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9月4日(土)、第1085回 「表裏の関係」

ひとに嫌われているのでは?、

と悩んでいるひとの多くは、

その悩みの数と同じ数だけ、

ひとを嫌っていることが多い。


「えっ、それは、
どういうことですか?」


考えてみてください。


そもそも、


ひとに嫌われているのでは?、

と悩んでいるひとは、


自分自身の性格や言動で、

「ここがよくない」

「ここをなおさなきゃ」

と思っている部分がある。


だからこそ、

そこが原因でひとに嫌われた、

と思っているわけです。


ということは、

裏を返すと、


日頃の人間関係の中で、

その自分自身の嫌いな部分を、

他人様の言動の中に、

見つけやすくなっている、

ということです。


例えば、


「時間をなかなか守らない」

そういう自分自身を嫌いなひと

というのは、


「時間をなかなか守らない」

そういう他人様も嫌いになる、

というわけです。


自身の性格や言動を、

何とかせねば、と思い立って、

自分自身の、

心の中へ、心の中へと、

入っていこうとはしますが、

自分自身と向き合うことは、

そうは、簡単ではない。


そうであるならば、


自分と向き合うのではなくて、

他人様と向き合うほうが簡単

なわけです。


つまり、


他人様の言動として、

自分が嫌いだと思ったところ

を見つけたら、

それを「赦す」ようにする、

ということ。


「時間をなかなか守らない」

ということで嫌いになった、

他人様を「赦す」、

そのことにより、

「時間をなかなか守らない」

ということで嫌いになった、

自分自身を「赦せる」

ようになる。


まことに不思議なことですが、


ひとを「赦す」

ということは、

ひとに「赦される」

ということと、

まったく同じ意味合いになる

のです。


感謝、合掌
慈永

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