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food&recipe

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食に関する情報と作ってみたいレシピ! 食べること、作ること、そして、栽培することにも興味ありな私の琴線に触れたマガジンを集めています。
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#エッセイ

飽きちゃったよ…なんて言わせない【カボチャの焼きプリン】(レシピエッセイ)

飽きちゃったよ…なんて言わせない【カボチャの焼きプリン】(レシピエッセイ)

せっかく作っても食べる人がいないというのは結構空しい。

料理を作るのは好きだけど、仕事もあるし、手の込んだ料理や、時間のかかる料理を作るのは、週末のお楽しみとなる。作る量だって作り過ぎないようにはしても、ほんの少しだと作りにくい料理もあって、いかんせん残ってしまった料理を、一食で食べ切れる量に小分けにして冷凍することも少なくない。

先日、紹介したカボチャの丸焼きもそんな料理の一つだと思う。

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オレガノオイルパワー

オレガノオイルパワー

意味不明な下腹部の痛みと違和感と膀胱炎のような症状が、ある日やって来てはしばし滞在ののち去って行く、というのが半年以上続いている。各種検査もスキャンも全て異常なし。(ちなみに国民健康サービスの元、処方箋薬以外全て無料。ありがたや。)

他に何の病気の可能性があるのかしらと困り果てた最後に会ったドクターに、消化器系に問題はなさそうだけど念のためIBS(過敏性腸症候群)に効果があるペパーミントオイルを

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梅仕事(梅シロップ編)

梅仕事(梅シロップ編)



以前勤めていた仕事の方から「自宅でもぎった梅いりませんか~?」とうれしいメールが届いた。
ランチも兼ねてお会いして梅をいただくことになった。
多分4キロほどある重い梅を保冷剤まで付けてもってきてくださったのには感謝しかなかった。
その方は私と一緒に働いていたので、共通の話題がたくさんあって、あっという間に楽しい時間は過ぎていってしまった。

さて頂いた梅たちは一晩水に漬けてアクを抜き、梅2キロ

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「アメリカン梅酒」─バーテンダーの視(め)

「アメリカン梅酒」─バーテンダーの視(め)

 今ではほとんど飲まなくなってしまったが、昔は梅酒にハマっていた時期があった。専門学生あがりのサラリーマンではなかなか手取りも多くはなく、安くて、飲みやすくて、量が多いからという理由で当時住んでいたアパートの冷蔵庫には必ず買い置きしていた。

 これはもう時効だと思っているので笑って聞き流していただきたいのだが、最初に就いた仕事ではあまりの激務ですぐに嫌気が差し、会社へ行くために玄関のドアを開けら

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「あー、これを食べるときが一番幸せ」

「あー、これを食べるときが一番幸せ」

今一番好きな食べ物を聞かれたら、たまご焼きと答える。
それも卵2つに醤油だけで味を付け、少し多いかなと思うくらいの油を熱したところへジュッと一気に入れたら箸で大きく混ぜて、なんとなく形作っただけの適当なのが一番で、自分にとっておいしければそれでいいもの、それが好きな食べ物かなと思う。

これまで直に接した中で最も尊敬する料理人の1人に、料理屋での修行を一度も経験せず、本からの知識と自ら歩いて得た体

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おばあちゃんの手 〜山菜の話〜

おばあちゃんの手 〜山菜の話〜

山菜の季節なので、張り切って山菜を故郷から取り寄せてはせっせと料理している。

山菜は、買うと結構いい値段するけど、田舎ではそこら辺に生えているご馳走だ。旬の時期に小一時間も沢や山、林の中を歩くとカゴ何個分も取れたりする。

さらには、各地区に山菜採り名人がいて、いただくことも結構ある。もらってばかりでは悪いので、代わりに畑でとれた野菜や、これもいただきものなんだけどの食べもの、沢山作った郷土菓子

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梅酒しか飲まなかった彼女が美味しいとお代わりしてくれた日本酒

梅酒しか飲まなかった彼女が美味しいとお代わりしてくれた日本酒

「美味しいね!!もうちょっと飲みたいな~」

日本酒を飲んでそう言った彼女と出会ったのは予備校。
18-19歳のわずか1年を同じ予備校で過ごしただけ、のはずが気がつけば20年!現在も家族ぐるみの交流が続いている。
それもこれも、共に浪人という人生の挫折を味わい合格目指し頑張る仲間意識が強かったこと。そして、小規模予備校なこともあり、気がつけば驚くほど仲良くなり、カップルが何組できたことか!!!予備

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