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君のような君。あるいは君
「君だけが居る世界に君は居て、僕達が居る世界には君は居ない。僕達が知っているのは君のような君。
好かれ者の君は逃げるように対面し、嘆くように笑う。君が僕達の居る世界に居られたら、君はどれほど楽だろうか。もしくは、君という存在が君のような君みたいな人物になれたら、どれほど平和だろうか。
しかし、存在させてしまったどちらかの世界を消し去る事は出来ないのだ。厄介な事に消し去ろうとすると、世界は君に名
「君だけが居る世界に君は居て、僕達が居る世界には君は居ない。僕達が知っているのは君のような君。
好かれ者の君は逃げるように対面し、嘆くように笑う。君が僕達の居る世界に居られたら、君はどれほど楽だろうか。もしくは、君という存在が君のような君みたいな人物になれたら、どれほど平和だろうか。
しかし、存在させてしまったどちらかの世界を消し去る事は出来ないのだ。厄介な事に消し去ろうとすると、世界は君に名