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音楽を作るために考えていること

音楽を作るために考えていること
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#悩み

トレードオフ。等価交換を指す。

トレードオフ。等価交換を指す。

トレードオフ。等価交換を指す。
一方を追求すれば、他方を犠牲にせざるを得ないという状態・関係のことである。

僕は一つの仕事ができない体質のせいで、いろんな仕事をしている。音楽関連もあるし、音楽以外もある。

特に解散した4月以降は衝撃的にヒマになったので、いろんなものに手をつけた。

自分の名前をブリブリ出すものもあれば、バキバキに灰色なゴーストライターをやったりもする。音楽のように詳しい仕事も

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失う練習

失う練習

練習やトレーニング、修練に勉強。言葉としての表現は違うけど、同質のものだ。

何かしらをやっていないひとはいない。
仕事も学校もゲームも修練とカウントするとそうだし、広意義にすればファッションや食事も同じだ。パワーアップだ。

みんな何かしら強くなろうとしている。

そして「パワーアップ」というと基本的に「得る練習」になる。

僕もだが、「より得るため」にアレコレの負荷をかけて、時間を投じて、知識

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留守電に殺すと吹き込まれまくっていた話

泣いて起きた日、隣りに誰かいてくれたらどんなに幸せだろうか。

起きたばかりなのになんで泣いたかも思い出せない。有り難いことにそんな曖昧な涙を拭いてくれたひとがいる。

これは本当に残念な話なのだけど、人間誰しも代わりはいる。

僕が消えても、誰の人生も止めはしない。彼が死んでも彼女が死んでも問題なく地球はまわる。100年に一度の天才が死んだとしても、地球はその天才抜きでなんとかやっていく。

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ぶっつぶれたときの話

『抱えきれない問題』というやつがある。

残念ながら、どうがんばっても持てない、無理、お手上げ。そんな重量の問題だ。

悲しいが突破不可能なトラブルがこの世にはある。

ここに来てnoteを読んで下さるあなたもたくさんの悩み、問題を抱えているだろう。悩みが無い人間などいない。

だが『悩み』というのは、「どうすれば良くなるだろうか?」という自問自答や向上心の種でもある。

その種は付き合い方によっ

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定食屋のやばいおやじ

定食屋のやばいおやじ

元気には適量がある。

むかしからそう思っている。元気すぎたらいいというわけではない。

そしてその量は結構シビアだったりする。『過ぎたるは及ばざるが如し』というが、元気過ぎててぶっ壊れてるとしか思えない人間がいた。

それがそこの定食屋のおやじだった。

身の回りにいるひとの中でも一番元気なひとだった。そんな元気な親父はある日失踪した。

どこかに行く前々から少し心配していた。

僕はその親父を

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難癖

あたりまえのことなんだけど、「自分のやっていること」を肯定してくれるひとばかりじゃない。むしろ目につくのは難癖つけてくるやつばかりだ。

家族や友人、恋人であっても難癖つけてくることなんてザラだ。でも往往にして「行動の否定」は「人格の否定」に至る。

日本人は嫌になるぐらいインターネットでの主張が大好きで、行動と人格を区別することがニガテだ。

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相談と岡本太郎

相談と岡本太郎

達成してます!ありがとうございます。まだまだ続きます!

たまに相談を受ける。
僕に相談をしてくれる人間がこの世にいたりするのだ。

相談を受けるたびに思うことがある。一生懸命生きていたら傷のひとつやふたつは増えるということだ。

無傷なんて無理だし、何の魅力もない。ほら傷も無いなんて、面白くないではないか。人間うつぐらいでちょうどいいのだ。それなのにあんまり傷を見ているとキツイし、ズキズキと疼き

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将来なんて考えても絶対に不安になる話

将来なんて考えても絶対に不安になる話

未来の不安ばかり考えている時期があった。

あの頃の僕の頭の中は、「いつか」の金や健康で毎日が満ちていた。

でもアレもコレも本当に無駄だった。

「病気になったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」なんて考えてしまうことは誰しもある。でも先々の不安が生み出すことなんてない。というより、先のことを考えまくって不安にならないやつなんていない。

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迷惑ってほんとに迷惑なのか

インドには「ごめんなさい」という言葉が無いそうだ。
なんでも「すべてがお互いさまだから」だという。

想像はしていたが、あの国はやはりかなりぶっちぎれていて、日本とはずいぶんと感覚が違う。

日本では「迷惑をかけてはいけませんよ」が美徳とされているが、インドでは「みんな生きてる限りはお互いさま」だというのだ。

「生きているかぎり、面倒をかけるし迷惑もかける。ひとに迷惑をかけないで生きるなんて無理

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コミュニケーション!

コミュニケーション!

「コミュニケーション能力とは何ぞや?」という問いがあったら答えられるだろうか。

ウェイウェイ騒げたり、誰かれかまわず仲良くできる能力はコミュニケーション能力なのだろうか。

じつはそうとは言い難いんじゃないだろうか。

学生の指す「コミュニケーション能力」と社会で使う「コミュニケーション能力」には大きな違いがあると感じている。

ではコミュニケーションの本質はなんだろう。

核となる技術がある。

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白紙に戻していない理由

ひまがあったら、少し遠くに行ってみたりしている。

遠出が好きなのだ。家族旅行は好きじゃなかったのに、一人で行く遠くは好きみたいだ。

ふだん行ったり、ライブで行くような場所でもいい。

用事が無いと行かないところに、用事無く行くのは贅沢に思える。

「古きをたずね、新しきを知る」ではないが、むかしの場所に訪れるのもいい。イマの視点でむかしを見つめると、眼に映るのは別のものだ。

僕が今やりたいこ

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仕事と距離感

「仕事が忙しい!」とか言ったらうっとおしいけど、ありがたいことに忙しい。

というより、多い。7日で10曲作ってねという仕事をやりながら、別の仕事をしながら、別の仕事をしながら、別の仕事をしている。

曲を作るのも好きだし、好きなことを好きなひととするように気をつけている。だから全然苦しくはないのだけど、少しキャパギリギリ。解散ライブのときのZircoみたいだ。

「曲を書く」という働きが一番時間

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仕事やめたい!ならば

仕事やめたい!ならば

夢や希望が大切なのは分かっていた。

「目標はデカければデカい方がいい!」と散々言われてきたからだ。

親も先生も言うし、そのへんのバンドも言う。事務所やレコード会社の担当も言う。宗教や神様まで言う始末だ。

いつも「いや、でもさ」と思っていた。

デカイこと語りたいひとは語ればいいけど、語りたくないやつにまで語らせるのは無理がある。

ビジョナリーマインドセットにはそれぞれのベストがあると思うの

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ボーカルの彼女が口出ししたバンドの話

ボーカルの彼女が口出ししたバンドの話

孔子の言葉に「その地位にいるのでなければ、その政務に口出ししてはならない」というものがある。

簡単に言うと「素人がプロに口出しすんなよ」という意味だと思う。
まぁ分かる。これはけっこう口を出されたら嫌だし、出さないようにしている。

ボーカルの彼女がスタッフをしているバンドがある。
これ自体は問題ないのだが、政務に口を出し始めるとキツくなる。

ボーカルの彼女が「もっとドラムの手数増やしなさいよ

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