桜が咲いたら 君とのお別れ 桜を握りつぶせば 春も消えるだろうか
崩れ落ちた両膝 あなたの体はさらに丸まり キラキラした涙が頬を転がる 星は光るだけ 夜は美しいだけ あなたは泣いてるだけ ただそれだけのこと この世界で一人ぼっ…
眠れない 眠れない 夜には寝れず、朝にも寝れず 吐いた熱息 くらくら 布団の重みに耐えれず、外へ出れば 空は紫色 建物はぐにゃぐにゃ 人は黒いテルテル坊主 不思議で…
んぐらぁっ、 叫びたくなる今宵 わらわら伸びる影の喝采 欠伸一つで目玉がカラカラ、傑作 もう 逝かれそうで 碌な思考もできなくて 大きな満月のかける催眠が私を くる…
マンホールの蓋があいていた つまり道の真ん中に綺麗な穴があいている 住宅街の道路に、ぽっかりと ぽっつりと 「…………」 覗いてみた 見えたのは闇だった 先の見え…
投げたナイフ 飛んでった 光の速さ? いや、電子の速さ 加速していくナイフ 何百万にも増えて あの娘の心臓貫いた ぐちゃぐちゃ ナイフに塗りたくった 毒が心を蝕む …
大きなトラックが地面を揺らす 音は気にならなかったが、振動がダメだった 地面から家、そして2階の僕の部屋にまで響いた ゆっくりと目を開ければ、光のない夜 スマートフ…
少年時代 ランドセルを”ぱかぱか”して、歩いていたあの頃 すべてが大きくて 歩きにくい街だったから 未熟な足は何度も躓いて転んだ 痛いのは、日常で 絆創膏は、親友…
アスファルト焦げる住宅街で 奇妙な声を聴いた それは高い音だが、不快感はなく どこか涼しい風を運んでくれた 僕は少し辺りを見渡してから歩こうとするけど、 また足を…
太陽の吐息残る 夏の夜 むしむし 暑くて くらくら 思わず飛び起きれば 体から出ちゃった わたし 幽霊 スケルトンハンド スカスカ 骨も皮膚もなくて 血の代わりに…
夜風に吹かれて香る 祭囃子 寂れた境内 今宵は百花繚乱 猫も杓子も妖も うねり歩く夏の日 ほら、猫のしっぽも二又さ ネオンのように妖しく灯る提灯の 照らす石畳を歩…
泣き方を忘れた今日この頃 心が握り潰されるのを感じながら 海を歩く クラゲは何を考えて生きているのだろうか?
唐突な話だが、"時間" という概念に文句を言いたい クレームを言ってやりたい もっと遅くしてくれ―――と というのも もっと寝たいし がっと遊びたいし ぼーっと生きた…
飛び交う電波に 流れる電子音 情報は高速に 娯楽は広範囲に 伝達する 電灯が太陽を生み出し、夜を喰らう 信号機の色が 人々の動きを管理する ここは科学の国 未知を拒…
夜を眺めていると、死神と出会った 骸骨に、三日月の鎌 絵本通りの姿をした”死”が僕の隣に座って、話しかけてくる。 『なにをしている? かぜをひくぞ』 「待ってるん…
真夜中の学校の屋上 壊したスマホを握りしめて 人生を傍観する少女 あぁ、見れば見るほど 嘘 嘘 嘘 あぁ、思えば思うほど 虚 虚 虚 鏡花水月 なにひとつ掴めやしな…
へべれけ
2024年4月6日 19:44
桜が咲いたら君とのお別れ桜を握りつぶせば春も消えるだろうか
2024年3月31日 16:30
崩れ落ちた両膝あなたの体はさらに丸まりキラキラした涙が頬を転がる星は光るだけ夜は美しいだけあなたは泣いてるだけただそれだけのことこの世界で一人ぼっちのあなた悲しい時こそ人は孤独になる友達だってもうどこにもいないよ家族の顔も忘れさった誰も感じない誰もわからない感じるのは自分だけわかるのは自分だけこの心の痛みをわかるのは自分だけだから思い
2023年9月26日 14:21
眠れない眠れない夜には寝れず、朝にも寝れず吐いた熱息 くらくら布団の重みに耐えれず、外へ出れば空は紫色建物はぐにゃぐにゃ人は黒いテルテル坊主不思議で狂った風景夢か現か?痛みすら信じれぬ世界でそれを確かめるすべもなし家から出てきたテルテル坊主が傷だらけの私の手首を掴む何かを叫んでいるが、私とあなたは別の人種理解できないわテルテル坊主を突き飛ばして
2023年9月3日 22:30
んぐらぁっ、叫びたくなる今宵わらわら伸びる影の喝采欠伸一つで目玉がカラカラ、傑作もう 逝かれそうで碌な思考もできなくて大きな満月のかける催眠が私を くるくるらっらっあぁ、もうっ、すべてがぐちゃぐちゃになって夜の闇を素手で喰らうふわふわもぐもぐ 闇の味机なぎ倒し、顔から落ちる階段痛みはなく心地よい血が飛び出て 体は軽くて燃えるような頭は冷たくて一人で狂う夜は
2023年8月30日 23:25
マンホールの蓋があいていたつまり道の真ん中に綺麗な穴があいている住宅街の道路に、ぽっかりと ぽっつりと「…………」覗いてみた見えたのは闇だった先の見えない深淵だったなんかこわい音なんてないが、もし聞こえるのならご ご ご というのが、ふさわしいほどには、何かいそうだ……何かいるのか?よく見れば、赤い丸が2つ、闇で光っているビー玉のような球体がギラギラと眼のように
2023年8月18日 03:54
投げたナイフ 飛んでった光の速さ?いや、電子の速さ加速していくナイフ何百万にも増えてあの娘の心臓貫いたぐちゃぐちゃナイフに塗りたくった毒が心を蝕むどくどく しんぞうこどくこどく こころ痛みに狂うあの娘は誰にも話せずに”楽”になったお悔やみ申し上げます顔も知らないあなた様スマホを触る私は愉悦
2023年8月15日 23:29
大きなトラックが地面を揺らす音は気にならなかったが、振動がダメだった地面から家、そして2階の僕の部屋にまで響いたゆっくりと目を開ければ、光のない夜スマートフォンを触れば、充電切れ不思議と照明をつけるのが億劫になり、光を求めて外に飛び出した光のない街月のない空都会とまでは言えないが、駅もコンビニも、若者もいる街なのに今夜は、人も光もないまるで無人の街「ちょっと歩いて
2023年8月12日 19:52
少年時代ランドセルを”ぱかぱか”して、歩いていたあの頃すべてが大きくて 歩きにくい街だったから未熟な足は何度も躓いて転んだ痛いのは、日常で絆創膏は、親友だった暗くなるまで、遊んだ飽きるという言葉は辞書になかった夕焼けの空まるで映画館で見るような薄い影が町を覆う今日も終わりそんな夜の帳をかき消す音が響く『祭囃子と人の声』幽霊商店街に人々が集まるシャッターばか
2023年7月30日 14:12
アスファルト焦げる住宅街で 奇妙な声を聴いたそれは高い音だが、不快感はなくどこか涼しい風を運んでくれた僕は少し辺りを見渡してから歩こうとするけど、また足を止めてしまった波の音がする地球の揺り篭にゆられた水の音がするそれは空から響いたぽつ ぽつ ぽつ という雨音が僕の目線をうえへと誘う不思議な声と波の音がだんだん大きくなるそして僕の瞳に映ったのは―――蒼い海
2023年7月28日 16:34
太陽の吐息残る 夏の夜むしむし 暑くて くらくら思わず飛び起きれば体から出ちゃったわたし 幽霊スケルトンハンド スカスカ骨も皮膚もなくて血の代わりに流れるのは淡く美しい天の川クラゲのように キラキラ フワフワ屋根を透けて 夜空へ辿り着いた空は 深海都会の夜空じゃ 星は見えない街の方がギラギラと輝いているからだけど今夜だけは―――幽霊少女の宿す星々が夜
2023年7月21日 10:51
夜風に吹かれて香る 祭囃子寂れた境内 今宵は百花繚乱猫も杓子も妖も うねり歩く夏の日ほら、猫のしっぽも二又さネオンのように妖しく灯る提灯の照らす石畳を歩く少女あたりをきょろきょろしていればお面を被った金魚屋さん猫の手のように招いている水槽を舞うように泳ぐ金魚たち彗星のように赤くキラキラ気づけば ため息が零れる少女の眼はキラキラ裾を命一杯引き上げて小銭を渡し
2023年7月14日 15:05
泣き方を忘れた今日この頃心が握り潰されるのを感じながら海を歩くクラゲは何を考えて生きているのだろうか?
2023年7月13日 23:40
唐突な話だが、"時間" という概念に文句を言いたいクレームを言ってやりたいもっと遅くしてくれ―――とというのももっと寝たいしがっと遊びたいしぼーっと生きたいのだなのに ”こいつ” ときたら、早すぎる一番立派そうな時計に文句を言ってやるしかしこいつはチクタクと答えやがったどうやら聞く耳を持っていないらしいだからゆえによって時計の針を折ってやった煙草の香る
2023年7月6日 19:24
飛び交う電波に 流れる電子音情報は高速に娯楽は広範囲に伝達する電灯が太陽を生み出し、夜を喰らう信号機の色が 人々の動きを管理するここは科学の国未知を拒絶する規律の世界人の形をした神は科学にコピーされ0と1で構成された人工知能が微笑む『合理的な社会こそが―――正しい選択です。その先に青い未来はあります』すべての人類が頷くと同時に、神の姿は消えていく。体が泥となり、溶
2023年7月5日 01:32
夜を眺めていると、死神と出会った骸骨に、三日月の鎌絵本通りの姿をした”死”が僕の隣に座って、話しかけてくる。『なにをしている? かぜをひくぞ』「待ってるんだ」『なにを?』「流れ星」『ながれぼし…?』「そっ、流れ星は願いを叶えてくれるんだ」『そんなのうそだ。それよりいえにかえれ」「なんで?」『よるのそとはきけんだから』「それって、家となにがちがうの?」
2023年6月19日 02:32
真夜中の学校の屋上壊したスマホを握りしめて人生を傍観する少女あぁ、見れば見るほど 嘘 嘘 嘘あぁ、思えば思うほど 虚 虚 虚鏡花水月 なにひとつ掴めやしないこんなに愛しているのに世界は ひどすぎるでありんすぜケラケラ笑いがとまらないゲラゲラ嗤いがやめられない生きるってこんなに辛かったんだね本当に私は幸せ者でした泡沫のように、おやすみなさい