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きこえない私

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創作含め、障害者をテーマにした内容の投稿まとめ。アイデアも。 自身のAmebaブログに投稿したのを一部、記事内に記載の上、転載しています。
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記事一覧

溜まり続ける『デジタルメモ』、デトックスを試みてみたけれど…。

溜まり続ける『デジタルメモ』、デトックスを試みてみたけれど…。

 皆さんは、取得した情報をどういう感じでやられていますか?紙類に筆記具で書き込むか、スマホに保存でしょうか。

アナログは、『すぐ書ける』のが最大の特徴だと思います。他は、『すぐ見返せる』『半永久保存』。

 では、デジタルは?
それは、『手軽さ』でしょう。スマートフォンなどの携帯電話だと指一本で入力や検索、保存も出来て、多量の情報でも持ち運べる。

 そして、それぞれの欠点は?
★アナログ
紙類

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脳テック(BCI/BMI)で聴覚障害を解決できないか?

脳テック(BCI/BMI)で聴覚障害を解決できないか?

『聴覚障害』をイーロン・マスク氏のニューラリンク社のBMI(BCI)技術でなんとかできないかをずっと考えていた。

「『テレパシー』のように脳波だけで会話する」というイメージがまず出てくるのだが、欠点がある。

それは、
・普段から口話を使用している方は、会話する際に声が無意識に出るものであり、脳波だけでは多少ストレスが発生するのでは?
・話したい内容と話したくない内容(考えている事)の区別ができ

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図書館の検索システムにAIを組み込んで欲しいなぁと思う今日この頃。

例えば、『聴覚障害者の歴史』で検索したい時に、書籍名以外に新聞記事や古い文献の一箇所だけでも表示されれば有難い。

不都合なものであってもなくても平等に知る権利はあるし、誰でも解るように説明機能も加えてほしい。

『ブレット・トレイン』少し考察と『運命』

『ブレット・トレイン』少し考察と『運命』

※ネタバレあり。原作未読。

 先日、映画館で『ブレット・トレイン』を鑑賞。最初、タイトル名を『ブラッド・トレイン』と見間違えていたのだが、あながち間違ってはいないと思う。何故なら、ブラッド・ピットがメインの映画みたいなものだから。

 この映画の中で、がっかりした箇所がある。日本語で話すシーンが数箇所あり、そこに字幕が付かないのだ。『ウルヴァリン:SAMURAI』でもそうだったので、洋画で日本人

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障害者同士でもいじめはある。/ #思い込みが変わったこと

私は聴覚障害者です。

かつての私は、『障害者同士、痛みを知ってるからこそ、わかりあえる』と思い込んでいました。

しかし、 別の障害を持つ人から憐れまれ、疎まれてしまった時がありました。

それなら、同じ障害者だったら、わかりあえると信じていました。

でも、本当は気が付いていたんだと思います。

実際は孤独が怖くて寂しくて、目を背けていただけだったから。

決定的だったのは、先日視たTVドキュ

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Idea/点字の進化及び次段階化は可能か?

Idea/点字の進化及び次段階化は可能か?

※点字を無くそうという考えはありません。点字もコミュニケーション手段の一つだからです。きっかけとしては、中途で失明した場合、それまで学んだ文字が点字に置き換わって、凄い不便だしもったいないと思ったからです。文字はわかっている、ならば文字を読むにはどうしたらいいか?というのが出発点になっています。

目が見えない方が、指で読む文字に『点字』というのがある。

調べてみると元はフランスからで、日本では

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声ビジネスでオーディオブックが売れているという。

 一時盛り上がったアプリのクラブハウスもそうだし、耳で聴くビジネスがこれからも増えていきそうだ。

 しかし、その恩恵を聴覚障害者である私は受ける事が出来ないので、複雑な思いで見つめている。
障害者は時代に取り残されるのが常だ。

【創作・詩】星

【創作・詩】星

ほんとはね、初めは皆同じ星だったんだ
ただ私が周りよりも煌めいていただけに
周りは光らなくさせようと傷付けてくる

いつもの私でいただけだったのに
泣いても逃げようとしてもそこからは動けない
ただ耐えるだけだった

ある時、周りを見渡したら
照らしてくれている星に気が付いた
私は私のままでいいと

今日も遠くの星が消えかかる
私の光よ届いておくれ
幽けきあの星の元へ

照らしておくれ消えていった星

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聴覚障害者の歴史に光を当ててほしい

聴覚障害者の歴史に光を当ててほしい

 たまに視ているテレビ番組「ハートネットTV」にて、「福祉の知識がイチから学べる新企画!"フクチッチ"」(1)後編が放送された。

 内容は視覚障害者についてで、一番興味深かったのが歴史。江戸時代以前からだが、個性を発揮し活躍していたという。
聴覚と触覚を活かし、鍼・灸の名人になったり音曲で様々な曲を作曲した人が沢山いたとの事。

 ここで、タイトルの話になります。実は以前から聴覚障害者の歴史につ

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過去に聴覚障害者の未来のコミュニケーション手段にテクノロジーが必要だと記事投稿していましたが、BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)があれば、脳波で会話出来るかもしれない。超能力のテレパシーのように。
今はまだまだだが、会話可能になってしまったら歴史が変わってしまうだろう。

聴覚障害者の未来のコミュニケーション

聴覚障害者の未来のコミュニケーション

 聴覚障害者である私が思い描く未来のコミュニケーション方法は、

 『相手の言っている事が解る』+『自分の声が伝わる』+『知識』をテクノロジーで代用すること。

 『相手の言っている事が解る』の最終目標は、電話やラジオのように姿が見えなくても言っていることが解ったり、居酒屋など不特定多数の声の中で聞きたい声を聞くところでしょうか。

上記の電話やラジオは音声をテキストに変換すれば何とかなりそうです

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学校教育に望むこと

学校教育に望むこと

学校の道徳や社会、体育などの授業で障害者や高齢者など社会的弱者にあたる当事者を招いて、体験や対応方法を学んでもらうのはどうだろうか。

何故そうなったのか?何が出来て何が出来ないのか?どのような対応をしてもらえると助かるのか?差別とはどういうものか?いじめとは?

早くから見えない現実を見てもらって、自分を見つめ直す機会を設けてほしいと思います。

※自身のAmebaブログに2021/3/31投稿

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あったらいいな。未来のテレビ字幕

あったらいいな。未来のテレビ字幕

 2020年なのに観ているテレビ番組の字幕対応の少なさよ。CMにも付けて欲しいわ。

 試しにスマホの音声文字変換アプリを使って、テレビのスピーカー近くに置いたが、かなり一部しかテキスト表示されなかった。機種のせいなのか、テレビ音声のせいなのかは不明。

 あったらいいなと思うのが、「AIによる音声識別文字変換機能を使ったテキスト表示器」。

 自分の認識としては、テレビ番組制作局側が字幕を作成し

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聴覚障害者にとって幸せとは?

聴覚障害者にとって幸せとは?

聴覚障害者にとって、幸せって何だろう?

「あなたにとって、幸せって何ですか?」
周りの聴覚障害者に尋ねると、「恋人がいる事」「結婚する事」「金持ちになる事」など普通の人と同じような答えばかり。

「じゃあ、聴覚障害者にとって、幸せって何ですか?」と尋ねると皆一様に考え込んでしまう。

何故なのだろう?

ずっと見てきて、ずっと考えてきた。

『普通の人と同じように耳がきこえる事 = 幸せ 』だと

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