江森義信
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パリから始まったクラウドファンディングへの想いについて
2017年9月19日、それはパリのマレ地区を歩いているときのことでした。昼下がりの時間帯、突然降りだした雨の中で、ふと目にした情景に心が奪われたのです。
私は、持参していた折り畳み傘を開いたのですが、周囲を歩いているフランス人は、誰一人として傘を開く気配はありません。それどころか傘を持ってさえいないのです。「欧米人は傘をささない」という話は、耳にしたことがあったのですが、実際に目のあたりにして、
最適な服の選び方って?#左脳的ファッション解説
服を選ぶ基準は人それぞれ。ブランド、デザイン、価格などさまざまな観点で選んでいると思います。服が好きな人にとって、それは当たり前のことですが、そうでない人からは「どう服を選べばいいのかわからない」という悩みを聞くことも。
こういった悩み相談をされることが多いことから、「感覚的ではなく左脳的でロジカルな考えによる服の選び方」について、いくつか図解してみたところ、たくさんの方々から反響をいただきまし
あなたはイギリス派?イタリア派?アメリカ派?「自分のあり方」から考える服の選び方
あなたは普段、どうやって自分が着る服を選んでいますか?
「服の選び方がよくわからない」「自分に似合う服の見つけ方がわからない」などの声を聞くことがよくあります。
流行のデザインや色、素材、価格など、選び方は、人によって違いますが、私は以前から服を選択する基準の中で「自分がどうありたいか」という考え方が大事だと思っているんです。
服選びの基準は、デザイン、素材、色だけでなく、「なりたい自分」や
「思うだけでなく動く」―普通の大学生がファッションデザイナーになった話
「やりたいことはあるけど経験ないし・・・」
「もう若くないし、未経験じゃ今からじゃ無理だよな・・・」とか
そんな風に思って、自分のやりたい事をあきらめようとしていませんか?
人にはそれぞれ思い描く未来の姿があります。その実現が日々の活力になり仕事やプライベートでの生きがいにもなっています。
私は31年間ファッションデザイナーとして仕事をしてきました。フリーランスとしても17年のキャリアになりま
語るべきブランドのストーリーとは?
先日、ツイッターで編集者の竹村俊助さんのこんなツイートがバズっていました。
それから少ししてからカナエナカさんのこんなツイートにも大きな反響がありました。
竹村さんはアパレルについて、カナエナカさんはアパレルに限定しているわけではありませんでしたが、たくさんの人達の間で反響や話題になっていました。このことは、最近ユーザーの関心が薄れつつあると感じていたアパレル業界に属する人間の一人として、お二
「服が大量に廃棄されている理由」自戒の念をこめて
「新品の服が大量に捨てられている」あなたはこんな現実を信じられますか?私自身もにわかに信じがたいのですが、本当に起きていることなのです。過去のnoteでも書きましたが、昨年ではバーバリーが42億の売れ残りを焼却処分したことが明るみに出たり、日本でも年間10億着以上の廃棄が発生していると報じられたりするということがありました。
ファッションビジネスはいま、過渡期をむかえています。大量生産による廃棄
これからのアパレル店舗には「わざわざ立ち寄る理由」が必要だ
最近街を歩いていて気になることがあります。それは、街にはたくさんの人が歩いているのにアパレルの店にはあまり人がはいっていないという現実です。
もちろんユニクロやZARAなどの一部の人気の店ではにぎわっていたりするのですが、百貨店や駅ビル、路面店など大体の店には「以前に比べて人が少ないな」という実感があります。街中には以前と同じく人が溢れているのに、アパレル店舗に立ち寄る人の数は明らかに減っている
「メイドインジャパン」アパレルの現実とこれから
「メイドインジャパン」の服、着てますか?
高品質のイメージはあるけどそう言えば最近あまり見ないかも……という人が多いのではないでしょうか。
実はいま、「メイドインジャパン」が危機に瀕しています。
ユニクロやZOZOが躍進し、日本の次世代アパレル企業が注目を浴びていますが、彼らが発注するのは中国や東南アジアの工場。カジュアル服の生産はほとんど海外に主戦場が移り、国内の大規模工場は姿を消しました。