひとつになれる
それはとても素敵なことだ

枯井戸潤
4年前
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モッキンバード

枯井戸潤
4年前
5

宮國英仁 懐メロ弾き語りライブ@拝島ジンハウス2019.07.10(水)

宮國さんの懐メロライブに毎週のように通い始めて約2ヶ月が経った。 彼の歌のうまさにはもう慣れたはずなのだけれど、悔しい事に未だ吃驚してしまう時がある。 この日、度…

枯井戸潤
4年前
1

茶色い庭 by天国

僕が最近よくライブレポを書かせて頂いている宮國英仁さんが、ピアニスト本間太郎さんとやっているデュオ「天国」の公式ライブ動画です 僕はすべての音楽の中でこの「天国…

枯井戸潤
4年前
4

今夜はJAZZ SESSION@拝島ジンハウスで歌わせて頂きました
用意してきた曲をやるのも楽しいけどインプロビゼーション(アドリブ)で遊ぶのがとても楽しく、そして勉強になりました!
ホストのしんこさん、河村洋さんのおふたりにはいつもたくさんの事を学ばせて頂いています

枯井戸潤
4年前
2

宮國英仁 懐メロ弾き語りライブ@拝島ジンハウス2019.07.03(水)

宮國さんの懐メロライブは、いつも客層を見て臨機応変に選曲されていて、とても幅広い年代の曲が歌われている。 僕は個人的には、宮國英仁懐メロライブの真骨頂は古い曲の…

枯井戸潤
4年前
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社会に溢れる「ポジティブ思考奨励」に、うるせえなと思う

社会に溢れる「ポジティブ思考奨励」に、うるせえなと思う

なぜ自分は何年も前から同じことで毎日飽きもせず新鮮に苦しみ続けていられるのだろう? と思う。

暇だからか? バカだからか?
両方だった。

でも、ポジティブ思考とか自己啓発とかうるせえ。
放っておいてくれ とも思う。
そんなことばかり目につく世界が逆に病気に見える。
そうやってポジティブ暗示をかけ続けていなければ、たちまち負の感情に飲み込まれてしまう人達が必死に呪いを唱えているかのように見え

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俺はがんばりたくないんだ

俺はがんばりたくないんだ

俺の人生が楽しくないのは完全に俺のせいだし、今すぐ交通事故か何かで突然死んでも別に構わないどころか想像するとちょっとわくわくすらするけど、痛いのも苦しいのも嫌だし、自殺なんて全然したくない

長生きも同じくらいしたくないけど、お迎えがくるまでは多分生きてしまうのだろう

それならばわざわざ無理してまでやりたくもないことをがんばりたくない

他人様に自慢できる素晴らしい仕事や魅力的な才能がなくても、

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出口がない

出口がない

苦しみの

出口がない 



君が泣く

僕はそれを見ていた

炊飯器が米を炊く

ぽこぽこという音と

むっとする蒸気が

部屋中に満ちる

久々にTwitter覗いたら、自分のツイートが「見られた回数」が自分だけではなくツイートの画面上で全体公開される仕様になったようですが、あれはなんの意味があるのですか?
そうなる前から思ってたことではあるけどTwitterってすごくリア充用感があって僕みたいなもんにはやりにくい

ただ

ただ

思い出せ

人はただ生まれ
ただ生きて
ただ死んでいく
それだけのことだと

空虚

空虚

書かなきゃいけない詩なんてない

書かなきゃ死んでしまうわけもなし
たとえば僕が
何ひとつ残せないまま
今すぐ死んだとしても
別に構わないのだ

それなのに
なぜこんなに
書けないことが虚しいのだろう

病巣のような沈黙

もはや挑むことさえ諦めてしまった自分が
酷く情けなく
哀しい

文章の中でだけ本当の自分でいられるようなことを言っておきながら、僕は長いこと書きあぐねている
詩の中で本当の自分を表現しているはずが、素の言葉でなく抽象的に飾り立てなければ書けなくなってしまった
灰色の怠惰に全身がすっぽり覆われている

どんな時も明るく振る舞うべきだという空気、風潮が息苦しくて、嫌で仕方ない
でもその反面、コントや漫才が好きだったり、人を笑わせる文章や表現が出来る人に憧れる自分もいて…自己矛盾。かな?お笑い好きの根暗って。
M-1グランプリ楽しみ
芸人さんはみんな偉いなぁ

ただ傍らに在り続ける暗がり

ただ傍らに在り続ける暗がり

人を明るい気持ちにさせる文章を書けない自分が

ずっと嫌だった

世の中が前向きさや明るさばかりを求めているような気がして

僕は所在無い気持ちになった

そういう無言の圧と闘う様に暗い文章を書きたかった

「暗い文章を書いているからこそ笑えるようになることもある」
なんて書いた事もあったけれど

そんなの自己欺瞞だった

笑えるようになるために暗い文章を書きたかったんじゃない

暗い自分が
ただ

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自分で自分につけた名前の話

自分で自分につけた名前の話

何かを表現する方の中には、戸籍上の本名で活動している方と、作家名や芸名のようなもので活動している方がいますよね。
表現者でなくとも、SNS等、web上ではハンドルネームをお使いの方も多いことでしょう。
本名以外の名前をお使いの方は、どのようにその名前を決めたのでしょうか?
戸籍上の名前よりも、自分で自分に付ける名前の方が、意図して自分自身を表現したものだと思うので、由来に興味が湧きます。

まずは

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昨夜は小作パーパスの昭和歌謡イベントへ
大入満員状態で、30人程の人達が全員手を繋いでウェーブする大盛り上がりの一場面があった
皆が知ってる音楽があれば、会った事もなかった人達がまるで親しい友人のようにひとつになれる
それはとても素敵なことだ

宮國英仁 懐メロ弾き語りライブ@拝島ジンハウス2019.07.10(水)

宮國英仁 懐メロ弾き語りライブ@拝島ジンハウス2019.07.10(水)

宮國さんの懐メロライブに毎週のように通い始めて約2ヶ月が経った。
彼の歌のうまさにはもう慣れたはずなのだけれど、悔しい事に未だ吃驚してしまう時がある。

この日、度肝を抜かれた曲は、村下孝蔵「ゆうこ」である。
この曲自体の持つ美しさに、宮國さんの天性の声の良さと、努力によって培われてきたテクニックが加わり、その「切ない色気」にめまいがする程の歌唱だった。

そして、アンコールで歌われた、もんたよし

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茶色い庭 by天国

僕が最近よくライブレポを書かせて頂いている宮國英仁さんが、ピアニスト本間太郎さんとやっているデュオ「天国」の公式ライブ動画です
僕はすべての音楽の中でこの「天国」というアーティストが一番好きだ
このおふたりを描写するのに、「天才」などという言葉は僕の中ではもはや擦り切れていて使いたくない
さて、どうしたものか
「知性と狂気と変態性 と 笑い」 
といったところか
音楽性についてジャンルで規定する事
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今夜はJAZZ SESSION@拝島ジンハウスで歌わせて頂きました
用意してきた曲をやるのも楽しいけどインプロビゼーション(アドリブ)で遊ぶのがとても楽しく、そして勉強になりました!
ホストのしんこさん、河村洋さんのおふたりにはいつもたくさんの事を学ばせて頂いています

宮國英仁 懐メロ弾き語りライブ@拝島ジンハウス2019.07.03(水)

宮國英仁 懐メロ弾き語りライブ@拝島ジンハウス2019.07.03(水)

宮國さんの懐メロライブは、いつも客層を見て臨機応変に選曲されていて、とても幅広い年代の曲が歌われている。
僕は個人的には、宮國英仁懐メロライブの真骨頂は古い曲の方だと思っている。
この日は、彼の膨大なレパートリーの中から、「一番美味しいところ」を聴くことが出来た日であったと思う。
どんな曲が歌われているのか、セットリストを公開しよう。

1.人生が二度あれば    井上陽水
2.遠くで汽笛を聞きな

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