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仕事の話

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記事一覧

ついにここまできたか!!移動○○車

ついにここまできたか!!移動○○車

このタイトル。客観的に考えて、すごい時代になったなあ、という感想でございます。決して営業妨害ではありませんよ。文字が大きいので、あえて伏字で「移動○○車」としました。すでにご存じの方もいるかな。
(検索したらすぐ出てくるので、あえてサイトは載せません)

移動検診車とか、移動販売車とか。昔からあるもの、高齢化が加速してから誕生したものなど、いろいろありますが、「移動葬儀車」は皆さんの中ではアリです

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【日本遺産・兵庫県】播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道

【日本遺産・兵庫県】播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道

以前書いた記事の後、世の中、外出がままならない状況だったので、つい後回しになり、2年も経ってしまいました。人もそろそろ動き始めたので、訪ねた日本遺産を仕事で書いた原稿や資料をもとに、まとめてみます。

日本遺産は、観光で日本にやってくる外国人に日本の良いところを知ってもらうことを目的に設けられたのですが、日本人にこそ訪ねてもらいたい場所がたくさんあります。

ほんの入り口を書きます。興味のある方は

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いつ来るともわからぬ機会が来た!地方のコピーライターの35年②

いつ来るともわからぬ機会が来た!地方のコピーライターの35年②

<40代~の仕事 やっぱり続けていてよかったと思う>

私は、自分が面白いと思う物や人をみんなに伝えたい性分のようだ。これは、子どもの良いところや隠れている才能をみつけて伸ばしてやりたいと思う学校の教師と共通しているんじゃないかな。だから、教師という仕事もとてもやりがいがあると思うのだが、私、ちょっとアウトローな面があるので、学校という組織が肌に合わないということを講師として勤めた2年間で確信した

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日々鍛錬し、いつ来るともわからぬ機会に備えよ。地方のコピーライターの35年①

日々鍛錬し、いつ来るともわからぬ機会に備えよ。地方のコピーライターの35年①

珍しくNHKの朝ドラを続けて観ている。その中に出てくる大部屋俳優・虚無蔵のキメ台詞「日々鍛錬し、いつ来るともわからぬ機会に備えよ。」
なんだ、これ、私のこれまでの仕事人生じゃないか・・・。
そうね~、私は大部屋俳優だったかも~。

私はある地方都市でコピーライターをしている。もう35年を過ぎた。
名刺の肩書は「コピーライター」で、ビジネスに関わる商業コピーを書くことをメインにしているが、地方都市で

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遅刻はダメです! by 横尾忠則

遅刻はダメです! by 横尾忠則

仕事が重なり、最後の方は2回目のワクチン接種で頭痛と微熱が出てダラダラしていたら、目標の週1noteができなかったなあ。
少し元気が出てきたのでテレビをぼんやり観ていたら、84歳になった横尾忠則さんが元気に創作活動に取り組んでいる様子が紹介されていた。

横尾さんといえば私が20代だったころ40代で、私が今の仕事を始めた頃だったから、もともとグラフィックデザイナーだった横尾さんのことは、何かにつけ

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ワンランク上の語学を身につけるセンス

ワンランク上の語学を身につけるセンス

私は外国人に日本語を教えるボランティアをしています。気がついたら20年経っていました。あっという間の20年。日本語学校に少し勤めていた時期もあったのですが、本業と両立させるのは結構大変で、週1回のボランティアに。今は、世の中が非常事態のうえに、私の両親のサポートが始まってペースがつかめないのもあり、お休みしています。教室自体も休校中です。

私が所属する団体は日本語学校の教師が立ち上げた団体なので

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『サラリーマン川柳』を日本語教室で使ってみると・・・

『サラリーマン川柳』を日本語教室で使ってみると・・・

今年も『サラリーマン川柳』の季節がやってきました。
第一生命主催の川柳コンクールで、1988年から始まったようで、
今年で34回目。本当にうまいこと言うなあと、いつも感心します。

着眼点や言葉の使い方にも感心するけど、その年の社会情勢とか、流行とかがわかるのがいい。

いつだったか、リストラで企業の人員削減が激しかった年の
「前向きに 駐車場にも 励まされ」という作品が私のお気に入り。
シンプル

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想像力の欠如

想像力の欠如

仕事、日々の暮らし、人間関係、ほとんどの場合、物事がうまくいかない原因の最たるものが「想像力の欠如」だと思っています。

最近も、ケーススタディが身近にありましたね。

鉄道を減便して、人が外をウロウロ移動できないようにしよう!➡待てよ。コロナ禍でも相変わらず人出は多いし、今となってはすぐにすぐ、人出が減ることは期待できない。リモートで仕事ができる人ばかりではないし➡そんな状況で便数を減らしたら、

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あの時、私は若かった③好きと嫌いは裏表

あの時、私は若かった③好きと嫌いは裏表

想い出の喧嘩3連発の最後。これは一昨年のこと。若くないな。

20代の頃から知り合いの、私より一回り年上のカメラマンから久しぶりに
電話があった。
20年近く前に一緒に作った会社案内のクライアントが
「また会社案内を作ってほしい」と連絡してきたというのだ。

「僕はカメラマンじゃなくてフォトグラファー」と言うだけあって、
面倒くさいおじさん。
偶然うちの夫と同い年。この世代は面倒くさい奴が多いのか

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あの時、私は若かった②お先に、失礼します

あの時、私は若かった②お先に、失礼します

昨日に引き続き、想い出の喧嘩、二つ目。
これは喧嘩というより、喧嘩しそうになったので先に帰った話。

あれはたしか40代の頃。
製造業を営む企業の会社案内を作ることになった。A4判で16ページだったと思う。会社のポリシーや仕事の内容を紹介する冊子で、一般の人が見ることはあまりない。BtoBの営業で使ったり、人材採用の際に求職者に渡したりするものだ。

広告代理店が受けて、コピー担当の私とカメラマン

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あの時、私は若かった①クライアント、キレル

あの時、私は若かった①クライアント、キレル

平和主義の私は、仕事でもめたことはほとんどないが、その場の情景までリアルに思い出せる喧嘩が3つある。本日より3連発。

一つ目は、たぶん私が30代前半だったかな。
ある書店が自費出版部をもっとPRするための広告を出したいと言ってきた。
印刷会社が受けてコピーの依頼が私の所に。
媒体は忘れたけど、印刷物だった。

自費出版の流れとか、事例紹介とかの前に、「自費出版て楽しいよ~」というイメージコピーっ

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ちょっと変わった経営者に社員が戸惑った話

ちょっと変わった経営者に社員が戸惑った話

きのう、「ちょっと変わった社員に経営者が困っている」という話を書いたのだが、反対に「ちょっと変わった経営者に社員が戸惑った」という話を友人から聞いた。

もうすでに解決済みらしいのだが、いま時だなあ~と・・・

町の小さな整体院にアシスタントとして勤めていた友人。ある日突然、自らも施術をする経営者に「整体院をたたみます。よって○月○日をもって~」と、会社都合の解雇というのだろうか、要するに辞めてく

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自由奔放な社員。経営者の受難は続く。

自由奔放な社員。経営者の受難は続く。

仕事で企業のトップや人事関連の人に取材する機会がある。
求める人物像や自社の人材育成、のようなリクルート関係の話を聞くわけだが、私がこの仕事を始めた約30年前と明らかに異なる”嘆き”をしばしば耳にする。

いつの時代も「新人類」(懐かしい~~)とか「最近の若い者は~」といった声は聞こえてくるものだが、その中身は時代とともに更新され、バージョンアップしている。

例えばこんな人たち・・・
*意思疎通

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電子書籍で柳宗悦を読んでみた。

電子書籍で柳宗悦を読んでみた。

この表紙は、長らく避けていた電子書籍です。柳宗悦(やなぎむねよし)の『工芸文化』。仕事の資料として至急手に入れたかったのですが、なんせマニアックな内容かつ古い発行。もしやと思いAmazonで検索したら、一瞬で手に入りました。書店で探すと取り寄せになるのか、意外と棚に並んでいるのか、よくわからないのですが。

昨年からの自粛生活で、今まではためらいがちだったオンラインの打ち合わせや自宅でのリモートワ

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