マガジンのカバー画像

いいコトバ

169
あらゆるメディアで(インターネットを除く)、巷の会話で、私が「いいな」と思ったコトバについて書きます。
運営しているクリエイター

#ぴったり123文字

「サボればサビる。」

「Beauty Body Protocol大人のための下着の教科書」に掲載の20世紀のオスカー女優、ヘレン・ヘイズのこの言葉を先日の「あったかタイム」で紹介。美容の教訓にしたのだろうが、習い事や健康法など継続が価値を生む物事に共通する助言ではないか。

この世で一番強いのは、水です。

中学時代のブルース・リーが不良に殴られた後で入門した香港武術の道場主・イップマンの言葉だ(先日の『yes!?明日への便り?』)。相手に合わせ姿を変えるのが真の武術と諭された。硬直せず拘泥せず柔軟に臨むのを良しとすれば、人生も水の如く、と言えるか。

私が私であるために必要な行為

と作曲を表現したのは、4人のバリトンで結成する「ハンサム四兄弟」の長男・宮本益光氏(先日の『ベストオブクラシック』)。仮に自信がなくても周囲が批判しようとも、私であるために必要と定義づければ迷わない。私が私と認めなければ生きる意味はないのだから。

怖い所にしか新しい世界はない。

と言ったのは山崎育三郎氏(先日の『SONGS』)。語学留学した米国の高校でいじめの標的になったとき、校内ダンスパーティのステージに意を決して立って踊った事で「Iku!」のコールと共に友として迎えられたとか。こう書いて何だが期待しかない挑戦もある。

自分の味方で自分がいられる。

人生を楽しむためには?という問にそう答えたkemio氏(先日の『LIFESTYLE COLLEGE』)。「自分の機嫌は自分でとる」と吉岡里帆氏。人は常に「自分」という最も身近な存在と会話し、応援し受け入れて生きる。「自分」とだけは喧嘩しちゃダメだ。

出口のないトンネルはないよ。

池江璃花子選手が白血病で入院中に勇気づけられた担当医の言葉だ(先日の『NEWS23』)。「トンネルを抜けるときは?」という質問に「そのときにならないと分からない」と彼女。医師は抜けるまでは「出口に向かって歩いている」とも言った。日本も、世界もか。

常識が分かってないからできた
と社長を務めるオーブ(株)設立時を振り返った鈴木啓太氏(先週の『MAKE MY DAY』)。Jリーグを引退しアスリートの腸内環境解析のビジネスを始めたが「こんな大変なんだ」と後から思ったと語る。私も独立時、根拠なく楽観的だったが、それのみが力だった。

座り込んだら前へ行けない。

を座右の銘に挙げたのは75歳の宇崎竜童氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。ザイールで「スタンド・バイ・ミー」を口ずさむ黒人少年を見て「この子らに一節でも覚えてもらう曲を作る」と決意した。座り込んで休んでも立てるが前へまた行く気になるとは限らないか。

俺の料理は我流。そして本流に変わる。

俺の料理は我流。そして本流に変わる。

東京・亀戸の居酒屋「かずき本店」の主は、
地道な料理人修業を積んだ身で、
こう言った
(先日の『夕焼け酒場』)。

料理に独自の工夫を加えてきた日々を
「我流」と表現したのだろうか。
それは、
お客さまの支持を得て「本流」になるとも言ったが、

しかし、

我流で飯が食えるほど仕事冥利なことはなく、

私の目標だ。

自分を最後に助けてくれるのは自分
という東京五輪の卓球日本代表・石川佳純選手の言葉を先日の「ZAPPA」で紹介。全日本卓球選手権での5年ぶりの優勝にはまさに精神力の強靭さを感じた。こう思えば、この1球という場面で自分を失わないだろうし、普段から自分を大切にでき肯定できる気がする。

「毎日、毎日が工夫。」

木綿布団の角がぴんと張るほど綿を詰める「角作り」でシワが寄らない布団作りの技を究め続け、寝る人の自宅を訪ねて寝姿勢に合わせて綿を詰める新貝晃一郎氏(先日の『プロフェッショナル 仕事の流儀』)。日々の仕事で昨日と違う工夫をしているかと、自分に問うた。

人生プラス・マイナスゼロ。

を座右の銘に挙げたパパイヤ鈴木氏(先日の『TIME AND TIDE』)。昨年一年間のマイナスの経験で種が撒かれ芽が出てプラスになると言った。リアルからオンラインへの販売形式の変化を例に挙げたが、マイナスの後にはプラスが来るという意識はもっていたい。

人間がまだ人間やってる。

といま住む台湾の人々を称賛したのは“隠居”を名乗る大原扁理氏(今週の『ACROSS THE SKY』)。人々の間に垣根がなく他人を助けるのが当たり前で同調圧力がないとは本当か。「自分がいつかマイノリティになるかも」と想像できるからと言うが、日本人は?

自分だけは絶対に騙しちゃ駄目。

人気女優の高城百合子(井川遥)は、こう言って自分に正直に生きよと千代(杉咲花)に告げる(水曜の『おちょやん』)。「本当にやりたい事をやるべきよ」とも言ったが、万人にこの生き方はできない。しかし仮に踏み出せば結果はどうであろうと後悔はしないはずだ。