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料理と妄想好きの主婦。料理をはじめて30年あまり…ライフスタイルに合わせ、料理との関…

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料理と妄想好きの主婦。料理をはじめて30年あまり…ライフスタイルに合わせ、料理との関わり方や考え方が変化し、最近は食材の風土、生産者、料理人との“知恵の循環”を意識するようになった。食べる人の選択で、環境や社会的影響にまで及ぼすことを沢山の人に気づいてほしい。

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Start writing note〜食卓から見える未来の景色

日々の3度の食事はもちろんのこと お茶を飲みながら会話を楽しんだり 遠くいる人を思い浮かべながら手紙を書くこともあれば、 パソコンを相手に悪戦苦闘したり うちの食卓…

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2年前
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#18 ハレの日の料理

新年を迎え、1週間。 今日は人目の節句で七草粥を食べた人も多いはず。 お正月からご馳走で弱った胃を休める為とも云われているが、我が家のお正月は、昔ながらのお節料理…

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1年前
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#17-2 おにぎりで、世界の子どもが救える?

食欲の秋。 ご飯が美味しい! 青く澄んだ秋晴れに 黄金色の稲穂の美しさを 目にすると 今年も美味しい新米を 食べれることに 感謝の気持ちでいっぱいになる。 私たち日本…

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1年前
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#17-1 自然とカモと人の共生が作りだす新米

お米好きの私は、秋になるとワクワクする。 美味しい新米で炊いたごはんと、ごはんがススむ菜を何にしようかと考えるだけで、生唾をゴックン。 さてさて、今秋も美味しいご…

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1年前
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#16 五穀豊穣を祝うだんじり祭

なんとも心地よいお囃子が軽快に聞こえくる。 だんじり祭といえば、9月に行われる岸和田だんじり祭が有名だが、大阪南部の泉州一帯では、昨日、今日(10月8、9日)と…

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1年前
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#15レモンで街づくり(エディブルタウンの泉北)

昨日、友達からいただいたレモンのフロマージュで朝食。 レモン好きの私は、レモンのイラストが入った瓶を見た瞬間から、すぐに食べたいのをグッと我慢していた。 いつも…

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1年前
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#14 夏バテに『干物』

最近,干物にハマっている。 暑くて食欲がないなぁー と思っていても、 夕食の時間は刻々と迫り、 火を使う料理は作りたくない… と焦る夕暮れ時。 さぁどうする?! どう…

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1年前
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#13 夏の風物詩「かき氷」が変わっていた・・・

 地球温暖化の影響なのか、今年の夏は少しおかしい。 梅雨は最短で明け、猛暑が続いたかと思えば、各地で災害級の豪雨があり”梅雨に戻ったのか?”と思うほど雨の日が続…

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1年前
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#12 エチオピアのおもてなし

エチオピアといえば、コーヒー発祥の地で、アフリカ最大のコーヒーの産地である。 先日、エチオピアのMETAD(メタッド農業開発)の浅野文章氏から現地のお話を伺うことができ…

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1年前
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#11 赤酢の酢飯

お寿司は大好き。 多分、最後の晩餐に何食べる?と言われれば、 「お寿司!」と即答。 回転寿司から高級なお寿司屋さん、家では、ちらし寿司や手まり寿司と何百回、いや何…

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2年前
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#10 タケノコからの…

ヒョコっと顔を覗かせるタケノコ。 雨上がりには庭にある竹藪へ、下を見ながらウロウロ… 今年はなかなか見つけれなかったが、ようやく4月中旬頃に一本を 「みっけ!」 例…

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2年前
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#09 イースターエッグ

草木が芽吹く春とイエスキリストが死から復活したことを重ねた「命の誕生」からお祝いするイースターホリデー。 イースターの象徴でもあるイースターエッグだが、日本では…

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2年前
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#08 もっと和食を。

今年に入ってから食品の値上げに目を見張る。春からの更なる値上げのニュースを耳にする度にクラクラする。 原材料の高騰、物流や人件費、ウクライナ情勢や円安など… 原因…

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2年前
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#07 泉州の玉ねぎ

玉ねぎと云えば、北海道や淡路だと思っていませんか? いやいや、大阪南部の泉州の玉ねぎを是非一度食べてみてください。 特にこの時期に出る新玉ねぎの美味しいこと! 大…

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2年前
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#06 幻のいかなご

関西では、春を告げる風物詩に いかなご漁がある。 この数年、不漁でなかなか手に入らなかった“いかなご”だったが、なんと、今年は奇跡的に手に入れることができた。 ザ…

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2年前
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#05 コオロギのパンケーキ🦗🥞🦗

このパンケーキに、 なんとコオロギが‼︎ 先日、田中愛子先生の雛まつりの会でのデザート…初めて食したコオロギ。 見た目は、かわいいパンケーキにカスタードとイチゴが…

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2年前
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Start writing note〜食卓から見える未来の景色

Start writing note〜食卓から見える未来の景色

日々の3度の食事はもちろんのこと
お茶を飲みながら会話を楽しんだり
遠くいる人を思い浮かべながら手紙を書くこともあれば、
パソコンを相手に悪戦苦闘したり
うちの食卓は
食事をするだけでは終わらず、
いろんなことが展開される
私の舞台である。

料理好きな私にとって、
食事の時間は
1日のなかでも大事なひととき。
食卓に庭の花を生け、
旬の野菜や魚の料理を並べ、
夫との会話を楽しみながらの夕食は、

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#18 ハレの日の料理

#18 ハレの日の料理

新年を迎え、1週間。
今日は人目の節句で七草粥を食べた人も多いはず。
お正月からご馳走で弱った胃を休める為とも云われているが、我が家のお正月は、昔ながらのお節料理なので、案外普段より胃に優しいのかも…と思っている。

今は便利になり、様々なお店のお取り寄せ商品を見ると、鮮やかで豪華なお節を目にする。
私は、料理が好きなのと主婦の意地みたいな気持ちもあり、必ず全て手作りしている。販売しているお節に比

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#17-2 おにぎりで、世界の子どもが救える?

#17-2 おにぎりで、世界の子どもが救える?

食欲の秋。
ご飯が美味しい!
青く澄んだ秋晴れに
黄金色の稲穂の美しさを
目にすると
今年も美味しい新米を
食べれることに
感謝の気持ちでいっぱいになる。

私たち日本人は、秋にはたくさんの農産物が収穫され、旬で身体にいいお米や野菜を美味しく戴くことができるのは”あたりまえ”と思い込んでおり、無意識に多くをロスにしてしまっている現実がある。
でも世界を見渡すと、貧困で栄養不足の子どもたちもたくさん

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#17-1 自然とカモと人の共生が作りだす新米

#17-1 自然とカモと人の共生が作りだす新米

お米好きの私は、秋になるとワクワクする。
美味しい新米で炊いたごはんと、ごはんがススむ菜を何にしようかと考えるだけで、生唾をゴックン。
さてさて、今秋も美味しいご飯を
いっぱい食べるぞー
温暖化による年々増えている自然災害。今年もあちらこちらであり、気を揉むこともあったが、今年も美味しい新米を食べさせて戴いている。
いつもは、近所のお米屋さんに好みを伝え、その時の1番を購入しているのだが…

今回

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#16 五穀豊穣を祝うだんじり祭

#16 五穀豊穣を祝うだんじり祭

なんとも心地よいお囃子が軽快に聞こえくる。
だんじり祭といえば、9月に行われる岸和田だんじり祭が有名だが、大阪南部の泉州一帯では、昨日、今日(10月8、9日)とだんじり祭、場所によっては、やぐらやふとん太鼓の秋祭が行われる。
300年余りの歴史あるだんじり祭も、コロナ禍で控えており、3年ぶり制限なしの開催となることから、夏頃からお祭ムードで街中が盛り上がり、練習のお囃子の音色も、毎日聞こえていた。

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#15レモンで街づくり(エディブルタウンの泉北)

#15レモンで街づくり(エディブルタウンの泉北)

昨日、友達からいただいたレモンのフロマージュで朝食。
レモン好きの私は、レモンのイラストが入った瓶を見た瞬間から、すぐに食べたいのをグッと我慢していた。

いつもはコーヒーから始まる朝も、レモンに合うのはお紅茶だと思い、寝る前に水出しで紅茶を作り、美味しいバゲットも用意し、今朝を迎えるのを楽しみにしていた。
軽く焼いたバゲットに、たっぷりとレモンフロマージュを塗って、少し胡椒をガリガリ…
口にいれ

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#14 夏バテに『干物』

#14 夏バテに『干物』

最近,干物にハマっている。

暑くて食欲がないなぁー
と思っていても、
夕食の時間は刻々と迫り、
火を使う料理は作りたくない…
と焦る夕暮れ時。
さぁどうする?!
どうしよう…

そう、
こういう時に
最近頼りにしているのが

『干物』

これが抜群なのだ。

干物を焼く香ばしい香りが漂ってくると、急に食欲が湧いてくる。
皮はパリッと、
身はふっくら
口に入れた瞬間に、
脂があふれだし
濃厚な味が

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#13 夏の風物詩「かき氷」が変わっていた・・・

#13 夏の風物詩「かき氷」が変わっていた・・・

 地球温暖化の影響なのか、今年の夏は少しおかしい。
梅雨は最短で明け、猛暑が続いたかと思えば、各地で災害級の豪雨があり”梅雨に戻ったのか?”と思うほど雨の日が続いたが、やはりいつもの暑い夏がやってきたようだ。
暑さも年々、酷く蒸し暑く堪える。(これは更年期の影響なのか?とも思いながら)
…となると、身体のためには良くないと思いながら、冷たいものを求め、地球に良くないと思いながら、エアコンをきかせて

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#12 エチオピアのおもてなし

#12 エチオピアのおもてなし

エチオピアといえば、コーヒー発祥の地で、アフリカ最大のコーヒーの産地である。
先日、エチオピアのMETAD(メタッド農業開発)の浅野文章氏から現地のお話を伺うことができた。

コーヒーセレモニー

エチオピアでも、コーヒーを淹れて客人をもてなす“コーヒーセレモニー”と云う儀式がある。
その一般的なスタイルを浅野氏が再現してくれた。
日本で云う茶道のお茶会のようなものだろう。
作法とともに母親から受

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#11 赤酢の酢飯

#11 赤酢の酢飯

お寿司は大好き。
多分、最後の晩餐に何食べる?と言われれば、
「お寿司!」と即答。
回転寿司から高級なお寿司屋さん、家では、ちらし寿司や手まり寿司と何百回、いや何千回、と大好きなお寿司を口にした。
そして今まで、シャリはずっと白が当たり前、シャリの色を意識したことさえなかった。

それなのに、
シャリが赤色があるって‼︎
目から鱗でした。

先日、ミツカン酢の赤野裕文氏からお話を聞くことがあり、酢

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#10 タケノコからの…

#10 タケノコからの…

ヒョコっと顔を覗かせるタケノコ。
雨上がりには庭にある竹藪へ、下を見ながらウロウロ…
今年はなかなか見つけれなかったが、ようやく4月中旬頃に一本を
「みっけ!」
例年より1ヶ月近くは遅かった気がする。
「タケノコもか〜?」と、最近の天候の不順による自然の変化に、季節感ある旬の食材も変わっていきそうだ。
タケノコには、豊作である「表年」と不作の「裏年」が交互に来るらしい。今年は不作の年だそうだが、不

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#09 イースターエッグ

#09 イースターエッグ

草木が芽吹く春とイエスキリストが死から復活したことを重ねた「命の誕生」からお祝いするイースターホリデー。
イースターの象徴でもあるイースターエッグだが、日本では、物価の優等生であり、いつも冷蔵庫にある食材の卵🥚でしか見ていない人がほとんどだろう。

ところで…

タマゴはお好きですか?

(アレルギーで食べれない人はごめんなさい。)
私は、大・大・大好き!
冷蔵庫を開けて、タマゴがお行儀よく整列

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#08 もっと和食を。

#08 もっと和食を。

今年に入ってから食品の値上げに目を見張る。春からの更なる値上げのニュースを耳にする度にクラクラする。
原材料の高騰、物流や人件費、ウクライナ情勢や円安など…
原因を聞くと、仕方ないなと思いつつ、日常に欠かせない食料品は、家計にドン!と響いてくるだけに、やはり敏感に反応してしまう。

コロナ禍をきっかけに、私たちの食生活は、世界に支えられていたんだとつくづく感じることが多くなった。
世界の料理が楽し

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#07 泉州の玉ねぎ

#07 泉州の玉ねぎ

玉ねぎと云えば、北海道や淡路だと思っていませんか?
いやいや、大阪南部の泉州の玉ねぎを是非一度食べてみてください。
特にこの時期に出る新玉ねぎの美味しいこと!
大きくてみずみずしい、甘くてクセがないので、生で食べると最高に美味しい!
わたし、後々尾を引くあの玉ねぎの苦味が、いまいち受けいられないのですが、泉州の新玉ねぎはさらさなくても、全く苦味がなく、そのままバクバク食べれてしまう。
もちろん煮

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#06 幻のいかなご

#06 幻のいかなご

関西では、春を告げる風物詩に
いかなご漁がある。
この数年、不漁でなかなか手に入らなかった“いかなご”だったが、なんと、今年は奇跡的に手に入れることができた。

ザラメや醤油などが煮立ったところに、透明な‘新子‘をばら撒きながら入れていくと、いい香りが部屋中を立ち込める。
この匂いだけでも、ご飯が何杯も食べれそうだ。
水分がなくなるまで煮込み、手早く冷ませば、錆びた釘色に染まったくぎ煮の完成。

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#05 コオロギのパンケーキ🦗🥞🦗

#05 コオロギのパンケーキ🦗🥞🦗

このパンケーキに、
なんとコオロギが‼︎

先日、田中愛子先生の雛まつりの会でのデザート…初めて食したコオロギ。
見た目は、かわいいパンケーキにカスタードとイチゴがミルフィーユされた春らしいデザートだったが、このパンケーキは糠とコオロギが入っていると聞いて、ちょっと戸惑う…
あの🦗が頭に浮かび、パンケーキに🦗姿のまま挟み込まれているのかと思うと、ちょっと…
でもよく聞いてみると、コオロギをパウ

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