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泣いちゃうnote

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初見で泣いてしまったnote。 スラムダンクの最終巻のように。
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ハハの推し活がバズった日のこと

ハハの推し活がバズった日のこと

コトの発端は、今年の大河ドラマだ。

『光る君へ』。紫式部をヒロインに据え、平安時代の紆余曲折を描く意欲作。その初回の放送を観終えて、思い出したことがあった。

80歳を超えつつある私の母が、かつて50代や60代の頃、『源氏物語』の現代語訳に猛然と打ち込んでいたのだ。

そのパワーたるや、えらいものだった。地元の地区センターの『源氏物語』の講義に出かけ、取ってきたノートと参考書を広げては、束ねてあ

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負けても、負けても。私は進み続けたい

この曲に出会って、夜には「闇」だけではなく「輝く月」があることを思い出しました。すべての敗者たちに送りたい歌です。私はうつ病になることで、いくつかの未来と多くのものを失いました。けれどもすべてのものが失われたわけじゃないと、最近思うようになりました。たくさんの本と音楽が私に力をくれました。そして、たくさんの人との出会いが、いまの自分を支えています。いつもありがとうございます。おかげで私は前に進んで もっとみる

これが『弱さ』を認め人の靴を舐める『強さ』を手にする手順である

これが『弱さ』を認め人の靴を舐める『強さ』を手にする手順である

あんぐりと口を開き、左斜め上あたりを眺めている。ふと『上顎は乾いているのに、口の中にヨダレが溜まってきた』という事実に気付き、この世に帰って来たところである。

その時、僕の目の前を、宙に漂う『埃』が横切った。

目で追ってみると、左斜め上から落ちてきた埃は、空気抵抗で少しホップアップしたり、瞬間的にスピードを上げたり、歪な動きをしている。僕には感じ取れない程の、微かな空気の流れに、身を任せている

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外国とおじいちゃんとさつまいもと|世界の食文化

外国とおじいちゃんとさつまいもと|世界の食文化

さつまいもを食べていると 涙がでた

きょうの できごと

メイドさんがつくった あったか お料理

外国でも わたしは たべることが すき

にっこり笑顔で ちゃんと おいしい つたえたい

だいすきな メイドさん の さつまいも

いつもは うれしい はずなのに

きづかれないように 泣いている

わたしの こころと目と脳が ぐるぐる 

わたしは 負けない くいしばって つたえなきゃ

ゆう

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なんか書きたいけど思いつかないnote INFJの回顧録

なんか書きたいけど思いつかないnote INFJの回顧録

だから、今日は頭の中に出てきたことをつらつら書くnote。

INFJは回顧録を書きがちと見て、たしかに!と思った。最近まとまりなく亡き祖父母のことを思い出す。ルーツから考える性質なのかな。

ポジティブ心理学について知ったとき、亡き祖母の教えの、「両方いいのはほっかむりだけ」を思い出した。ポジティブな面に注目するやり方で、運が良いと感じやすいだけでなく、ほんとうに運が良くなるのは不思議。おかげで

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たまごシールとわたし

たまごシールとわたし

長年家族以外のひとに隠していたことがあります。実は、わたし、20年間たまご(の上についている)シールを集めています。

小さいころは「これを言ったらみんなこぞって集めてしまうんじゃない?!」と危機感を抱いて内緒にしていました。

しかし、大人になって信頼するごく一部のひとに話してみるようになると、「あれ、意外とみんな集めないんじゃない...?」となり、思い切って記録を公開することにしました。

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今週末の日曜日、ユニクロで白T買って泣く

今週末の日曜日、ユニクロで白T買って泣く

今週末の日曜日、私はユニクロで泣く。

いつも行く、イオンの4階に入っているユニクロで。きっと、震えながら白のエアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖)を手に取って、泣く。

何の話か全くわからないと思うけど、今、たった今3時間前に起きたことを、心臓をばくばくさせながら、今日は書く。

私の家は、奈良にある。近鉄電車の快速急行が止まる駅。そして、家の94%を、地元の20代以下に開放している

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19歳で私を出産したお母さんが書いてくれた作文。

19歳で私を出産したお母さんが書いてくれた作文。

母は18歳で私を妊娠し、19歳の秋に私を出産した。父は6歳年上だから当時24歳で、どんな出会いからそうなったのか、私は聞いたことがない。

私は長男で、下には2人の妹、1人の弟がいる。全部で4人の兄妹。歳も近くて毎日楽しかった。

その代わり、父は寝ないで働いていた。日中は家にいる母も、夜になると「お掃除の仕事があるから」と言って仕事に行っていた。私を中心に兄妹4人みんなで「行かないで」と泣きなが

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「やりたい事」はあなたを幸せにしない

「やりたい事」はあなたを幸せにしない

もう15年くらい前になるか。

自衛隊のパイロットを夢見て何年もただそれだけを追いかけていた年下の親友が、山口の宇部空港で行われる最終試験まで行って落ちた。携帯のメッセージで不合格の連絡をもらってから、2ヶ月くらい音信不通になっていたのだが、ある日突然連絡が来て会うと、彼は意外とケロッとしていた。

お互い試験のことには触れず、今何をやっていて次に何をやる予定か、そんな事を話しながらいつものように

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