ダンス劇作家『熊谷拓明』

ダンス劇作家です。 15歳で出会った『踊る』を様々な角度から、変換し続けています。 ま…

ダンス劇作家『熊谷拓明』

ダンス劇作家です。 15歳で出会った『踊る』を様々な角度から、変換し続けています。 まだ感じた事のない【ダンス】や、どこかで感じた事があるような【踊る】などを創っています。 舞台、企画、ワークショップなどまとめています。↓ https://lit.link/odokuma

マガジン

  • 踊る『ロードショー』まとめ

    踊るロードショーは、踊るさぶすくマガジン「くまのつべこべ」にて毎月1本配信される、熊谷自身が撮影、編集、作、振付、出演をおこなう変態的一人作業によって製作されているショートムービーシリーズです。 他にも様々なコンテツが見放題のさぶすくマガジンの定期購読お申込みはこちらから。↓↓↓ https://note.com/odorukumagai/m/mce1dc5b670fb

  • するするエッセイ【踊ってくらす】まとめ

    するするエッセイ「踊ってくらす」は、踊るさぶすくマガジン「くまのつべこべ」にて毎月15日と30日に配信されています。他にも様々なコンテツが見放題のさぶすくマガジンの定期購読お申込みはこちらから。↓↓↓ https://note.com/odorukumagai/m/mce1dc5b670fb

  • 毎日連載!みんなで選ぶ1人小説ダンス劇「〇〇な男」

    緊急事態宣言が解除されるその日まで、ダンス劇作家「熊谷拓明」が毎日1話の超短編ダンス劇小説を連載。もっとも人気を集めてた作品を、事態収束後に、熊谷が1人小説ダンス劇として約60分の作品に再構築し上演される。 ※この期間の皆さまからのサポートは、上演準備資金として大切に使わせて頂きます。

  • 『嗚呼、愛しのソフィアンぬ』~完結編~

    2017年9月に上演したダンス劇作家「熊谷拓明」の1人ダンス劇『嗚呼、愛しのソフィアンぬ』。 相方に逃げられ、1人になった漫談師が居抜きで借りたスナックで、1人コアなファンの前で夜な夜な漫談を繰り返し、いつしか自分の中にある、相方ソフィアンぬ への揺るぎない愛に気が付いていく。 ダンス劇上演台本と、舞台では描かれなかった2人の出会いから別れまでを描いた長短編小説を楽しめるお得なマガジン。 『嗚呼、愛しのソフィアンぬ』~完結編~

記事一覧

【踊り】を暮らしへ還す作業

そこからは舞台で踊るのが楽しくて、幸せで、本当にいそがしかった。 18歳でスタジオのインストラクターになり、いわゆるダンスを教える事をお仕事にしたのだ。 生徒の人…

あなたの場所にダンスが現れる。                    

あなたの場所にダンスが現れる -ダンス劇とは-SUPPORTTICKETの理由 いつも自分はなぜ「ダンス劇」という言葉を使い作品を創ってきたのか。 毎日毎日考えておそらく10年は…

2024!ODORUno行方

舞台はどこにでも創る。が幸せ。 僕の初舞台は、札幌で暮らしていた母方の祖父母と2世帯で暮らしていた家のリビングだった。 小学校3年生で初めてミュージカルキャッツ…

呼吸する社会を目指して。

助成金申請に改めて触れてみた。 講座の前半は、舞台を行う上での【制作】のポジションの仕事内容や、 それにまつわる話を聞いた。 僕自身も、自分の公演の制作をやる事が…

誰に選ばれるかより、何を選ぶか。

本日(2023.2.1)ダンス劇『マリーの夢』が、神奈川県民ホールでこの夏上演される事が発表される、いわゆる情報解禁というものです。 もともとこのお話を頂いたのは、2020年…

身体性の極論の『踊る』を選んでいる理由。

まずはメンバーシップの皆様へお詫び。 なんと2か月も投稿できていませんでした、このメンバーシップに、 温かく居残って下さっている皆様。 本当にありがとう、そしてす…

-自分が出来うる最大の浸透力で街や景色に溶けむ踊りを考える-

メンバーシップの皆様、さぁ11月も終わりが見えてきました。 時間や季節はしっかりと廻りますが、自分の思考の成長や身体の進化は自然界の時間に追いつくのか、追いつか…

人間の「景色」に触れていく事を続ける手法「ダンス劇の私論-わたくしろん-」

−はじめに− 僕が8年程言い続け、創り続けている「ダンス劇」について、けっしてわかりやすくはないが、自分が感じる魅力と必然性について書いてみます。 何処かから学…

踊りを興す勇気と覚悟と覚醒。

僕がいわゆる自主公演を始めたのは8年前の2016年。 何がやりたかったのか、今思い返すと『出たい舞台を創りたい』って事だったんですね。 踊りを始めてすでに20年が経って…

第一回メンバーシップラジオ

メンバーシップの皆様おはようございます! 本日はラジオ風でお届けいたします。

踊る前にやるべき事

踊る事を始めて28年が経ち、もうすぐ30年。もちろん僕より長く踊ってらっしゃる方は大勢いるし、深く踊ってらっしゃる方も大勢いる事でしょう。 その方々の作った道を歩…

ダンスを伝えられなくなった理由

■ダンスの正体。 ダンスはある日突然僕の目の前に現れた。 プロフィールなどに書いてあるように、確かに札幌でミュージカル『キャッツ』を観た小学校3年生の時から、僕…

【ODORU】の適正価格

踊りを観る事も、習う事も、踊りの講義を受ける事も、それぞれの目的や価値観に合わせて参加してもらえる、間口の広いFESTAを目指した今回は、最終的に13企画を起こして現…

焦るな危険!選んで広げる自分の【ODORU】

▢動く事は絶対に悪ではない これ自分に言い聞かせているわけではなく本当にそうだと思うんです。 必ず自分を大切にする時間を持つ事が条件ではありますが、動くことは悪…

【踊る】が【暮らし】に溶け込む魔法を探る

▢始めに ▢踊るが暮らしに溶け込む魔法。 まずはなぜそんな事を考えているかについてですが。 今から20年前僕は23歳、金髪で短髪。 当時自分の眉毛が薄い事を気にして…

自分の雑音と向き合う。

□「あのようになりたい」の危険。 アメリカから帰国した2011年、僕はラスベガスに住みながらも夜な夜なヨーロッパのダンスカンパニーの映像をYou Tubeで見漁り、なぜアメ…

【踊り】を暮らしへ還す作業

【踊り】を暮らしへ還す作業

そこからは舞台で踊るのが楽しくて、幸せで、本当にいそがしかった。
18歳でスタジオのインストラクターになり、いわゆるダンスを教える事をお仕事にしたのだ。

生徒の人達からはくま先生と呼ばれ、
レッスンで踊ればキラキラの視線を向けられ、舞台で踊れば拍手をもらった。

そんな事が続くのだと思っていた。

もちろん続ける事も可能だろうし、
今も続いているといえば続いている。

僕の事を「踊って飯を食って

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あなたの場所にダンスが現れる。                    

あなたの場所にダンスが現れる。                    

あなたの場所にダンスが現れる
-ダンス劇とは-SUPPORTTICKETの理由

いつも自分はなぜ「ダンス劇」という言葉を使い作品を創ってきたのか。
毎日毎日考えておそらく10年は過ぎている。そのつど自分なりの答えはあるが、いつもブレずに思う事は「踊りはもっと近くにある」と言う事だった。

外を歩いていたり、どこかで食事をしていたり、飲みに行ったりした場所で僕は必ずダンスのような瞬間を目にする。

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2024!ODORUno行方

2024!ODORUno行方

舞台はどこにでも創る。が幸せ。

僕の初舞台は、札幌で暮らしていた母方の祖父母と2世帯で暮らしていた家のリビングだった。
小学校3年生で初めてミュージカルキャッツを観た熊谷少年は、今すぐにキャッツの舞台に立ちたいと考え、冷蔵庫に手書きのチラシを貼って、週末の夜に家族をリビングに集めた。
ソファーの配置を劇場風に変え、テーブルをよけ、他の部屋からスタンドライトを集めて、31アイスクリームでもらったド

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呼吸する社会を目指して。

呼吸する社会を目指して。

助成金申請に改めて触れてみた。

講座の前半は、舞台を行う上での【制作】のポジションの仕事内容や、
それにまつわる話を聞いた。
僕自身も、自分の公演の制作をやる事が多く、改めて、こんなに仕事多いのかと、しっかりとくたびれた。
それらをやりながら作品を創っていると、確かに脳みそが完全に制作脳になる事があり、創作しながら、告知方法が頭に浮かんだり、チケットの数字がチラチラしたり。僕はそれらすべての思考

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誰に選ばれるかより、何を選ぶか。

誰に選ばれるかより、何を選ぶか。

本日(2023.2.1)ダンス劇『マリーの夢』が、神奈川県民ホールでこの夏上演される事が発表される、いわゆる情報解禁というものです。

もともとこのお話を頂いたのは、2020年の始めだったような・・・
東池袋にある、あうるすぽっとという豊島区の劇場で、何年も続いていた『子供に見せたい舞台』という夏休みに行われる企画があり、2021年の本企画の作品として、僕が初めて原作のあるものをダンス劇として創作

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身体性の極論の『踊る』を選んでいる理由。

身体性の極論の『踊る』を選んでいる理由。

まずはメンバーシップの皆様へお詫び。

なんと2か月も投稿できていませんでした、このメンバーシップに、
温かく居残って下さっている皆様。
本当にありがとう、そしてすみませんでした。

一月はきっとこの記事で終了ですが、2月から毎週記事を書く事に、今はとても前向きにいます。
いやいやもう退会だ!と思われても無理はない。
なので無理なくみ守って下されば幸いです。

顔を見る事、思い出す事の必要性と、ム

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-自分が出来うる最大の浸透力で街や景色に溶けむ踊りを考える-

-自分が出来うる最大の浸透力で街や景色に溶けむ踊りを考える-

メンバーシップの皆様、さぁ11月も終わりが見えてきました。
時間や季節はしっかりと廻りますが、自分の思考の成長や身体の進化は自然界の時間に追いつくのか、追いつかないのか、そもそも「時間」や「思考」は人間の都合の良い観点での出来事ですから、人が創った時間に人が持つ思考が追いつかないのは本末転倒。時間も思考も成長も切り離して、自分の自分の為の自分による時間軸で生きてみようと思っているわけです。

先日

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人間の「景色」に触れていく事を続ける手法「ダンス劇の私論-わたくしろん-」

人間の「景色」に触れていく事を続ける手法「ダンス劇の私論-わたくしろん-」

−はじめに−

僕が8年程言い続け、創り続けている「ダンス劇」について、けっしてわかりやすくはないが、自分が感じる魅力と必然性について書いてみます。
何処かから学んだことを伝えると「情報」として認知されるが、僕のダンス劇は学んだわけではなく、家が楽しかった幼少期からダンスを習い始めた青年期、その経験を生かして生きて行こうとしている今現在。と全て僕がこれまでに出会った事柄や、出来事や、人間達によって

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踊りを興す勇気と覚悟と覚醒。

踊りを興す勇気と覚悟と覚醒。

僕がいわゆる自主公演を始めたのは8年前の2016年。
何がやりたかったのか、今思い返すと『出たい舞台を創りたい』って事だったんですね。
踊りを始めてすでに20年が経っていたころですが、本当に踊りたい踊りがなく、日々踊りに携わっていることは幸せはあるが、動きそのものに幸せを感じた事はほぼなかったし、今も探しているのが現状です。

当時35歳だった僕は、この先の自分の身体が体験する踊りを自分で選んでい

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第一回メンバーシップラジオ

第一回メンバーシップラジオ

メンバーシップの皆様おはようございます!
本日はラジオ風でお届けいたします。

踊る前にやるべき事

踊る前にやるべき事

踊る事を始めて28年が経ち、もうすぐ30年。もちろん僕より長く踊ってらっしゃる方は大勢いるし、深く踊ってらっしゃる方も大勢いる事でしょう。
その方々の作った道を歩くのも踊り人生の歩み方ですが、誰もがそれを出来るわけもありませんし、せっかくだから大きく道を踏み外すのも面白いのではと思えるようになったのでこんな事を書いています。

■踊る前にやるべき事

自分が踊る事でこの社会にいる事に意味を求めよう

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ダンスを伝えられなくなった理由

ダンスを伝えられなくなった理由

■ダンスの正体。

ダンスはある日突然僕の目の前に現れた。
プロフィールなどに書いてあるように、確かに札幌でミュージカル『キャッツ』を観た小学校3年生の時から、僕は人前で歌い踊る事を夢見た。
しかしその日まではダンスが存在しなかったのかと聞かれたら、それはいくらでも自分の周りにあった。

シブがき隊の『寿司食いねぇ!』が大好きだったのはおそらく6歳の頃。
幼稚園に行きたくない!と自分で決め、母親も

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【ODORU】の適正価格

【ODORU】の適正価格

踊りを観る事も、習う事も、踊りの講義を受ける事も、それぞれの目的や価値観に合わせて参加してもらえる、間口の広いFESTAを目指した今回は、最終的に13企画を起こして現在も盛大に?開催中ですが、
この3か月ほどは会場を押さえる、ゲストの方とのスケジュール調整、告知デザインの制作、チケット販売準備、告知を永遠と繰り返しています。

確かに疲れますが、そもそも自分でやりたい事です、そしてこうやって365

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焦るな危険!選んで広げる自分の【ODORU】

焦るな危険!選んで広げる自分の【ODORU】

▢動く事は絶対に悪ではない

これ自分に言い聞かせているわけではなく本当にそうだと思うんです。

必ず自分を大切にする時間を持つ事が条件ではありますが、動くことは悪ではない。
自分の人生は誰かの為にはありませんから、動いた先で沢山の判断を迫られる場合もありますが、焦らず、急がす、謝らない。
どんなに急かされても大丈夫。それはあなたの時間です。

数週間前に僕はインスタグラムを使って自分やりたい事を

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【踊る】が【暮らし】に溶け込む魔法を探る

【踊る】が【暮らし】に溶け込む魔法を探る

▢始めに

▢踊るが暮らしに溶け込む魔法。

まずはなぜそんな事を考えているかについてですが。
今から20年前僕は23歳、金髪で短髪。
当時自分の眉毛が薄い事を気にしていた熊谷少年は、茶色いメンズ用眉書きでビシッと眉毛を塗り潰し、札幌すすきので先輩達と楽しくお酒を飲んだ後に終電を逃し乗ったタクシーでの出来事です。

運転手さんが「お兄ちゃんそんな髪の色して、なんの仕事やってるの?」と聞いて下さった

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自分の雑音と向き合う。

自分の雑音と向き合う。

□「あのようになりたい」の危険。

アメリカから帰国した2011年、僕はラスベガスに住みながらも夜な夜なヨーロッパのダンスカンパニーの映像をYou Tubeで見漁り、なぜアメリカにいるんだろう僕は…
と考えては、また朝アメリカで目を覚ましLUXORというピラミッド型のホテルへ出勤してシルク・ドゥ・ソレイユのショーに出演しいた約2年半を振り返っていた。
そして「尊い経験をしたんだな…」と遅ればせなが

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