kimmy@小説ソムリエ

小説好き。本屋さんに行って気になった小説を片っ端から読んでいく。文庫派。古本買わない派…

kimmy@小説ソムリエ

小説好き。本屋さんに行って気になった小説を片っ端から読んでいく。文庫派。古本買わない派。小説の楽しさを広めるための企画を考えたり、小説ソムリエとしてあなたに合った小説をおすすめする活動も。 https://www.instagram.com/kimmy_book_log/

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    小説ってこんなに面白いのに、世の中に全然広まっていない。それならば小説に関連してサービス企画・販促企画をしてみよう

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2021年に読んで面白かった小説ベスト10

4回目となる個人的な年間ベスト10。2021年は相変わらずのコロナ禍で移動時間が激減。年間の読書量は30冊と一時期に比べると半分近くに減ってしまいましたが、それでも面白…

2023年、このエンタメ(映画・小説)が面白かった

あけましておめでとうございます。 2023年もたくさんの作品と触れ合うことができました。 今回は小説も映画も取り混ぜながら、順不同でご紹介。 映画 : ラーゲリより愛を…

2022年 この小説が面白かった6選

年も明けてずいぶん時間が経ってしまいました。 2022年はただでさえ読書量が減っているのに加え、積読ならぬ読了後の積みレビューも嵩んでしまったので、今年は6作品で。 …

2021年この映画が面白かった

いつもは小説ばかりの投稿ですが、今回は映画で。 極力ネタバレしないように気をつけながら、特に順位をつけずに一気にご紹介します キャラクターキャッチーな出演者でキ…

2020年に読んで面白かった小説ベスト10

毎年恒例、1年間に読んだ作品のベスト10。2020年の読書量は44冊でした。例年よりも冊数が少ないのは、やはりコロナによるリモートワーク増加で電車での読書時間が大幅に減…

2020年に映画館で観た映画ベスト10

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小説で得た知識

ある時、後輩が放った一言が、妙にササった。 「小説は、著者が取材や調査をしたうえで書かれているから、読んでいるだけで知識が増える」 なるほど確かに。言われてみれ…

検索は疲れる。心がオススメされたがっているんだ。

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「リーディングトラッカー」と「一行文庫」と「読む速度を2倍にする技術」と

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「読書感想文って必要なくない?」について。

先日twitterでトレンド入りした「読書感想文って必要なくない?」について。 読書感想文、ツラかったなー。あらすじで大半を埋めるのは違うんだろうなとは思いつつ、どう…

学生が小説に触れる機会を創出する企画

小説をもっと世の中に広めるために、幅広いエンタメコンテンツにするために 小説に関連してサービス企画・販促企画をしてみようの第二弾。 10代の頃に読書を普段、本を読…

読書する環境を創出する企画〜小説を、もっと多くの人に〜

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コロナによる世の中への影響考察

外出できない今こそ、試しに読書してみませんか。初心者にもオススメの小説10選[おうちエンタメ]

さて。思うように外出できない日々が続いています。長期戦になりそうな雰囲気もあります。こんな時にこそ、おうちエンタメ。時間を持て余している人たち、NETFLIXもyoutube…

文芸、人文って、、本のカテゴリがわかりづらい

本屋のフロアマップも、amazonの本のカテゴリも、わかりにくくないですか? 文芸、文学、人文とか、、さらには文庫・新書とも分かれてたりするし。 東野圭吾のミステリー…

2019年に読んで面白かった小説ベスト10

2019年に読んだ小説は全部で54冊でした。昨年に引き続き、今年も個人的なベスト10をお届けします。 おさらい:過去のベスト10・最新のTOP10まずは2018年の振り返り。「消…

2021年に読んで面白かった小説ベスト10

2021年に読んで面白かった小説ベスト10

4回目となる個人的な年間ベスト10。2021年は相変わらずのコロナ禍で移動時間が激減。年間の読書量は30冊と一時期に比べると半分近くに減ってしまいましたが、それでも面白い作品とたくさん出会いました。ありがとう、小説。おもしろいよ、小説。

※過去の年間ベスト10はこちら第10位 「七回死んだ男」 西澤 保彦1995年の作品。主人公は、同じ1日が9回繰り返されることがたまに発症するという、いわばタイ

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2023年、このエンタメ(映画・小説)が面白かった

あけましておめでとうございます。
2023年もたくさんの作品と触れ合うことができました。
今回は小説も映画も取り混ぜながら、順不同でご紹介。

映画 : ラーゲリより愛を込めてまっすぐに、言ってしまえば王道な展開に、腕を組みながら観ていたのがいつの間には惹き込まれ最後には涙していた。出演者の演技もとてもよく、特に安田顕さんが素晴らしかった。これが実話なことにも衝撃。

小説 : いけない (道尾秀

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2022年 この小説が面白かった6選

2022年 この小説が面白かった6選

年も明けてずいぶん時間が経ってしまいました。
2022年はただでさえ読書量が減っているのに加え、積読ならぬ読了後の積みレビューも嵩んでしまったので、今年は6作品で。
ネタバレ気味の内容になりますので、ご注意ください。

過去の年間ベスト10はこちら「獏の耳たぶ」 芦沢 央第三者の悪意による取り替えではない。取り替えたのは母親の繭子。故意ではあったが悪意はなかった。あまりにも追い詰められすぎていて、

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2021年この映画が面白かった

2021年この映画が面白かった

いつもは小説ばかりの投稿ですが、今回は映画で。
極力ネタバレしないように気をつけながら、特に順位をつけずに一気にご紹介します

キャラクターキャッチーな出演者でキャッチーな設定で、気になるけれどどこまで面白いんだろうと思って観てみたら、ちゃんと面白かった。
猟奇殺人鬼を演じるSEKAI NO OWARIのFukaseの、微笑みながらもクレイジーな目が思いのほかハマっていて、話題作りなだけのキャステ

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2020年に読んで面白かった小説ベスト10

2020年に読んで面白かった小説ベスト10

毎年恒例、1年間に読んだ作品のベスト10。2020年の読書量は44冊でした。例年よりも冊数が少ないのは、やはりコロナによるリモートワーク増加で電車での読書時間が大幅に減ってしまった影響ですね。これからは意識して時間を作らないと。

過去のベスト10・最新のベスト10第10位 「スタフ」 道尾秀介まず。「移動デリ」とは食品の調理・加工をする自動車のことで「ランチワゴン」とか「キッチンカー」のこと。こ

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2020年に映画館で観た映画ベスト10

2020年に映画館で観た映画ベスト10

小説メインのアカウントですが、今回は「映画」

もうすっかり一人映画への抵抗も無くなり、ちょっと時間があけば映画館に。なんだったら観る映画を先に決めて、移動先で作業をする(リモートワーク万歳)程度には観てきた2020。せっかくなのでベスト10を選んでみました。

多少のネタバレはすいません。

※読んだ小説が原作の映画(「朝が来る」「罪の声」)や、アニメの続き(「鬼滅の刃」「劇場版ヴァイオレット・

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小説で得た知識

小説で得た知識

ある時、後輩が放った一言が、妙にササった。

「小説は、著者が取材や調査をしたうえで書かれているから、読んでいるだけで知識が増える」

なるほど確かに。言われてみれば、小説を読み始めたことで知識(雑学?)が増えた気がする。

せっかくなのでtwitterに投稿してみることにした。 #小説で得た知識

(以下、随時更新)

検索は疲れる。心がオススメされたがっているんだ。

検索は疲れる。心がオススメされたがっているんだ。

これだけ情報が溢れかえっている世の中。ほぼ無意識に、毎日行っている「検索」

それでも検索結果は何ページにもわたるし、フェイクニュースの問題もあるし、クチコミやレビューは、果たして信用して良いものか。。

そもそも検索とはGoogleやYahooに代表されるテキストを入力しての検索方法は、「自分が何を欲しているか」が明確で無いと使いづらい。

例えば、ちょっと時間ができたからDVDでも借りるかと思

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「リーディングトラッカー」と「一行文庫」と「読む速度を2倍にする技術」と

「リーディングトラッカー」と「一行文庫」と「読む速度を2倍にする技術」と

目が滑るあぁ、たしかに。わかるわかる。

ADHDかどうかはさておいて、本を読んでいても内容が頭に入ってこない時がある。体調が悪いというか、悪いほどではないけれど集中できないというか、文字を追う速度と頭脳が解釈する速度がズレているというか。

こんな時は、しおりを使ってサポートしてました。

こんな感じで

リーディングトラッカーっていうのがあるんだ。貸し出している図書館もあるみたい。なるほどなー

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「読書感想文って必要なくない?」について。

「読書感想文って必要なくない?」について。

先日twitterでトレンド入りした「読書感想文って必要なくない?」について。

読書感想文、ツラかったなー。あらすじで大半を埋めるのは違うんだろうなとは思いつつ、どうやって書いたら正解なのかが全然分からなかった。twitterでも文字数埋まるかどうかなのに原稿用紙3枚とか言われた日には、、、その文字数を言語化する時点で感じたこと以上に取り繕った文字が並んでしまうのが目に浮かぶ。

そもそも読書感

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学生が小説に触れる機会を創出する企画

学生が小説に触れる機会を創出する企画

小説をもっと世の中に広めるために、幅広いエンタメコンテンツにするために

小説に関連してサービス企画・販促企画をしてみようの第二弾。

10代の頃に読書を普段、本を読まない人は47.3%。以前と比べて読書量が減っている人は67.3%。

一方で、人がもっとも読書をするべき年代は、10代だ。と答えた人は4割強。

これが、中年が若者に対する単なる説教的な回答なのか、自分を振り返っての後悔なのかはわか

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読書する環境を創出する企画〜小説を、もっと多くの人に〜

読書する環境を創出する企画〜小説を、もっと多くの人に〜

小説ってこんなに面白いのに、世の中に全然広まっていない。

それならば、小説に関連してサービス企画・販促企画をしてみようの第一弾。

本を読まない人は47.3%!? (読書文化の現状)文化庁の調査によると、1ヶ月に1冊も本を読まない人は47.3%。しかも読書量が減っていると答えた人は67.3%。

さらに、クロスマーケティングの調査によると、読書に関して最もよく読むジャンルを文学・小説を答えた人は

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外出できない今こそ、試しに読書してみませんか。初心者にもオススメの小説10選[おうちエンタメ]

外出できない今こそ、試しに読書してみませんか。初心者にもオススメの小説10選[おうちエンタメ]

さて。思うように外出できない日々が続いています。長期戦になりそうな雰囲気もあります。こんな時にこそ、おうちエンタメ。時間を持て余している人たち、NETFLIXもyoutubeも見飽きたという方々。この機会に小説を読んでみるのはいかがでしょうか。

ページ数が少ない、文章が読みやすいなど、初心者にもお勧めの10作品を選んでみました。

[笑える] 恋のゴンドラ 東野圭吾ガリレオシリーズや加賀恭一郎シ

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文芸、人文って、、本のカテゴリがわかりづらい

本屋のフロアマップも、amazonの本のカテゴリも、わかりにくくないですか?

文芸、文学、人文とか、、さらには文庫・新書とも分かれてたりするし。

東野圭吾のミステリー小説はどこにあるのか。池井戸潤の半沢直樹シリーズはどこに並んでいるのか。本屋に慣れてない人がこのフロアマップを見ても何階に行けばいいのかが見当つかないと思うんですよね。

さらには、

男性作家・女性作家とかで分類されてもわからな

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2019年に読んで面白かった小説ベスト10

2019年に読んだ小説は全部で54冊でした。昨年に引き続き、今年も個人的なベスト10をお届けします。

おさらい:過去のベスト10・最新のTOP10まずは2018年の振り返り。「消滅世界」や「炎の塔」、「噂」あたりは小説に馴染みがない人にもオススメしやすい作品です。今からでも遅くない。ぜひどうぞ。

番外編 「恋のゴンドラ」 東野圭吾ベスト10を始める前に、まずは番外編から。

短編集であり、恋愛

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