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辞めることにしました。

3月が終わり、4月がやってきましたね。
出会いと別れの季節。
学年が上がったり、社会人になったり、職場が変わったり。
自分の選択が形になる瞬間が来ているのではないでしょうか。

かくいう私もこれまで通い続けたモデルのワークショップをまた1年継続するか、辞めるかという決断に迫られ、散々悩んだ結果、辞めることに決めました。
今日はその理由やこれまでのワークショップで学んだことについて書いていきたいと思います。

モデルのワークショップに参加したキッカケ

コロナの蔓延から1年ほど経った2021年5月にモデルのワークショップに入り、これまで2年弱の間モデル活動について学んできました。
そもそもワークショップに通おうと思ったのは海外でのモデル活動に行き詰ったからでした。19歳の頃からニューヨークやパリの事務所への所属に独自に挑戦していたものの上手くいかず、どうにか情報を集めて現状を変えたいと思ったことがキッカケです。

ワークショップへの参加を決めたことは私にとっては大きな決断であり、それ以上に意味のある行動だったと思います。それまでは周囲に押されるままにやっていたモデル活動でしたが、ワークショップに関しては本当の意味で自分1人で見つけ、調べ、参加者の方にお話を聞き、参加を決めました。

ワークショップ1年目

2021年5月から12月までは海外挑戦に向けた準備期間にあてました。
自分でいうのもアレですが、この頃の伸び率はかなり高かったです。
ワークショップに入った頃に撮ったのがヘッダーの写真で、ニューヨークのマガジンにも掲載された思い出深い1枚となりました。

その後1月から3月にかけてミラノに渡航することを決め、目標を定めました。それは、「ミラノの事務所に入り、ファッションウィークで仕事を1本とること」。いま思うとミラノまで渡航費を掛けて行っておいて、仕事を1本とるのが目標というのは弱腰な感じがしますが、過去の失敗を思えば当時の私にとっては現実的な目標でした。

ミラノでWHY NOTという老舗の大手事務所に所属。ファッションウィークでは沢山のオーディションを受けることが出来ました。
しかし結果は惨敗。
今思い出しても胃の中のものを全部戻しそうです(食事中の方すみません、でもホントそんな感じ)。

この頃はワークショップへの参加はお休みで、ワークショップの講師であるDaisukeさんと電話やチャットで毎日のようにお話させて頂いていました。

ワークショップに入る以前は超えることのできなかった「海外事務所への所属」という壁を超えることが出来ました。終ぞファッションウィークで仕事を勝ち取ることはできませんでしたが、オーディションを通して経験値を上げ、多くのクライアントに顔見せをすることが出来ました。

ワークショップ2年目

ミラノでの活動後すぐに日本で仕事をとることができ、その後の東京のファッションウィークでもランウェイを歩くことが出来ました。同時期に、日本にいながらもミラノから度々連絡が来ていましたが、日本から再渡航して仕事をするには至りませんでした。

ミラノでの経験が見えないところで伝播し、いい波が来ている!と調子を上げていましたが、その後9月からの渡英により日本でのキャリアも止まってしまいます。この間は留学準備と並行して、ロンドンでのモデル活動を見据えた写真撮りもしました。

留学を決めた頃は海外に拠点を置くことで、モデル活動にもよい影響が出るだろうと楽観的に考えていました。しかし出発が近づくにつれて様々な不安要素が増え、追い詰められていきます。
直面した問題は大きく3つ。
①ファッションウィークと大学のスケジュールが丸かぶり
②大学からロンドンへのアクセスが悪い
③留学先大学での予習と課題で意外と忙しい
授業の合間にロンドンの事務所を受け、
オリエンテーションや休みの合間を縫ってミラノに短期滞在をしましたが、
空回りするばかりであまり上手くはいきませんでした。

交換留学生として、奨学金受給者として来ている以上、勉強をおろそかにすることもできない状況。そしてモデルと留学の両立ができず、どちらかに時間を割こうとするとどちらかから逃げているような感覚が襲ってきました。
これが意外にストレスだった,,,

ワークショップを辞めることにした理由

・自分を追い詰めるため

ワークショップを辞めることは自分にとって自分を追い詰める選択だと思います。ワークショップに通い続けた方が情報を集めやすく、モデル活動のモチベーションを維持しやすく、モデル仲間から良い刺激を受けることが出来ます。海外での活動に向けた写真撮りもしやすいです。かなり良い環境だと思います。
しかし、2年間そうした良い環境にいたにも関わらず2年目下半期に成長を止めてしまった現実。この良い環境にいればもっと成長できるだろうという依存と受け身の姿勢でどこか甘えていたのだと思います。
そんな自分を追い詰めるためにもワークショップを離れようと思いました。

・1つの場所に留まらない

留まりたいという気持ちがありつつも、「自分にとって、離れた方がいい」と思った以上離れる時なんだろうと思いました。
理由になっているかわかりませんが,,,
どんなに環境が良く、居心地がよく、自分にとって様々なプラスがあるとしても、自分がそうした方がいいと思った以上それに従わないと終わるなと思いました。損得勘定だけで人生の選択をしたら自我が死ぬ気がすると言いますか,,,自分のことを嫌いになっちゃうと思った訳です。大げさかしら,,,

・再びチャレンジ

2回の海外挑戦は独自に挑戦。ワークショップに参加した後の3回目の挑戦は1人での渡航ではありましたが、Daisukeさんを含む関係者の皆様の力を借りて海外の舞台に押し上げて頂いたと思っています。
しかし、これからも海外での活動を続けてモデルとしてプロでやっていくためには、それ相応の覚悟と自分自身の力でその舞台に立ち続けるための能力を身につけることが必要です。
そのためにもワークショップを離れて自分でやるんだ!という能動的な姿勢で自分を磨く必要があると思いました。

おわりに

ここまで読んでくださりありがとうございます。
今日はワークショップでの学び辞めることにした理由について書きました。

ワークショップでの学びは私の人生を大きく変え、成長する機会と最良の環境を与えてくれました。このブログを書き始めたのもワークショップがキッカケで、選択を迷った時に自分で読み返して初心に帰ったり、過去の自分の選択を振り返ったりと助けられています。
参加前の自分と今の自分では天と地ほどの差があり、勇気を出して門を叩いて良かったなと思います。
この場を借りて、
ワークショップを通じてご助力賜った皆様に心から御礼申し上げます。

余談ですが、
ワークショップの退会についてDaisukeさんと電話でお話している時に
「モデル辞めて、学業に専念するのかと思ってた」と伺いましたが、そこまでは考えていません。
しかし、2足の草鞋を履きこなすことが出来ずにコケてしまった以上、
今は留学に専念し、日本に帰ってから活動基盤を再構築していきたいと思っています。

ワークショップに関するブログは最後になるかと思いますが、
モデル活動や留学、日常のつぶやきを引き続き書いていきます。
これからもよろしくお願いします!

それでは、また次のブログでお会いできることを祈って🌸

AYA K
@aya_k_k_myu

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