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公務員になりたい・辞めたい人向けマガジン

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やる気と怠惰問題に見る終身雇用の是非

前回は怠惰な人間とベーシック・インカムという記事に、もしベーシック・インカムが導入されたら働かなくなる人が多いんだろうなぁということを書いてみました。今回はもう少し現実的に、今や崩壊したとも言われている「終身雇用」について少し考えてみたいと思います。以前から私のnoteをご覧いただいている方はご存知の通り、私はバリバリ「終身雇用」の公務員を辞めた人間です。「終身雇用」という制度は雇用の安定という意

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同じ時給なら手抜きするのが賢いの?

ここ1か月くらいは、心の友との会話をヒントに考えたこともたくさんありましたが、自分の中の「働くこと」や「怠惰・勤勉」について思いを馳せることも多かったです。他の公務員時代の友人とも話す機会があり、その時にも怠惰な人間とその尻拭いをする人々の話が出ました。昔から正義感が強く、掃除や給食当番をサボる人々に不満を抱きながら、黙々と作業をしていた自分にとっては、大きな人生のテーマだなと思います。公務員を辞

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感情論・立場論から全体意識へ

先日、前の職場の友人たちと会って、独女アラサー”タラレバ的”おしゃべりに花を咲かせて楽しんでいました。かつての自分がそうであったように、やはり公務員の内部の組織の状況については思うところがあるようで、自分も内情をよく知っているからこそ「そうだよね、そういう問題あるよね」と話を聞いていました。組織は同じこと何年繰り返しているのだろう?という記事にも書いたように、内部での議論やプロジェクトがちっとも進

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外の世界のせいにしないと誓えるか?

第3チャクラのテーマで何度も登場している「被害者意識」についてもう少し掘り下げてみようと思います。「やらされ感」とES(従業員満足度)の記事や「悔しさ」「報われなさ」の正体の記事などに、これまでの報われなかった(と思っている)エピソードを書きました。その他就活で苦しんだ思い出も、大学になじめなかった思い出も、心療内科の薬漬けだった思い出も、いつでも私は「自分は被害者だ」という意識で語っていたように

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「やらされ感」とES(従業員満足度)

昨日の自己犠牲×他人のため=恩着せがましいという記事では書き切れなかった、日本人の自己犠牲精神と働くことについて引き続き考えてみたいと思います。今でこそ自己犠牲精神からだいぶ解放され、自由にのびのびと生きておりますが、以前の私は自己犠牲傾向が強く正義感から他人を裁き、「許せない!」と腹を立てているタイプでした。今でもその傾向は多少なりとも残っていますけどね。正義感にまつわる幼き日の思い出については

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自分自身に貢献しているか?

先日、久しぶりに公務員時代の友人と会って色々とお話してきました。普段は当時どんな思いで働いていたかとかどうだったとかって考えることはもうないんですけど、友人に話を聞くたびにあの頃の状況を思い出したり、当時と何も変わっていない組織の話を聞いては、あぁやっぱり辞めて良かった…と思うのでした。仕事を効率的に早く終わらせたり、プラスアルファの活動に参加したり(させられたり)、こうした方が良くなる…みたいな

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「男性社会にはもううんざり」という本音

今日は夕方の更新。というのも、久しぶりに午前中からお腹を壊してしまって、ちょっと休んでいたのですよね。ここ数日不安感が蘇ってきたり、怒りがこみあげてきたりと感情がブレブレだったので、その後始末的にお腹を壊したものと思っておりますが、わかりやすいほど反応がすぐ出る私の身体のセンサーの繊細さには脱帽します(笑)。振り返ってみても毎年12月の年末にかけてって調子が悪いことが多い気がします。1年の総まとめ

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「言われたことだけをやる」に慣れすぎて

気づけば仕事を辞めて1年が経ちました。この1年で私を取り巻く状況は大きく変わり、去年の今頃は知り合いではなかった人が周りにたくさんいて、私自身の意識も変わり、少しずつですがやりたいことや学びたいことの輪郭がくっきりしてきている感じ。仕事を辞めてからここまで来るのに1年かかりました。私はかなりのんびりもたもたしている方だと思いますが、仕事の疲れを回復&新たなスキルを身につけるまでには、やはりある程度

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「青さ」「情熱」を失った組織の末路

昨日の「大欲は無欲に似たり」は希望の言葉の記事に、自分の中にあるピュアな内なる情熱に気づいたという自分語り記事を書きましたが、それと同時に大学生の頃や組織に入庁したての頃に感じていた「青さ」「情熱」みたいなものを思い出していました。会社や組織に入りたての頃は誰しも熱い気持ちを持っていたり、根本的におかしいと思うところがあればカーッとなったり、上司に意見してみようと思ったりすることはあると思います。

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「正規」がみんなの首を絞めるというパラドクス

社会派記事多めの昨今ですが、相変わらず今興味があるのは労働問題だったり、ビジネスの話だったりと、ゴリゴリ現実的な内容ばかりです。やっぱりこういうのも波があって、思いっきり宇宙とかヒーリングとか内観とか言ってる時と、現実的な話題がしたいときとあるものですね。私としてはせっかく学んだスピリチュアル的な考え方を現実的に実践していきたいという思いが強いので、スピリチュアルをスピリチュアルの世界で完結させた

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当事者意識の欠如が生むなげやり感

昨日、28歳が新卒一括採用について思うことという久しぶりの社会派記事を書いてみて、じゃあなんでこんなに問題がある就活制度なのに、いっこうに変わっていかないのだろう?(それくらい今回のヤフーは英断)と考えてみたのですが、大きな組織ほど意思決定が遅いし、前例踏襲なのでなかなか変われないということは大いに関係しますよね。以前に組織の「意思決定力」は大きな指標という記事にも似たようなことを書きましたが、変

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28歳が新卒一括採用について思うこと

昨日ネットで話題になっていた”ヤフー新卒一括採用廃止”のニュース。30歳以下の入社希望者を通年で採用する方針らしいです。私が以前勤めていた役所も確か29歳まで同じ枠で採用だったので「あんな感じになるのね」、と思いながら見ていました。役所は通年採用じゃないですし、ヤフーみたいなエリート企業じゃないのでまた全然違うとは思うのですが、同期の年齢がバラバラとか(高卒の18歳から社会人経験あり転職の29歳ま

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誰もやりたがらない仕事は淘汰される

スピ系や占星術のブログなどを見ていると、今年くらいからいよいよ魂の本音に嘘をついて生きていくことができなくなると色んなところに書かれていて、やりたくない仕事に日々神経をすり減らしているような人は、最後の警告としてのうつや体調不良などの「強制終了」がどんどん起きてきそうな感覚があります。今まではお金のために働くことがよしとされてきたところはありますが、これからは魂の本音に沿って働くことがよしとされる

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「他人の目を気にする」壁を越えていく

わかってはいるけどなかなかできないこと、「他人の目を気にしない」こと。これもスピ系とか好きなことをやっていこうと訴えている人が良く言うのですが、「言うは易し行うは難し」と思うことの一つです。日本人は特に他人の目を気にする人が多い国民性があると思うので、難しいと感じる人が多いのではないでしょうか。おそらくどなたも今までの人生で数人は、「この人他人の目とか気にしないんだな」と思う人に出会ってきたかと思

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