山羊が鳴くなら。

ニュース、出来事、ひとりごと。山羊の字体の美しさ。

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固定された記事

凪。

noteを書くというのは、海を描くことに似ている。 たとえば、嵐が来る前の、荒々しい海を描くというとき、その波のうねりや水しぶきに目を凝らして、そのパワーを映し取ろ…

10

パパ、お亡くなりになったらと言われたらどうしますか?

もしさあ、パパが死んじゃ、あ、お亡くなりになったらさあ、次は何になりたい? 妻に言葉遣いを注意されたのだろう。下の娘は小学1年生だが、上の子は小学4年生の男の子な…

駐車違反

ステッカー貼られてました!もう嫌だ! 地元の駅前なんだけど。白枠のところは、夜はパーキングチケット買わないで停めてもけっこう大丈夫なのに! あー、そうか。。今日…

義実家は暇という事実

「義」って、もう少しいい意味のような気がしたが。義理という言葉は、義務に近い響きをもつ。義理でチョコをあげる、義理で葬式にいく、義理だからしょうがない。でも何か…

21

GWっていつかなくなるでしょ

もういいでしょ。 こんな時代に一斉に休むとかあり得ないんですけど。休めてないし!!みんなで休んだら、結局、混むでしょうが。休みって交代でとるものですよね?みんな…

オレの半世紀。昭和53年の頃①

泣き叫ぶ、自分の姿を客観的にみている。 アパートの玄関のドアは開いている。ごめんごめんといって、母が外から戻ってくる。近所の人とまたおしゃべりに夢中になっていた…

今週オワリ!!やれやれだぜ!!

英語に訳すのが難しそうな言葉をみつけると興奮します。今日ご紹介したいのは、「やれやれだぜ」。 とりあえず、モヤモヤしていたことが多かった今週、なんとか乗り切った…

昭和の18歳が懐かしくなった話です。

18歳。 子供の頃に見上げていた18歳を思い出してみる。 土曜日の23時に見ていたテレビ番組「ねるとん紅鯨団」に出てくる18歳は、高校を卒業して、短大生や家事手伝…

高校生の自殺者が多いというニュースが気になりました。

小中高生の2023年の自殺者が「513人」というニュース。 513人。これをどう捉えたらいいだろう。47都道府県をざっくり50としたら、1つの県で10人ちょっと…

21

SHOW-Hey!と、I-Pay!の話。

かつてクロマティという選手がいましたが、やはりクロ=黒の連想があいまって、子供たちにも大人気でしたよね。僕は、小学生だったと思います。もしかしたら最初に覚えた外…

卒園式が泣けすぎて困った話

うん、と頷く先生。それを合図に、卒業生が一斉に立ち上がる。それは、軍隊のような緊張感ではない。先生と園児の信頼感によって成立する、正しい規律だ。 ほんとうに堂々…

パパと娘のお風呂ブギウギ

「いやーん!のばしょを、あわわでかくすー」 娘6歳は、自分のプライベートパーツが気になるらしい。僕が口を大きく口を開けてあくびなんかすると、「パパ、おくちの中も…

飯テロどーん!

「春キャベツのムースかあ。ムースって、昔、頭につけてなかったけなあ」 中学生の頃、スポーツ刈りをやめて髪を伸ばし始めた僕が初めてつけた整髪剤は、もちろんムースだ…

ラッセンがすき。

noteというものを書くようになって、自分の心を実況中継するようなときも増えたのだけど、その心をそのままテキストにしたところで、それはただの思考の落書きであって、何…

娘からチョコレートをもらえるんです。

「ただいま、帰りましたよー」というと、娘6歳が玄関まで駆け寄ってくる。何やら後ろ手に隠しながら。何か言いたそうな顔と目。ん?1日早くないか。 「はい、パパ、バレ…

10

喪服を新調しました。

危ないところだった。。1週間に1回noteが途切れるところでした。とりあえず書かねば。 法事から帰ってきたところです。法事というのはシキタリであって、その土地や家族…

凪。

凪。

noteを書くというのは、海を描くことに似ている。

たとえば、嵐が来る前の、荒々しい海を描くというとき、その波のうねりや水しぶきに目を凝らして、そのパワーを映し取ろうとするだろう。

そこに動的なエネルギーがあれば、描き手は、その力を映しとることに専念できる。だが、静的なものは難しい。よく油絵では、静物画として果物が描かれているが、動いていないものは、ただただ、そのモノに向き合い続けなければなら

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パパ、お亡くなりになったらと言われたらどうしますか?

パパ、お亡くなりになったらと言われたらどうしますか?

もしさあ、パパが死んじゃ、あ、お亡くなりになったらさあ、次は何になりたい?

妻に言葉遣いを注意されたのだろう。下の娘は小学1年生だが、上の子は小学4年生の男の子なので、その影響で言葉遣いはどうしても汚くなる。

僕にも覚えがある。当時、小学3年生だったかな。担任の先生から真剣な顔で、死ぬなんて言葉を軽々しく使うんじゃない!!と厳しくお説教されたのだ。割と優等生タイプだった僕は困った。死ねえー!っ

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駐車違反

駐車違反

ステッカー貼られてました!もう嫌だ!

地元の駅前なんだけど。白枠のところは、夜はパーキングチケット買わないで停めてもけっこう大丈夫なのに!

あー、そうか。。今日は土曜日なのか。。そいや、いつもよりも停めてる車が少ないと思ったよ。こういう違和感を大事にしないといけないのにね。そういうとこだよね、おれ。

クルマ社会ってのは、こうやって色々起きて学んでいく。電車と徒歩で生きてた時には分からなかった

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義実家は暇という事実

義実家は暇という事実

「義」って、もう少しいい意味のような気がしたが。義理という言葉は、義務に近い響きをもつ。義理でチョコをあげる、義理で葬式にいく、義理だからしょうがない。でも何か、そこになんらかの「理」があるのが義理だ。だから義理の父、義理の母なんて言い方になるのか。

私にはいくつかの立場がある。子供の父親であり、妻の夫であり、会社の役員であり、マンションの理事長であり、大学の後輩の先輩であり、妹の兄であり、甥の

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GWっていつかなくなるでしょ

GWっていつかなくなるでしょ

もういいでしょ。

こんな時代に一斉に休むとかあり得ないんですけど。休めてないし!!みんなで休んだら、結局、混むでしょうが。休みって交代でとるものですよね?みんなで休むって、なんなんすかね。

キッザニアにいくんですけどね。予習するだけで3時間かかりましたよ!!なんじゃそら。子供が楽しくお仕事体験できるっていう素晴らしいテーマパークで、連れて行ってあげたいと思ってたんですよ。子供の時から、大人の仕

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オレの半世紀。昭和53年の頃①

オレの半世紀。昭和53年の頃①

泣き叫ぶ、自分の姿を客観的にみている。

アパートの玄関のドアは開いている。ごめんごめんといって、母が外から戻ってくる。近所の人とまたおしゃべりに夢中になっていたのだろう。おそらく僕は、お昼寝から目を覚まして、母がいないことに気づいたらしかった。お気に入りのパンダのぬいぐるみを離さないでいる。

2歳の記憶。でもこれは、偽物だ。覚えている筈がない。自分の姿を、ビデオのように客観的に見ているのもおか

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今週オワリ!!やれやれだぜ!!

今週オワリ!!やれやれだぜ!!

英語に訳すのが難しそうな言葉をみつけると興奮します。今日ご紹介したいのは、「やれやれだぜ」。

とりあえず、モヤモヤしていたことが多かった今週、なんとか乗り切った僕は、わざわざ声に出していいたいです。「やれやれだぜ」と。

ふーーーーーーっ!!とか、はぁーーーーー、とかっていう、ため息のような言葉も、思いっきり大きな声でいいたいです。「つかれたーーー」とか、「もういい!もういいよ!」とか。「ほんっ

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昭和の18歳が懐かしくなった話です。

昭和の18歳が懐かしくなった話です。

18歳。

子供の頃に見上げていた18歳を思い出してみる。
土曜日の23時に見ていたテレビ番組「ねるとん紅鯨団」に出てくる18歳は、高校を卒業して、短大生や家事手伝いになり、結婚相手を探していた年齢の女性たちだ。「金八先生」に出てくる15歳ですら、社会人の匂いを振りまいていた。だから18歳といえば、とっくに大人になっていて、20歳の成人というのは、あくまで形式上の大人を儀礼として行うという時代。

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高校生の自殺者が多いというニュースが気になりました。

高校生の自殺者が多いというニュースが気になりました。

小中高生の2023年の自殺者が「513人」というニュース。

513人。これをどう捉えたらいいだろう。47都道府県をざっくり50としたら、1つの県で10人ちょっと。千葉県は、人口が多いから20人以上だろうか。そうすると1か月に2名の子供が、自殺をしているということになる。

2人。それは辛い話だ。毎月、毎月、この千葉県という土地のどこかで、どうやって死ぬべきか考え、準備をして、実行している。どこか

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SHOW-Hey!と、I-Pay!の話。

SHOW-Hey!と、I-Pay!の話。

かつてクロマティという選手がいましたが、やはりクロ=黒の連想があいまって、子供たちにも大人気でしたよね。僕は、小学生だったと思います。もしかしたら最初に覚えた外国人の名前かもしれないですね。

その後、巨人にガリクソンが入るわけですが、これもガソリンを連想するので覚えやすかったです。陸上界では、カール・ルイスもカレーライスに引っ張られて、親しみやすさがあったよね。だから、僕らの世代の100メートル

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卒園式が泣けすぎて困った話

卒園式が泣けすぎて困った話

うん、と頷く先生。それを合図に、卒業生が一斉に立ち上がる。それは、軍隊のような緊張感ではない。先生と園児の信頼感によって成立する、正しい規律だ。

ほんとうに堂々としている・・・。大きくなったな・・・。と、どの保護者も思っていただろう。保護者代表の方の挨拶が、じんと胸を打つ。

「3年前、初めて真新しいスモッグに袖を通した日のことを思い出します。先生の言うことをちゃんときいてくれるのか、トイレにち

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パパと娘のお風呂ブギウギ

パパと娘のお風呂ブギウギ

「いやーん!のばしょを、あわわでかくすー」

娘6歳は、自分のプライベートパーツが気になるらしい。僕が口を大きく口を開けてあくびなんかすると、「パパ、おくちの中もプライベートパーツだから、ひとにみせないでくれる?」と注意してくる。

プライベートパーツとは、おくち、むね、おまた、おしりといった場所。「自分のいのちにかかわる大事な場所」とか、
「自分だけの場所だから水着でちゃんと隠れるようになってい

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飯テロどーん!

飯テロどーん!

「春キャベツのムースかあ。ムースって、昔、頭につけてなかったけなあ」

中学生の頃、スポーツ刈りをやめて髪を伸ばし始めた僕が初めてつけた整髪剤は、もちろんムースだ。カエルの卵にまとわりつくような泡立ちの、人工的な匂いがするアレだ。ワックスの陰に隠れて最近は見ないけれど、急にこうして高級料理店で「ムース」に出会うからびっくりだ。おお、久しぶりだなムース。ずいぶん出世したなあ。お前、髪につけるイメージ

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ラッセンがすき。

ラッセンがすき。

noteというものを書くようになって、自分の心を実況中継するようなときも増えたのだけど、その心をそのままテキストにしたところで、それはただの思考の落書きであって、何も表現できていないのだろう。

いや、思考というか本能の落書きなので、ただただニンゲンが俗物であることを再認識するものであり、高尚な思考の整理とはほぼ遠いだろう。

性加害のニュースがあふれているけど、ニンゲンなんて本当にそんなもんだ。

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娘からチョコレートをもらえるんです。

娘からチョコレートをもらえるんです。

「ただいま、帰りましたよー」というと、娘6歳が玄関まで駆け寄ってくる。何やら後ろ手に隠しながら。何か言いたそうな顔と目。ん?1日早くないか。
「はい、パパ、バレンタインのチョコレートだよ!」
「おお~、ありがとう」
「きょう、ママとつくったんだよ。ほんとはバレンタインは明日なんだけど、もう今日わたしちゃうね!」

まだ晩御飯を食べてないからちょっと待ってね、といいながら、スーツを着替える。娘はとに

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喪服を新調しました。

喪服を新調しました。

危ないところだった。。1週間に1回noteが途切れるところでした。とりあえず書かねば。

法事から帰ってきたところです。法事というのはシキタリであって、その土地や家族によって違うから緊張しますよね。しかも普段会わない人たちと挨拶したり、誰だったか思い出したり、思い出せなかったり。それでも何とか滞りなく終わってネクタイ解いて。

そもそも準備の段階で、喪服を買い替えなくてはいけなかった。40代半ばら

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