安野ニツカ

安野丹束の語ること/nienoedda/児童文学を中心に/紙の本は右手に過去、左手に未…

安野ニツカ

安野丹束の語ること/nienoedda/児童文学を中心に/紙の本は右手に過去、左手に未来を手に/ 褒められると言語中枢が麻痺/(о´∀`о)ニンマリ!/耽読家/好きが深い/アイコンは描きました/本棚の魔女です。

記事一覧

固定された記事

王さまの本棚 まえがき

35歳の誕生日(2020年8月8日)周辺にTwitterで、favのついた数だけ本を紹介するよ!という企画を行ないました。そのとき112冊ノックした本について、王さまの本棚と題して…

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#呑みながら書きました 今年のふりかえりと来年の抱負

さてさて、始めましょうかね、プッカーもといピッカー業務はもう始めているのですが、にも呑み書き本番参加しますだよ。 さて、大きなタイトルだな、今年のひりかえりひど…

安野ニツカ
4か月前
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編み散らし修行6日目

編み物にハマりました。 正確には、大人になってから、第三次編み物ブームが到来しました。 一度目は10年位前ほぼ日のキットを買って満足しました。 二度目は3~6年前(記…

安野ニツカ
5か月前
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準創造と世界のはじまり、決意。

トールキンが提唱している、「準創造」という言葉があります。 私の理解で簡単に言うと、この世を創ったのは神であり、物語を創ることは、その模倣「準創造」である、とい…

安野ニツカ
5か月前
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【改稿】『またあしたの窓』を開く(全体公開)

 私のなかに、激しい独占欲がありました。  自分にそういう感情があることは知っていました。例えば好きな事物において、よりお詳しい方がいたら、無条件降伏をして尊敬…

安野ニツカ
6か月前
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コメント文字数上限を超えてしまった環さんへのお手紙

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安野ニツカ
6か月前
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神さまを生み出すひと

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安野ニツカ
6か月前
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もっと読まれたいと私は初めて思った #呑みながら書きました

フンフンランランごきげんで、なんとなく書いてきました。 自分はクリエイターなのかな?違うかもなあって思ってました。 だって、一つの小説作品も完結させていなかったん…

安野ニツカ
7か月前
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月日の功罪 #あえていまセカチュー

セカチューなんて軽薄なケータイ小説の延長だ、と思いながら読んだ。そのころ漱石から向田邦子から、いろんな文学に触れようとしていた大学時代の話だ。とうぜん、つまらな…

安野ニツカ
8か月前
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おなかのおおきなおひめさま

まえがき いつだったかの、こちらのマシュマロ(マシュマロなので匿名なのだけど、おそらくあの子がくれたもの🤔)を元に書きました。 おなかのおおきなおひめさま  …

安野ニツカ
8か月前
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お母さん

子どもの頃のことだ。 三田で、わたしは中学から大学を卒業するまでの10年近くを過ごした。 中学二年生の春というすこし中途半端な時期に引っ越した先で姉妹各々に部屋をあ…

安野ニツカ
9か月前
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『君たちはどう生きるか』初見レポ

7月17日、三連休最終日に観てきました、『君たちはどう生きるか』。 では、ネタバレに容赦がないので、未見の方は読まないほうがよいかと思います。 観た方とはお話しした…

安野ニツカ
9か月前
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Twitterくん、今度は呟けない、そして♡がつけられない病気に。しどい。

安野ニツカ
10か月前
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梅ジュース #呑みながら書きました

もしかしたら後夜祭に参加するの初めてかも、嘘かも。かも。 第16回 #呑みながら書きました やります|マリナ油森 (note.com) なんかね、使ってるPCでノートのリンクうま…

安野ニツカ
10か月前
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王さまの本棚 91冊目

『魔女』 五十嵐大介作/ 本棚での場所はここ わたしの趣味はまあまあチャラいところもあると思っているヤカマシイ夫がイスタンブールの街の描写に唸っていました。やった…

安野ニツカ
10か月前
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名前のない料理が日常というけれど

ひとは名前のない料理を作ることが主婦・主夫の日常というけれど、料理偏差値というものがあるならわたしのそれは確実に50以下なので、毎夕、晩ごはんの献立に四苦八苦して…

安野ニツカ
10か月前
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王さまの本棚 まえがき

王さまの本棚 まえがき

35歳の誕生日(2020年8月8日)周辺にTwitterで、favのついた数だけ本を紹介するよ!という企画を行ないました。そのとき112冊ノックした本について、王さまの本棚と題して、1tweet1noteにまとめていきます。

Twitterでは砕けた、というかむしろ溶けた文体も使い放題なので、やりやすかったのですが、noteとなるとそうはいきません。ええと、がんばります。

始めるにあたって、少

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#呑みながら書きました 今年のふりかえりと来年の抱負

#呑みながら書きました 今年のふりかえりと来年の抱負

さてさて、始めましょうかね、プッカーもといピッカー業務はもう始めているのですが、にも呑み書き本番参加しますだよ。

さて、大きなタイトルだな、今年のひりかえりひどいな、振り返りでありますが、なーんにも覚えとらんのですわ、これが。いろいろあったのですが、今思い出すと、結構引きこもっていたなあというのが率直なところ。
ぽおうち趣味ばっかり増えっちゃってもう。

というわけで、編み物を始めました!!!憧

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編み散らし修行6日目

編み散らし修行6日目

編み物にハマりました。
正確には、大人になってから、第三次編み物ブームが到来しました。

一度目は10年位前ほぼ日のキットを買って満足しました。
二度目は3~6年前(記憶のあやふやさがひどい)、かぎ針編みでもりもりとアクリルたわしを手始めにいくつか編みました。かぎ針編みは子どものころなんとなく母に教えてもらったのです。飽きっぽすぎて、作品は一つも完成しなかったけれども
この時の目標は、靴下を作るこ

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準創造と世界のはじまり、決意。

準創造と世界のはじまり、決意。

トールキンが提唱している、「準創造」という言葉があります。
私の理解で簡単に言うと、この世を創ったのは神であり、物語を創ることは、その模倣「準創造」である、ということです。

準創造。宗教を持たないわたしでも、これこそが、求めることなんですよね。在野の作家で構わないんです。デビューとか、商業作家になりたいとか、あんまり思っていなくて、わかる人にわかってもらえたらそれでいいし、不特定多数に読まれたい

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【改稿】『またあしたの窓』を開く(全体公開)

【改稿】『またあしたの窓』を開く(全体公開)

 私のなかに、激しい独占欲がありました。

 自分にそういう感情があることは知っていました。例えば好きな事物において、よりお詳しい方がいたら、無条件降伏をして尊敬する方向に舵を切ります。それ以上恥をかかないための保身です。でもそうでもないのに知ったかぶっている人を見かけたら、徹底的に叩きのめしたくなるのです。これはとてもよろしくない、私の考え方の癖です。

 先日環さんのコミュニティ内で、私にとっ

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もっと読まれたいと私は初めて思った #呑みながら書きました

もっと読まれたいと私は初めて思った #呑みながら書きました

フンフンランランごきげんで、なんとなく書いてきました。
自分はクリエイターなのかな?違うかもなあって思ってました。
だって、一つの小説作品も完結させていなかったんですよ。ちょっと書いては投げ、雰囲気で書いては投げ、、当然読まれたいという欲求もなく。読まれたい、読まれないというTwitterでの嘆きにも無縁だったわけです。だって、多分クリエイターじゃなかったから。酸いを知らなかったわけですから。

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月日の功罪 #あえていまセカチュー

月日の功罪 #あえていまセカチュー

セカチューなんて軽薄なケータイ小説の延長だ、と思いながら読んだ。そのころ漱石から向田邦子から、いろんな文学に触れようとしていた大学時代の話だ。とうぜん、つまらなかった。

翻って、20年経った今、何の偏見もなしに、というか、「友人がエモいと思って読んだ小説」という色眼鏡をかけて読んでみたのだけれども、これがまた、おもしろかったんです。
愛について書かれた本はたくさんあるし、その本たちに比較してセカ

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おなかのおおきなおひめさま


まえがき

いつだったかの、こちらのマシュマロ(マシュマロなので匿名なのだけど、おそらくあの子がくれたもの🤔)を元に書きました。

おなかのおおきなおひめさま

 とある国とあるお城の高い高い塔のおへやに、おなかがふっくらまあるく、手足もふっくらまあるく、お顔はふっくらあかるい、まるでひなぎくの花のようなおひめさまがいらっしゃいました。

 おひめさまのいちばん好きなものといえば、塔の真下のお

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お母さん

お母さん

子どもの頃のことだ。
三田で、わたしは中学から大学を卒業するまでの10年近くを過ごした。
中学二年生の春というすこし中途半端な時期に引っ越した先で姉妹各々に部屋をあてがってもらい、初めて一人でくつろぐ心地よさを知り、私は夢見がちな乙女時代をその家で過ごしたのだった。

学校へ行くとき、遊びに出かけるとき、母はいつも玄関まで見送りに来てくれた。専業主婦で、家のことを整えることが仕事で、完璧主義者の母

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『君たちはどう生きるか』初見レポ

『君たちはどう生きるか』初見レポ

7月17日、三連休最終日に観てきました、『君たちはどう生きるか』。

では、ネタバレに容赦がないので、未見の方は読まないほうがよいかと思います。
観た方とはお話ししたいので、コメントでもなんでも……
Twitterでは、8月になるまでは水も漏らさぬネタバレ無し仕様のつもりです。ご安心。お返事はここに追記という形にさせていただくかも。

まあそんなんで、GO!

◇以下ネタバレ◇





開口

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Twitterくん、今度は呟けない、そして♡がつけられない病気に。しどい。

梅ジュース #呑みながら書きました

梅ジュース #呑みながら書きました

もしかしたら後夜祭に参加するの初めてかも、嘘かも。かも。

第16回 #呑みながら書きました やります|マリナ油森 (note.com)

なんかね、使ってるPCでノートのリンクうまく張れたことないのだけど、まあいいや、タグがあればなんとお赤なります。
」まりなさん、ピッカーさん、お世話になります。(自分もピッカーだけど自分ののみかっきは自分ではピックしない主義)

でね、梅ジュースというのは、単

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王さまの本棚 91冊目

王さまの本棚 91冊目

『魔女』
五十嵐大介作/

本棚での場所はここ

わたしの趣味はまあまあチャラいところもあると思っているヤカマシイ夫がイスタンブールの街の描写に唸っていました。やったね。ざまあみそづけ。

それはともかくとして、すごく好きなんです、この漫画。
ツイートしたように、世界の秘密ってこんな感じかしらと思わせてくれる。そこは児童文学に通ずるよねえ、すてき。
そう、児童文学の醍醐味って、どこかに書いたかもし

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名前のない料理が日常というけれど

名前のない料理が日常というけれど

ひとは名前のない料理を作ることが主婦・主夫の日常というけれど、料理偏差値というものがあるならわたしのそれは確実に50以下なので、毎夕、晩ごはんの献立に四苦八苦しています。
きょうは今井真美さんのトウモロコシのオムレツに、グーグル検索したらレタスクラブに載ってたキャベツのアチャール、塩トマトと枝豆の湯がいたの、そしてただの雑穀ご飯です。あ、あと、昨日作ったこんにゃく炒め。
こう書くと、名前のある料理

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