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いんちょのつぶやき

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東洋医学のことや、東洋医学「的」な考え方、物事のとらえ方風味のおもいつきを掲載中。
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#相談

【その気にさせる】

【その気にさせる】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

鍼施術を受けに来られる患者さん。

・症状がよっぽどきついと、施術後に施術日程のペースや、次にいつ頃きたらよいかということを聞かれます。
症状のことが不安だから、すぐにまた来たいのでしょうね。

・体をメンテナンスする程度に来られる方は、そのまま帰られていく。
こういう患者さんが一番多いです。
慢性的なお仕事疲れを抜きに来るようなものだから、気楽なおしゃべりする程

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【しつこい頑固の正体】

【しつこい頑固の正体】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

年を取るにつれてだんだんなっていくという頑固。

年齢に関係なく頑固、というひともいらっしゃいます。

あるいは、ある人限定で頑固になることも。

頑固って意地を張って、自分を譲らないというメンタリティ。

生年月日を基にした占いなどでも、「頑固な星回り」と呼ばれる人やタイプはいらっしゃいます。

そんな頑固も、詳しく調べていくと、いろいろな頑固がある。

自分に

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【「口鍼」ということ】

【「口鍼」ということ】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

むかし、患者さんの手首の脈をとって、全身の状態を把握する「脈状診」という手法を学びに、あるお勉強会に10年ほどお邪魔していました。

そんな脈をとるお勉強会でしたが、「口鍼も大事」ということが、ある時話題に上りました。

「口鍼」とは、要するに鍼灸師さんの話術ですね。

このときは、漠然とした話だったのですが、僕の中ではずっと心に引っかかっていた。

というのも、

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【店舗を持つ価値】

【店舗を持つ価値】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

ぼくは、こじんまりと、ひっそりと、鍼灸院を構えています。
人づてに、ご紹介などでつながるご縁だけを頼りに、ながらくそんな店舗を構えている。

鍼灸施術は、直接人の体に触れて術を施す、という性質上、「場所」が必要。

店舗を構えていなくても、出張してクライアントさんの体のケアをしに行くという方法もある。

出張専門の鍼灸師さんもいらっしゃる。

だから、「店舗」をわ

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【「おしゃべりしたい欲求」は、ある】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

5月のゴールデンウィーク明けくらいから「本格的」になりそうな予感の在った「5月病」。

報道では「外出自粛要請延長」以後も、できるだけ人と接する機会を作らないように、「stay home」で過ごすように言われているようです。

それでも、僕の近所や僕の耳に入る「ちまた」のご近所さんたちは、ぼちぼち「比較的自由」に外出し始めているみたい。

そんな「気晴らし」ができ

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【けっこう長引く「メンタルストレス」】

【けっこう長引く「メンタルストレス」】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

コロナ禍。

ひんぱんに書き込む言葉。

「外出自粛要請延長」以降、今では感染症そのものよりも、「経済」の方に「強い不安」を感じる人が多いみたい。

「お金のストレス」は、「心身の力」をとても消耗します。

「ココロ」にも「体力」というものがあり、あまり「ストレス」や「緊張」を強いられると、「ココロの体力」がガクンッと消耗して、さまざまな「精神症状」や「身体症状」

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【「けだるさ」は「立ち方」で解消】

【「けだるさ」は「立ち方」で解消】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

梅雨入り前の雨降りの多い時期。
沖縄では既に「梅雨入り」を迎え、関東はその一か月後が「梅雨入り」目安ですから、6月中旬には東京も「梅雨入り」かな、なんてカレンダーを眺めながら、ふと思いつきます。

朝から冷たい雨が降ったりすると、真夏のスコールのような土砂降りや、台風シーズンの暴風雨とは違った、ドンヨリ体が重たくなる独特な「けだるさ」を、梅雨入り前の今時分、強く感

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【今後の鍼灸院の在り方】

【今後の鍼灸院の在り方】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

「外出自粛要請延長」。

5月のゴールデンウィーク、外出、外泊、旅行、渡航できないで、「自宅で過ごす」ひとたちが、よっぽど多かったのか、ぼくの「ご近所」は、とてもにぎやかでした。

今までと違うところで、ひとは密集しているのだなぁと、傍目で感じています。

まぁ、そうはいっても、人と会うことがはばかられる世の中。

さいわい、「鍼灸院は休業要請をうけていない」業種

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【「東洋医学」は「相談業」】

【「東洋医学」は「相談業」】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

人の体のお悩み相談を受け付け、具体的な「術」を施す東洋医学。

じつはそんな「肉体面」の不調にだけ、携わるものではないのだよねぇという記事を、前回掲載させていただきました。

そう、僕が25年以上前、鍼灸学校在学中に「東洋医学」と同時に学んできた「占い」。

この「東洋の占い」の裏付けには、「物の道理」というものを示した「易」という考え方があります。

この「易」

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【「僕」という鍼灸師さんにできること】

【「僕」という鍼灸師さんにできること】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

外出自粛で家に閉じこもりっきりで過ごしていると、まるで東北地方や北欧の国々の「冬の巣ごもり」のようですね。

彼らは、外出することができない時期の過ごし方や楽しみ方を知っているのかなぁ、なんて思ったりします。

東北地方のウィンターシーズンに手掛けてこられてきた「民芸品」の数々は、「巣ごもり期間」の間にスキルアップできることがあるよ、という教えのようなところがあり

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