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納豆が大好きになった訳 温度管理の大切さ 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 久しぶりに室温の納豆を食べたら柔らかくて匂いもキツく食べにくかったのです。それで思い出しました。

 納豆が大好き(になった訳

 アメリカに家族帯同で駐在していた時の話です。半導体ベンチャーと最先端技術の共同開発をしていました。

 その辺りは以下もお楽しみ下さい。

 当時シリコンバレーの日本人駐在員御用達のヤオハンというスーパーが有りました。静岡県のスーパーが急成長して海外展開までしていたのです。

 その辺りは以下を御覧下さい。


 ヤオハンサンノゼ店の話は以下を御覧下さい。今は元従業員の方が買い取って別の名前で経営されているようです。

 日本のバブル景気末期のシリコンバレー、当時1ドルは145円程度だったでしょうか。
(奇しくも超円安と大騒ぎの今と同じ水準ですね。当時は同じ水準で円高と思われていました。www)
 日本からの輸入食材は入手困難な上に非常に高かったので、どうしてもという時には専らそのヤオハンの特売品を狙って買っていました。

 そのヤオハンでは日本から冷凍した納豆を売っていて、賞味期限が近くなったものは半額セールで2ドル程度で売られていました。

 幸い日本のビールは一部現地生産されていましたのでCOSTCO(当時は日本進出していませんでしたが、今は日本にも定着している会員制卸売業者)で現地ビール350ml缶24本のケース売りが8ドル程度に対して14ドル程度でキリンや日本からの輸入サッポロが入手できました。

 その後現地生産の日本ブランド製品は、米国らしい訴訟にも見舞われたようですが。

 “日本製と誤認” 米国「キリン一番搾り」めぐり、販売会社に賠償命令 - NewSphere | NewSphere

 因みに当時はキリンビールだけでしたが、2024年頃にはサッポロビールも現地生産するようです。

 なんと!サッポロビールが米国に主力工場新設へ|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

  また日本酒もナパ・ヴァレーというワインの産地に白山と呼ばれるブランドの地酒(日本酒)が有りました。しかし残念ながら撤退されて今はもうありません。

 このような先人の意地でも地元で好きな酒が飲みたいという欲望達成の歴史の一幕も宜しければお楽しみ下さい。

 という訳で、ヤオハンサンノゼ店で買った冷凍納豆を室温で解凍しながら冷たい納豆を一粒ずつちびちび、日本ブランドのビールや日本酒のおつまみにしていたのです。

 これが旨かった。

 そもそも納豆は、子供の頃は両端を締めた藁(わら)に入れられて室温で売っていました。それを母が深皿に移し、菜箸で泡立てて食卓に出してくれていました。ご飯に載せてお醤油を少し垂らして食べるように促(うなが)され食べたのですが、癖が強すぎて子供には無理でした。
 その後、お味噌のコマーシャルで納豆の御味御付を美味しそうに食べるシーンを見て、一般ウケ狙いなのだから美味しいに違いないと思い自宅でも母に作ってもらいました。しかし、匂いがキツくこれも駄目でした。

 こんな苦い経験をしても、意地でもカリフォルニアで美味しく日本のビールやお酒を、しかもこれまた日本のおつまみで飲みたいという一心で泡立てない冷たい納豆を試してみたのでした。

 これが大正解だったというお話でした。


蛇足
 その為に、以降お料理や飲み物の温度管理にうるさい

嫌なおやじ

となって(進化ですよねwww)しまいました。

超蛇足
 昨晩も冷たい納豆を泡立てず一粒一粒つまみにして、カリフォルニアの空の下で意地になって日本のビールや酒と摘みを楽しんだ日々に思いを馳せつつ晩酌を頂きました。(笑)


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