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【投機の流儀 セレクション】大幅下げがあっても、右往左往しない方がいい。むしろ、買い場探しだ
先々週末5日(金)は一時、日経平均900円幅を下落した。今年二番目の下落だった。米景気は底堅いとされ、インフレは沈静化するとし、日本はメガトレンドの変化を買う相場だとしてきたが、この楽観相場は一瞬冷や水を浴びた形であった。
しかし、本稿では「3ヶ月で7000円上がった分のスピード調整だ。値幅調整ではなく、時間調整であり、日柄整理だ」と4月7日号でも述べ続けた。原油の一段落で、シナリオの修正を迫ら
【投機の流儀】大幅下げがあっても、右往左往しない方がいい。むしろ、買い場探しだ
第1部;当面の市況(1)全体観としては、調整相場
週末12日の日経平均は3日ぶりに反発したが、弱々しいものであって、上昇相場に移ったとは言えない。週明けからも基調としては、調整・整理相場が全体としては言えるであろう。「日経平均では今の相場は語れない。個々の銘柄を見ることが重要である」と言うが、全体の流れを見失うと、個々の銘柄に対する努力は中長期的に見たら報われにくい。
著書が15万部売れていると
【投機の流儀】今はバブルではない。自分が儲けていない人々が、嫉妬でバブルというだけだ。「嫉妬は正義の仮面を冠って主張される」
第1部;当面の市況(1)調整があっても「スピード調整」「時間調整」であって、深押しはない。
3月に一旦調整を迎えるはずだと本稿で述べたが、それは2000円安の6営業日で済んだ。
しかし、今後あり得る調整は「時間調整」という意味合いがあるので、6営業日というわけにはいかないと思う。
4月新年度に入ってからの日本市場は、年初来3ヶ月で日経平均7000円幅の上昇に対するスピード調整が1週間あったとい
【投機の流儀 セレクション】今はバブルの欠片もないが、将来は必ずバブルめく時が来る。その時のために、今から心構えを練っておきたい
世界のバブルの歴史に関心を持って調べてみると、一つのことが言える。記録に正確に残っている最も古いものでは、1637年にアムステルダムで大天井を突いたチューリップバブルである。
それから後、ニュートンも大損したという1700年の南海泡沫会社、あるいは大正末年の日本のウサギのバブル。あるいは1929年のアメリカフロリダ州の土地バブル。また、平成元年の日本国内の株式・不動産・土地・ゴルフ会員権・絵画等
【投機の流儀】今はバブルの欠片もないが、将来は必ずバブルめく時が来る。その時のために、今から心構えを練っておきたい
第1部;当面の市況(1)記録ずくめの「2023年度」は、斯くて終わった。
1.記録ずくめを列挙しよう。
〇 日経平均の上昇率は3年ぶりの44%高(1972年は95%高)
〇 上昇幅は過去最大の12327円幅
〇 円安幅は18円幅、2000年以来の大きさ
〇 長期金利の上昇幅は05年以来の大きさ
〇 キン先物の上昇率は過去最高13%
〇 33年ぶりの全国不動産の上昇
2.世界的なインフレ傾向と米
【投機の流儀 セレクション】25日線との乖離率も騰落レシオも、未だ「過熱」の境地ではない
週末現在、25日線は乖離率4.04%で「買われ過ぎ」のレベルではないし、騰落レシオは1
30.4%である。120%超は一応「買われ過ぎ」のレベルとされているが、騰落レシオは140%〜150%と進んでも、全員参加型で好相場を呈することも多い。
25日線は毎日上がっているから乖離率は小さい。半導体先導で日経平均が上がるから、全銘柄
一斉高と違って、騰落レシオもあまり上がらない。4日連騰で2000円以
【投機の流儀 セレクション】デフレマインドを脱却して、インフレマインドへ移る
「成長と分配の好循環」は、平たく言えば「分配」は「賃上げ」である。「ほど良いインフレ」が起こって「それを上回る賃上げが起こる」これが「成長と分配の好循環」だ。
ところで、大手は5%超の賃上げが続いている。順調である。春期交渉は人材確保に配分して、どこの企業でも賃上げをほとんど(8割)が満額回答である。特に、製造業の8割が満額回答である。
植田総裁が睨んでいるのは「2%インフレ」の実現と「それを上