記事一覧
『公園が主役のまちづくり』を読んで
本書を読み終えて、まず感じたのは、行政にも、民間にも、最近の公園(公共空間)の利活用が気になっている方にも刺さる内容だと思った。
パブリックスペースの「質」を可視化する方法として、Contingent Valuation Method(仮想的市場評価法)が紹介されていた。p.19~
例示されていたのは、1杯のコーヒーの価格の決め方。
同じコーヒーでもシチュエーションに応じていくらまで支払えるか
漂うゴーストアーキテクトの時代に
連さんの記事「雨のみちデザイン」を拝読し、こんな言葉を思い出した。
「死んでこそ、浮かぶ背もあれ、ノモンハン」
戦で対岸へ渡ろうとして亡くなった者達の背が水に浮かび、飛石のようにして対岸に橋がかかる情景が目に浮かぶ村上春樹氏のある小説に出てくる言葉だ。
私も、プロジェクトに関わることが多い一方で、メディアや雑誌で個人名が出ることは無い。(出せない)ことが多い。
建設コンサル時代にも、あるプ
一級建築士の製図道具について
武器を、友人に託す。
本日は、一級建築士の学科試験ですね!
先日は二級建築士の学科試験があり、知人から受験し、自己採点で通過したと連絡があった。
製図試験に向けて、道具を借りたいと相談があり、製図版含め、製図道具を貸した。
道具環境について・料理をつくるように書く
道具環境を整えて、動作に無駄がない作図
・使う道具の動く、動かないを意識して整理する
よく使う、使わない、ある工程でまと
まちづくりに、ポジティブな衝動はあるか。
つくらない都市計画 山口周氏の話を聞いた。
衝動という言葉は、衝動買いやつい衝動に駆られて…のようにネガティブなイメージが強い言葉だが、本来、内発的気持ちで突き動かされる人間らしくある要素だと思う。
それをポジティブな衝動と呼んでみる。
チクセントミハイ氏「ゾーン」
クリエイティビティ、フローと体験
全ての人がアーティストであることについて
自分のうちから出る衝動に基づいて何かをやってる
クロニカvol.1 施設と建築、デジファブの木目の違和感
施設か、建築か
これは、建築家の坂本一成さんが、2012年頃にとある卒業設計展の講評会で言っていた言葉だが、当時の私はうまくその言葉の違いを理解できないでいた。
その後、三浦展さんの『愛される街』と『人間の居る場所』を読んだ。
その中で、実母が介護福祉施設に入ることになったエピソードがあり、「施設」とは法律に人の行動を当てはめること。確かに行きたくない場所は、〇〇施設と呼ばれる場所が多いと書か
誰にも頼まれない仕事をする
公務員が一番、パブリックマインドを忘れがちだと戒めている。
まちづくりの成果には、時間がかかる。
やった分だけ成果にならないことの方が多い。
だからこそ、私は1日の仕事始めを、床の掃き掃除から始める。やった分だけキレイになる。
掃き掃除しながら、その日のスケジュールなど、頭の中を整理できるから助かっている。
たとえ小さなことでも、そこに自分が居たことで変化が起きる(成果が起きる)ことを実感
『未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために』/ドミニク・チェン
p.1
私たちが世界を知り尽くす事は無い。それはただ世界が広大だからと言うだけではない。常に終わりが別の始まりの源泉となりその繰り返しの度に新しい言葉が生まれるからだ。
p.46
書くことによって世界はただ受容するものであるだけではなく自ら作り出す対象でもあるとわかったのだ。そして、世界を作り出す動きの中でのみ自分の同一性が形作られるのだと言う事。
p.85
私たちは日常的に使っている言葉だけ
『増補 広告都市・東京』
p.61 ふたつの街メタファー
第一には、西武百貨店パルコといった箱の内部を街のように演出していくこと
第二には、ハコ・建造物が置かれた都市空間(街)を西部パルコの広告空間として再編成していくこと
p.67 パルコ、東急による渋谷展開は、都市に広告を出す旧来の屋外広告の方法と異なり、「都市広告にする」という新たな都市と広告との関わりを作り出す試みであった
p.68 投資そのものが広告であり広
『近江商人の哲学』/山本昌仁
p.6 過去の風景を再現するだけでは意味がないので、建築家の藤森照信先生にお願いした。ここでしか見られない風景を作り出す。
p.7 自然に学ぶ。なぜ菓子屋が田んぼをやるのか。お米がなければ明日から大福も作れません。お米がどうやって育つかを体験し、知ることも私たちにとっては大切なこと。
p.8 ここは何かを売る場所というよりは、たねやの生き方を知っていただく場所
p.9 近江商人は、近江に本拠