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オジンの視点で、東風、春風、どこ吹く風

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記事一覧

飲食代は5千円までという線引き

飲食代は一人当たり基本5千円まで、という会社が多いと聞く。以前つとめていた会社も、上限が5千円だった。物価も高くなったし、ひとり5千円で済ませられる店はお酒飲みの…

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5か月前

ミスター

今年の新語・流行語大賞は「アレ(A.R.E)」が選ばれた。38年ぶりに日本一になった阪神タイガース、日本一になっての祝賀パレードが神戸と大阪でおこなわれたその日、4位に…

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5か月前

会社を代表するのは、あなた

新入社員のころ、先輩から言われたものだ。 「お客さんのところに行ったら、会社を代表しているのは、あなた、だ。だから言動には注意するように」 そのとおりだと、今も思…

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5か月前
1

再開

9月中旬からnoteへの投稿を中断し、書くこと自体も休筆状態になっている。最初は1週間くらいで再開しようと思っていたが、2週間、1か月と延び、とうとう3ヶ月になってしま…

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5か月前

エントロピーと倫理、それに新聞

「エントロピーは増大する」という熱力学第二法則は、物理学の世界だけじゃなく、人間の意思や感情、行動のなかにも存在するのではないだろうか。 エントロピーとは閉じら…

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8か月前
2

同意なき、転勤

ずいぶん前のことだけれど、会社のメンバーに転勤を伝えると、 「1回だけは拒否できるんですよね」 と、トランプゲームのババ抜きの「1回パス」のようなことを言うのがいた…

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8か月前

時計の誤差

山登りに行く時以外は腕時計をしなかった。まわりを見回せば、どこかしら、時を知らせてくれるものがある。 スマホの時計 駅の時計 テレビの時報 クルマのナビゲーションの…

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8か月前

原稿用紙のマス目を埋める

ふだん読んでいる新聞や文庫本は、そのほとんどが縦書きだ。新聞によっても違うが、1行の文字数は11から12字。手元にある文庫本は38字だ。すらすらと読める。ところが、文…

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8か月前
1

蕎麦には、ぬる燗

信州に行った。信州といえば、蕎麦。本場である。戸隠、安曇野、それに善光寺門前など有名なところが多い。お昼ご飯はもちろん、蕎麦。暑かったせいもあるが、蕎麦はせいろ…

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8か月前
1

たたみ(畳)に裸足

予約したホテルの部屋が、和室だという。畳に布団は、立ち上がるのが大変だ。満室だからしょうがないかと、あきらめた。インバウンドのせいか、ホテルは今、混んでいる。 …

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8か月前

国は違えど、心配なこと

「ときどき、疲れたと感じる」 「人の名前を思い出せないことがある」 「経験が豊かだから、ちょっとした知恵がでるとほめられることがある」 80歳、年齢を考えればふつう…

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8か月前

もはや、夢じゃなく妄想地図

2012年、習近平さんが中国共産党総書記になってから、「トラもハエもたたく」と収賄政治の一掃をはかった。中央、地方政府のトラたちは失脚や更迭処分になり、ハエたちも戦…

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8か月前

値上げのできる、シウマイ弁当

この10年間で200円、27%値上した弁当がある。750円だったのが、この10月から950円になる。昨年は40円の値上げ、今年は50円であっという間に90円上がる。でも、買うだろうな…

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8か月前
1

防衛費2%には、終わりの定義がない

防衛費をGDPの2%に倍増する、と岸田文雄首相が言ったのが昨年12月。蜜にたかるアリのように、欧米の防衛産業がアジアの本拠地を日本に移しはじめた。2023年度から5年間の防…

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8か月前

よくわからない、ストライキ

スト権スト(ストライキ権奪還ストライキ)というのがあった。JRが国鉄といっていたころのことだから、50年ほど前の話だ。国鉄は名が示すように、日本「国有」鉄道だから公…

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8か月前

百貨店のシニア化

60歳で定年し、関連会社でシニアを5年ちかく、あと少しで満期になる。入社後、ずっと化学品関係の営業でやってきた。研究熱心だし、業界の人脈も広い。だから、シニアにな…

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8か月前
飲食代は5千円までという線引き

飲食代は5千円までという線引き

飲食代は一人当たり基本5千円まで、という会社が多いと聞く。以前つとめていた会社も、上限が5千円だった。物価も高くなったし、ひとり5千円で済ませられる店はお酒飲みの接待には店が限られる。大事な相手であれば悩むところだ。いつもオーバーして、経理から目をつけられていたものだ。

交際費は原則経費として損金計上ができない。しかし、5千円以下の飲食費は経費として扱い課税対象外になる。ここが線引きのポイントな

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ミスター

ミスター

今年の新語・流行語大賞は「アレ(A.R.E)」が選ばれた。38年ぶりに日本一になった阪神タイガース、日本一になっての祝賀パレードが神戸と大阪でおこなわれたその日、4位に低迷した読売ジャイアンツのファンの集いに、「ミスター」が登場した。

東京ドームで行われたファン感謝イベントに車いすに乗って現れ、選手を激励し、
「勝つ、勝つ、勝つ」
左手の拳をにぎって腕を突き上げ、監督時代のキャッチフレーズで締め

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会社を代表するのは、あなた

会社を代表するのは、あなた

新入社員のころ、先輩から言われたものだ。
「お客さんのところに行ったら、会社を代表しているのは、あなた、だ。だから言動には注意するように」
そのとおりだと、今も思う。新入社員でも、社長でも、お客さんにとってはその会社が言っていること。個人が言っているのであれば、その言葉に重みはない。

▼毎日新聞を家で購読している。読売新聞や朝日新聞などから比べると、トップネタが少し遅れて報道されるような気がする

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再開

再開

9月中旬からnoteへの投稿を中断し、書くこと自体も休筆状態になっている。最初は1週間くらいで再開しようと思っていたが、2週間、1か月と延び、とうとう3ヶ月になってしまった。再開しないのかと、自問自答を繰り返し、ようやくふんぎりがついた。12月8日からカタチをかえて投稿を再開しようと決めた。今日は12月1日、そろそろと助走をすることにした。そう、書き始めることが肝心なのだ。

中断の転機は9月1日

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エントロピーと倫理、それに新聞

エントロピーと倫理、それに新聞

「エントロピーは増大する」という熱力学第二法則は、物理学の世界だけじゃなく、人間の意思や感情、行動のなかにも存在するのではないだろうか。

エントロピーとは閉じられた系の状態量をあらわす概念。ドイツの物理学者ルドルフ・クラウジウスが、カルノー熱機関の研究をする中で、移動する熱を温度で割ったQ/Tという物理量であらわしたものだ。

うーん、習った覚えはあるが、今でもよくわかっていない。そして、この難

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同意なき、転勤

同意なき、転勤

ずいぶん前のことだけれど、会社のメンバーに転勤を伝えると、
「1回だけは拒否できるんですよね」
と、トランプゲームのババ抜きの「1回パス」のようなことを言うのがいた。そんな「都市伝説」「会社伝説」的なことは知らないし、聞いたこともなかった。

当時、会社都合の転勤は拒否できないもの、ではなかった。家庭の事情や本人の意思を表に出した人も、少なからずいた。そのかわり、というわけではないが、「出世」が遠

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時計の誤差

時計の誤差

山登りに行く時以外は腕時計をしなかった。まわりを見回せば、どこかしら、時を知らせてくれるものがある。
スマホの時計
駅の時計
テレビの時報
クルマのナビゲーションの時計
部屋の壁かけ時計

それでも見当たらなければ、近くの誰かの腕時計をみればいい。そんな時間間隔で生活してきた。1分1秒を争うものじゃなかった。

田舎の家を処分するので、タンスや仏壇、押し入れなどを整理したら、30年以上前に亡くなっ

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原稿用紙のマス目を埋める

原稿用紙のマス目を埋める

ふだん読んでいる新聞や文庫本は、そのほとんどが縦書きだ。新聞によっても違うが、1行の文字数は11から12字。手元にある文庫本は38字だ。すらすらと読める。ところが、文字をマス目にいれた縦書きの活字原稿を読むと、まことに読みづらい。

文章教室に通っていたことがある。提出した1000字程度の作文のなかから講師がいくつかを選び、ケーススタディとして意見を述べ合うというスタイルだった。縦書きのマス目の原

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蕎麦には、ぬる燗

蕎麦には、ぬる燗

信州に行った。信州といえば、蕎麦。本場である。戸隠、安曇野、それに善光寺門前など有名なところが多い。お昼ご飯はもちろん、蕎麦。暑かったせいもあるが、蕎麦はせいろがいい。

せいろには、日本酒があう。真澄、七笑など銘酒も多いが、最近はさらにたくさんの種類がでて、選ぶにも迷ってしまうほどだ。でも蕎麦屋さんにある、ふつうのお酒がいい。純米、純米吟醸、大吟醸はいらない。蕎麦を引き立てるためのお酒は、蕎麦屋

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たたみ(畳)に裸足

たたみ(畳)に裸足

予約したホテルの部屋が、和室だという。畳に布団は、立ち上がるのが大変だ。満室だからしょうがないかと、あきらめた。インバウンドのせいか、ホテルは今、混んでいる。

部屋に入ると、畳敷きの和室だった。意に反して、畳の上にベッドが置いてある。ホテルにあるふつうのベッドより足が短いようだ。和室用なのだろうか。

なによりも、スリッパがないのがいい。入り口で靴を脱ぎ、靴下もとる。裸足で畳を踏む。洗面所もトイ

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国は違えど、心配なこと

国は違えど、心配なこと

「ときどき、疲れたと感じる」
「人の名前を思い出せないことがある」
「経験が豊かだから、ちょっとした知恵がでるとほめられることがある」
80歳、年齢を考えればふつうのことだろう。

「今年に入って3回転倒した」
「少しの間めまいがして、意識がとぶことがある」
「聞こえましたか、と問われたがよくわからないままイエスと答えた」
81歳ともなれば、これも、ふつうのことかもしれない。

しかし、80歳を超

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もはや、夢じゃなく妄想地図

もはや、夢じゃなく妄想地図

2012年、習近平さんが中国共産党総書記になってから、「トラもハエもたたく」と収賄政治の一掃をはかった。中央、地方政府のトラたちは失脚や更迭処分になり、ハエたちも戦々恐々となった。

その少し前から、中国に現地工場をつくろうと、月にいちどは通っていた。開発区の役人とは、申請方法や手続きなどの教えを請い、事業計画を大きすぎず、小さすぎず報告して協力を依頼した。日本から手土産を持っていくが、公には受け

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値上げのできる、シウマイ弁当

値上げのできる、シウマイ弁当

この10年間で200円、27%値上した弁当がある。750円だったのが、この10月から950円になる。昨年は40円の値上げ、今年は50円であっという間に90円上がる。でも、買うだろうなあ。

崎陽軒のシウマイ弁当だ。

シウマイ5個に唐揚げとマグロ煮が1個ずつ、あとはタケノコ煮にカマボコ、玉子焼きと昆布佃煮、紅ショウガに小梅。それが気に入っているのではない。白飯が旨いのだ。

あったかい時はもちろん

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防衛費2%には、終わりの定義がない

防衛費2%には、終わりの定義がない

防衛費をGDPの2%に倍増する、と岸田文雄首相が言ったのが昨年12月。蜜にたかるアリのように、欧米の防衛産業がアジアの本拠地を日本に移しはじめた。2023年度から5年間の防衛費を現行計画の1.5倍以上となる43兆円、その後2027年度からは2%になるスキムだ。

2%の根拠がよくわからない。

今は1%だから、倍増すれば2%だ。増やす目安は切りよく2倍だという見方。NATO(北大西洋条約機構)加盟

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よくわからない、ストライキ

よくわからない、ストライキ

スト権スト(ストライキ権奪還ストライキ)というのがあった。JRが国鉄といっていたころのことだから、50年ほど前の話だ。国鉄は名が示すように、日本「国有」鉄道だから公務員みたいなもの。ストライキをする権利がなかった。そのスト権を求めて、ストライキをするという、よくわからないストだった。

当時は毎年のように、国鉄がストライキを実施した。2月の終わりから3月のはじめにかけてが多かったように思う。春闘に

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百貨店のシニア化

百貨店のシニア化

60歳で定年し、関連会社でシニアを5年ちかく、あと少しで満期になる。入社後、ずっと化学品関係の営業でやってきた。研究熱心だし、業界の人脈も広い。だから、シニアになっても同じ仕事が続けられた。Hさんはそれで満足している。

では、これからどうするのか。本人はこのまま続けたいと思っている。ところが、Hさんの後任者のうわさが聞こえてきて気が気ではない。シニアの延長が無理なら、取引先に再就職を売り込んでみ

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