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【特別公開】「君は神戸に行ったか」──『残らなかったものを想起する』「おわりに」
「君は神戸に行ったか」
1995年1月、阪神・淡路大震災が起きたあと、ある雑誌の見出しに踊っていた言葉だ。のちに「ボランティア元年」と名付けられる当時の神戸には、多くの人々がやってきた。傷ついた人の力になりたいと駆けつけた人、ある種の興奮状態でいてもたってもいられずやってきた人、「火事場見物」の興味本位でやってきた人。当時の神戸には、「助けになりたい」という共通認識ではまとめきれない、多様な理由
【三田三郎連載】#013:急性胃腸炎と第一歌集と葉ね文庫
※こちらのnoteは三田三郎さんの週刊連載「帰り道ふらりとバーに寄るようにこの世に来たのではあるまいに」の第十三回です。
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急性胃腸炎と第一歌集と葉ね文庫 私は仕事中に急性胃腸炎で救急搬送されたから、「葉ね文庫」という書店へ通うようになった。
これだけを書くと頭がおかしくなったと思われそうだが、確かに因果はそのように結ばれたのだ。では、実際にどのような経緯で私が葉ね文庫
【いま、何も言わずにおくために】#002:演じる、記憶する、やってみる 後編|森脇透青・渡辺健一郎
※こちらのnoteは森脇透青さんの不定期連載「いま、何も言わずにおくために」第二回の後編です。
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誤読されること、ずれること渡辺
私は今でこそ批評家を名乗っていますが、2年くらい前まではほとんど書いてこなかった人間なので、今「顔の見えない読者に向かって書く」ということに強く悩まされています。誤読されることを恐れて、書くことに臆してしまうというか。俳優が、
【いま、何も言わずにおくために】#002:演じる、記憶する、やってみる 前編|森脇透青・渡辺健一郎
※こちらのnoteは森脇透青さんの不定期連載「いま、何も言わずにおくために」第二回の前編です。他の記事はこちらから。
森脇
『いま、何も言わずにおくために』という連載の初回は書き下ろしでしたが、今回以降はゲストを招いて対談を行います。第一回のゲストとして、渡辺健一郎さんに来ていただきました。渡辺さんは『演劇教育の時代』というテキストで群像新人賞を取られて、演劇に関わっていらっしゃいます。この連載