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運動学

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故障を防ぎつつ運動能力を劇的に向上させる方法:出力順序マネジメントと潜在運動系

故障を防ぎつつ運動能力を劇的に向上させる方法:出力順序マネジメントと潜在運動系

今回はボディワークについての記事です。

私は医療系の研究所で心身に関わる研究してきた経緯から、身体の専門家でもあります。これまでに武術・気功・ヨーガ・整体などについて研究してきました。

今回は、故障を防ぎつつ、運動能力を向上させる方法である、

「出力順序マネジメント」

と言う概念について述べたいと思います[潜在系用語]。現代の運動学は間違っている可能性があります。そうした意味で、読み物とし

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潜在運動系初級講座の開講

潜在運動系初級講座の開講

私のライフワーク『潜在運動系』ですが、2015年に出版すると同時にリリースしました。

脳と身体のパフォーマンスを上げる「潜在運動系」と言う概念を提唱してきました。こちらの本を見て、問い合わせがあるのですが、遠方の方が「受講したい」との声があり、1DAYで修了証をお渡しできる講座を開講することになりました。

🍀こんな方にオススメ▶️負担のかかりにくい快適な身体づくりをしたい(重心や軸の調整)

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潜在運動系とセルフケア(痛みやコリの解消)

潜在運動系とセルフケア(痛みやコリの解消)

肩が凝ったり、腰が痛くなったりと、身体の不調は嫌なものです。
今回は、潜在運動系で、その様々なコリや痛みを解消する方法を述べたいと思います。

私は若い頃に身体を鍛えていたのですが、その時に、今思えば鍛錬の方法がわかっていなかったので、肩や膝を痛めてしまいました。

当時19歳だったのですが、解剖学や生理学の知識は何もありませんでした。そうした何も知識の状態でお金もなかったものですから、どうしたら

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潜在運動系と高次リラクセーション(潜在能力の解放)

潜在運動系と高次リラクセーション(潜在能力の解放)

今回は高次リラクセーション(高度なリラクセーション)によって潜在能力を開くことについて、述べたいと思います。

高次リラクセーションとは、無意識で起こる筋肉の緊張を完全に解放することを指します。単なる観念的なレベルのリラクセーションではありません。この高次リラクセーションが達成されれば、潜在能力は自然に解放されていくと本論では考えます。

では、早速、本題に入ります。

まず、手を肩の高さまで挙上

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ナンバの解明(潜在運動系シリーズ)

ナンバの解明(潜在運動系シリーズ)

今回はナンバの解明というタイトルでお話したいと思います。

ナンバとは同側の手足を動かす歩き方を言います。

実際、江戸時代の絵画を見ると、手足が同側に動かすような姿が描かれています。

また、現代でもいくつかの子供の写真を見ても、同側を動かすナンバのような現象を確認することができます。

子供の動きでナンバが確認されると言うことは、人間の運動システムの中にナンバが潜在しているのではないか、と考

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丹田の構造

丹田の構造

丹田と重心
人間はまだ人間として完成されていないのかもしれません。
この人間の身体を完成させるために形成されたのが丹田である、というお話です。仮説的な部分もありますので、それを考慮してお読みください。

もちろん、丹田というのは感覚的なものなので、解剖しても見つからないのですが、なぜ、東洋の古代人はこのようなものを身体に設定したのでしょうか。

まずは、丹田は重心と関係している、ということから。

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科学の盲点・インナーマッスルの自然学

科学の盲点・インナーマッスルの自然学

科学的とは?
「科学的」とよく言われますが、「科学的」とは「再現性がある」ということです。また、「統計的に有意差がある」ということです。私たちの使っているPCやスマホは科学の恩恵の賜物ですが、この科学が全てではないというお話しです。物理的法則には科学は相性がいいかもしれませんが、身体や心理の面では、科学は当てはまらないことがあるのです。

インナーマッスルの働き
例えば、アウターマッスルとインナー

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