AKERU

考えを整理するためにnoteを利用しています。30代前半で性別は男です。不定期更新です。

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    メンタルケアに関するブログ記事です。専門家ではありませんが、双極性障害の当事者として経験したり、調べたり、考えたことを自由気ままに書きます。

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    趣味が読書なので、読んだ本の感想や、とくに気に入った部分を簡単にご紹介します。 そのまま読みっぱなしはもったいないし、後で振り返りたいなーと思ったことがきっかけです。 よろしくお願いします。

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だから、わたしは猫をなでる。

例えば、愛情不足で育ったとして。親がいつも自分のことばかりで、悲しい時に励ましてくれなかったり。条件付きの愛情しかくれなかったら、きっと愛情不足のまま大人になっ…

AKERU
1か月前
18

努力できない理由

自分が自分のことを虐めずに、「ありのままの自分」を受け入れるということが大切なのは間違いない。何の条件もなく、ただ存在しているだけの自分を大切に思う技術は、幸せ…

AKERU
23時間前
3

罪悪感なんて、いらない

罪悪感があると、自分に罰を与えようとしてしまう。楽しいことをしてはいけない、好きなことをしてはいけないと思ってしまう。 例えば、わたしは長い間、生きていることに…

AKERU
2週間前
9

何度も辛い過去を思い出さなくてもいい

昨日と今日、体調が悪くて会社を休んだ。4日ほど前から少し希死念慮があって、微熱もあった。双極性障害なので、体調に波があるのは当たり前だし、冷静にとらえている。 …

AKERU
2週間前
12

自分を変えるということ

何か辛い経験をしてメンタル疾患になったとき、ときには自分の考え方や環境を変える必要があることもある。 そんなとき「私は悪くないのに、なんで私が変わらないといけな…

AKERU
2週間前
17

親のこと、死にたい気持ち

自分が本当に辛い時、親は自分のことを支えてくれなかった。父親は子育てに無関心で、母親は自分自身のことにばかり固執していた。 いかに自分が辛くて不幸かを、いつも子…

AKERU
2週間前
13

辛い経験をしたって、別に誰かの役に立たなくてもいい

生きていれば、辛いことや苦しいことがある。特に理由もなく、偶然に災難が降りかかることもある。ストレスの多い世の中なので、精神疾患になってしまっても不思議ではない…

AKERU
2週間前
6

「役に立つかどうか」だけで世界を判断しない

役に立つか、役に立たないか。そんな物差しで世界を見ると、役に立たないことを問答無用で無価値だと判断して捨ててしまう。 もし自分自身が、役に立たない側の分類だった…

AKERU
2週間前
4

「何者でもない自分を愛する」練習法

勉強をしているとき、大抵の場合、猫は机の上にいる。スヤスヤと寝ていて、呼吸のリズムと共にお腹が少しだけ膨らんだり萎んだりしている。その光景を見た時、冗談ではなく…

AKERU
1か月前
12

承認欲求と愛

「承認欲求」という言葉がある。誰かに認めて欲しいという気持ちのこと。自分で自分のことを認められないと、この気持ちが湧きやすい。他の誰かに自分のことを認めて欲しく…

AKERU
1か月前
20

(2)自分の中にいる審査員をもっと尊重する

※前回の続きです。 (2)自分の中にいる審査員をもっと尊重する何か好きなことをやろうとするとき、大抵の場合、「そんなことやって意味あるの?」という邪魔が入る。これ…

AKERU
1か月前
4

「嫌いなことをやるスキル」と「好きなことをやるスキル」

学校や社会では「嫌いなことをやるスキル」を学ぶ機会が多い。家庭でも、嫌いな食べ物を残すと怒られ、無理にでも飲み込む方法を学ぶ。学校や会社に行きたくない日でも嫌々…

AKERU
1か月前
10

SNS炎上と自他の区別

基本的に、他人がどう思おうが、何をしようがその人の自由なんじゃないかと思う。誰かが自分と異なる考えを言っていたとしても、「そうなんだ」と思うだけで、それを否定し…

AKERU
1か月前
5

「自分に期待しない」というスキル

自分に期待をしないこと。それが自分の人生を幸せにするコツだと、ある時気が付いた。自分は失敗する生き物だと定義することが大事。こんな些細なことも間違えるの!?とび…

AKERU
1か月前
5

「根性がない」という言葉について

とっても嫌な辛い経験をした人にも、2種類いる。「もう誰にもこんな思いはしてほしくない」「悪い仕組みは後世には残したくない」と考える人。一方で「みんなも同じ思いを…

AKERU
1か月前
5

怒りを発生させないために(実体験)

怒りがおさまらない時がある。「なんであの人は〇〇なんだ」「あいつは間違っている」「あいつは酷いやつだ!」そんな怒りにとらわれていると、常に交感神経が優位になるの…

AKERU
1か月前
16
だから、わたしは猫をなでる。

だから、わたしは猫をなでる。

例えば、愛情不足で育ったとして。親がいつも自分のことばかりで、悲しい時に励ましてくれなかったり。条件付きの愛情しかくれなかったら、きっと愛情不足のまま大人になってしまう。その貰えなかった愛情の代わりを求めて、それを目的に生きてしまう。だけど、そんなものは手に入らないし、手に入ったとしても、その対価を要求される。絶え間ぬ努力や献身、時にはお金や時間、労力を。そうして疲れて壊れていく。

20代までは

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努力できない理由

努力できない理由

自分が自分のことを虐めずに、「ありのままの自分」を受け入れるということが大切なのは間違いない。何の条件もなく、ただ存在しているだけの自分を大切に思う技術は、幸せに生きるための秘訣かもしれない。

この技術があれば、他人から評価されようが、批判されようが、さほど気にならなくなる。だから、失敗を恐れなくなるし、何事にも挑戦することができるようになる。つまり、失うことが怖くないという無敵モードに入ること

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罪悪感なんて、いらない

罪悪感なんて、いらない

罪悪感があると、自分に罰を与えようとしてしまう。楽しいことをしてはいけない、好きなことをしてはいけないと思ってしまう。

例えば、わたしは長い間、生きていることに罪悪感があった。幼い頃から、母親は常に不機嫌で、夫の悪口ばかり言っていた。なぜ離婚しないのか質問すると、あんたたちがいるからね、と答えた。それ以来、母親は自分がいるから不幸なんだと、生きることに罪悪感を抱えていた。(今では、それは勘違いだ

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何度も辛い過去を思い出さなくてもいい

何度も辛い過去を思い出さなくてもいい

昨日と今日、体調が悪くて会社を休んだ。4日ほど前から少し希死念慮があって、微熱もあった。双極性障害なので、体調に波があるのは当たり前だし、冷静にとらえている。

ただ、一個だけ気になったのは、体調が悪くなるたび、過去に嫌だったこと、辛かったことを思い出してしまうということ。私の場合、会社でパワハラにあったことや、母親から長年、父親や義祖母の愚痴を言われ続けたことなど。

その度、フラッシュバックの

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自分を変えるということ

自分を変えるということ

何か辛い経験をしてメンタル疾患になったとき、ときには自分の考え方や環境を変える必要があることもある。

そんなとき「私は悪くないのに、なんで私が変わらないといけないの?」という拒絶反応が、ふつふつと湧き上がるのは、別に変な事じゃない。

ただ、その拒絶反応に身を委ねて何もしないのは、少し問題かもしれない。

例えば、泥棒に侵入されて、お金を盗まれたとする。

本来であれば、泥棒が心を改めて、考え方

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親のこと、死にたい気持ち

親のこと、死にたい気持ち

自分が本当に辛い時、親は自分のことを支えてくれなかった。父親は子育てに無関心で、母親は自分自身のことにばかり固執していた。

いかに自分が辛くて不幸かを、いつも子どもの私に対して話していた。「あの人と同じ墓にはいれないで」と小学生の自分に何度も言ってきた。(あの人とは、夫のこと。)大人になってからも、電話越しに何度も死にたいと口にしていた。その度に励ますことに時間を取られた。残業終わりの駅のホーム

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辛い経験をしたって、別に誰かの役に立たなくてもいい

辛い経験をしたって、別に誰かの役に立たなくてもいい

生きていれば、辛いことや苦しいことがある。特に理由もなく、偶然に災難が降りかかることもある。ストレスの多い世の中なので、精神疾患になってしまっても不思議ではない。

私自身、色々あって双極性障害と診断され、2年ほど休職した経験があり、現在も月一回通院している。精神科はいつも混んでいるので、いかに悩んでいる人が多いかがわかる。

自分自身、そういった経験を経て、お金も時間も会社での立ち位置など、多く

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「役に立つかどうか」だけで世界を判断しない

「役に立つかどうか」だけで世界を判断しない

役に立つか、役に立たないか。そんな物差しで世界を見ると、役に立たないことを問答無用で無価値だと判断して捨ててしまう。

もし自分自身が、役に立たない側の分類だった場合、自分のことさえも無価値だと判断して、捨てようとしてしまう。

ただし、世界にはいろいろな物差しがある。

たとえば、私は猫を飼っていて、つい猫のおひげを集めてしまう。なんの役にも立たない。それでも集めるのは、なぜかというと、猫のおひ

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「何者でもない自分を愛する」練習法

「何者でもない自分を愛する」練習法

勉強をしているとき、大抵の場合、猫は机の上にいる。スヤスヤと寝ていて、呼吸のリズムと共にお腹が少しだけ膨らんだり萎んだりしている。その光景を見た時、冗談ではなく、美しいなと感動をする。と同時に、ただ生きていることが本当に素晴らしくて、他に何も求めないからこのままずっと長生きしてほしいと、心から思う。そんな気持ちが湧いた時、ちょっとだけ自分も影響を受けて、自分が「生きている」ということだけでも、それ

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承認欲求と愛

承認欲求と愛

「承認欲求」という言葉がある。誰かに認めて欲しいという気持ちのこと。自分で自分のことを認められないと、この気持ちが湧きやすい。他の誰かに自分のことを認めて欲しくなる。委託(アウトソース)したくなる。でも、他人には他人の価値観がある。だから、自分のことを認めてもらうには、その他人の価値観に合わせなければならない。

もし、その他人の価値観と、自分の価値観が合致していればいいが、そんなことはあり得ない

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(2)自分の中にいる審査員をもっと尊重する

(2)自分の中にいる審査員をもっと尊重する

※前回の続きです。

(2)自分の中にいる審査員をもっと尊重する何か好きなことをやろうとするとき、大抵の場合、「そんなことやって意味あるの?」という邪魔が入る。これこそ勇気挫きの呪文。その呪文にかかっていると、好きなことができなくなる。だから、まずは、この呪文を解かなければならない。

この呪文の根底には、「誰かの役に立つこと以外は無意味」という考え方がある。これは「誰かの役に立つことは良いこと」

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「嫌いなことをやるスキル」と「好きなことをやるスキル」

「嫌いなことをやるスキル」と「好きなことをやるスキル」

学校や社会では「嫌いなことをやるスキル」を学ぶ機会が多い。家庭でも、嫌いな食べ物を残すと怒られ、無理にでも飲み込む方法を学ぶ。学校や会社に行きたくない日でも嫌々行く。そんなスキルが毎日求められる。

一方で「好きなことをやるスキル」を学ぶ機会は非常に少ない。好きなことをやるのにスキルは必要?という声が聞こえたが、とっても必要だよ!と大声で答えたい。なぜなら、好きなことをやるときは、大抵の場合、邪魔

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SNS炎上と自他の区別

SNS炎上と自他の区別

基本的に、他人がどう思おうが、何をしようがその人の自由なんじゃないかと思う。誰かが自分と異なる考えを言っていたとしても、「そうなんだ」と思うだけで、それを否定したり、逆に自分が間違ってるだなんて思う必要もない。中には、「あなたは間違ってます!謝罪してください!」みたいな極端な反応をする人もいて、たまにそういう炎上がSNSでも起こるケースがある。

でも冷静になって考えたいのは、「他人が何を思おうが

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「自分に期待しない」というスキル

「自分に期待しない」というスキル

自分に期待をしないこと。それが自分の人生を幸せにするコツだと、ある時気が付いた。自分は失敗する生き物だと定義することが大事。こんな些細なことも間違えるの!?とびっくりしてしまうようなミスをするのが自分。派手に転んで泥だらけになるのが自分。そうやって自己認識を一年以上かけて改めた。「自分に期待しない」というスキルを学んできた。

その長いトレーニングの末、昨日ようやく効果を実感するような出来事があっ

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「根性がない」という言葉について

「根性がない」という言葉について

とっても嫌な辛い経験をした人にも、2種類いる。「もう誰にもこんな思いはしてほしくない」「悪い仕組みは後世には残したくない」と考える人。一方で「みんなも同じ思いをした方がいい」「その方が自分と同じく根性が身に着く」と悪習を改善しようとせずに、むしろ周りに勧める人もいる。

「ブラック企業にいた方が成長できる、だから今の若者には根性がない。」そんなことを誰かが言っていた。その人がそう思うのは自由。でも

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怒りを発生させないために(実体験)

怒りを発生させないために(実体験)

怒りがおさまらない時がある。「なんであの人は〇〇なんだ」「あいつは間違っている」「あいつは酷いやつだ!」そんな怒りにとらわれていると、常に交感神経が優位になるので、眠りが浅くなるし、歯の食いし縛りも起こって身体に悪い。自分にもそんな経験がある。

適応障害になりかけの頃、転職先の環境が悪かった。「なんでこいつらは無責任なんだ!」と怒りに震えた。悪口や陰口を言い合うおばさん上司のことを、本当に恨んだ

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