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ジョジョ・ラビットは砕けない
この物語は1945年の春、S市杜王町を舞台にした少年少女の奇妙な冒険である。
い…いや…
体験したというよりはまったく理解を越えていたのだが……
あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
「おれはスクリーンの前でイスに座っていたと思ったらいつの間にか泣いていた」
な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
興奮だとか感動だとかそんなチャ
彼女は頭が悪いから 雑感
実際に東大生が起こした強制わいせつ事件を、直木賞作家が小説化したこの作品は発売当初から他人事と思えず、読まなくてはと思っていた。結局発売から1年近く経ってから読んだのだが、当時読まなくてはと思った直観は、やはり正しかった。
もちろん私は東大生でも東大卒業生でもない。強制わいせつ罪で逮捕された過去もない。
この物語を学歴社会だとか東大の傲慢さとかで論じてしまうと肝心なものを読み落としてしまう。