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林大地『世界への信頼と希望、そして愛』を読んで
明けましておめでとうございます。今年もたくさん本を読み、感想を書き連ねていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
今回は、林大地『世界への信頼と希望、そして愛 アーレント『活動的生』から考える』(みすず書房、2023年)を読みました。
昨年の上半期に『人間の条件』の新訳(講談社学術文庫)を読み、下半期に『ハンナ・アーレント、三つの逃亡』(みすず書房)を読んで、アーレントの思想や生き方に感
『ハンナ・アーレント、三つの逃亡』を読んで
今回は、ケン・クリムスティーン著、百木漠訳、『ハンナ・アーレント、三つの逃亡』(みすず書房、2023年)を読みました。
これまでアーレント本人の著作や日本の研究者による解説書を何冊か読んだことはありましたが、恥ずかしながらアーレント自身の人生についてはあまり知らなかったので、勉強になりました。
また、活字ではなく漫画形式で、同時代の著名人との交流が(空想も含めて)たくさん描かれていて、ハンナと