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ぽる日記

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当たり前に感謝する

当たり前に感謝する

「日記が止まった」ことに気づく。

8/17に書いた一連の出来事が、あまりにも衝撃的すぎた。39年生きてきて、ベスト3に入るインパクトである。それほど驚いたことで、気が動転したがためか、今の静けさから日記を書く気になれなかった。

そんな日々からまたnoteの手を取ったのは、次の記事が始まったから。この本に出会ったからこそ、「日記を書く」という何気ない日々を愛でる行為が始まったと言える。

この一

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また、同じ人を愛する。

また、同じ人を愛する。

先日、妻が入院した。

入院したキッカケは心の病。突然、普段は質問しないようなことを質問し出したかと思えば、挙動不審になり、クローゼットに閉じこもる様子もあった。側から見ると、仕事の何かを解決しようと一生懸命だった。仕事に関連する人物や解決したサマを描写しようとしていた。

「もう仕事はいいんだよ」
「元気なのが大事だから」

少しでも落ち着かせようとした言葉が、最後の一押しだったのかもしれない。

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長文を書けない人が増える世の中の構造

長文を書けない人が増える世の中の構造

もしあなたがnoteを書き続けたいのならば、スマホを燃やしたほうがいい。

最近、日記がてらに1,000字程度を書き溜めている。これが日課になってくると、情報感度が高くなる。「何をネタにしようか」と考える癖がつく。僕の尊敬する前田裕二さんであれば、「毛穴むき出し」で生きると言うだろう。普段であれば何てことはないもの、例えば、看板、がネタに見えることがある。

これを理解した上で生きていると、ネタは

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同じ熱量を受け入れてくれる仲間の存在

同じ熱量を受け入れてくれる仲間の存在

僕には野心がある。英語講師として働いているが、実は成り行きで就いた仕事であり、小さな頃からやりたかったことかというと、そうでもない。でも、目の前の生徒さんが成長していく姿や結果を出す姿を見ると、脳汁というかアドレナリンというか、興奮がおさまらず、これは「天職なのかもしれない」と思うことは多々ある。

この仕事を続けていくことは確かであるが、『メモの魔力』という本がキッカケで「思考を言語化する」こと

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好奇心の健康診断

好奇心の健康診断

2016年の下書きに、タイトルだけあった言葉。

7歳の子どもを観察していると、僕がしてること一つ一つに「何してるの?」と好奇心を持っては尋ねてきます。

歳を重ねると、その好奇心が薄れる気がしませんか?

この一ヶ月で、好奇心の赴くままに行った場所や体験した出来事、出会った人はいますか?

人は、だんだん縮こまっていく。
自分が快適なところに収まっていく。

人間は変化を嫌う生き物だから、仕方が

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ヨーヨー釣り、300円。

ヨーヨー釣り、300円。

近所の夏祭りに子どもと行ったら、体験価値について実感できたことがある。

大人になると、祭りは飲み食いするのがメインになるだろう。僕自身も、牛串やクレープ、チョコバナナ、かき氷を食べながら、レモンサワーを飲みつつ、最後には気持ち悪くなって倒れそうになってしまった。

それに対して、子どもは食べ物ももちろんのこと、「モノ」を欲しがる。お面や風船、くじなど、普段、目にできないものが並んでいるからだろう

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生放送直後の本音

生放送直後の本音

生放送終了後の興奮冷めやらぬまま、筆を進めている。

20:00-21:00にschooというオンラインプラットフォームで、英語の学び直しの講義をし終えたところだ。

19:00にスタジオ入りしたと思ったら、気づけば本番3分前。放送がスタートして、今何時かと確認したら、終了6分前だった。

1時間の講義はあっという間で、自分自身は楽しめた「はず」だ。その熱量は、受講生に伝わっているように思う。

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健全な劣等感を持っているか?

健全な劣等感を持っているか?

学習を継続する上で、「他の人と比較しない」ことが挙げられます。他の人と比較するデメリットは、自分の欠点が目につくからです。そして、それらがモチベーションを下げます。「あの人はあんなにできるのに」と自分に限界を感じさせてしまう。

これは辛い。

「どうすれば他の英語学習者とうまくやっていけるのか」と考えていたところ、200万部超のベストセラーである『嫌われる勇気』の一節に出会いました。

ふむ。比

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ヨーグルトのフタが犠牲者になった。

ヨーグルトのフタが犠牲者になった。

大きめのヨーグルトの蓋を外すと、ペロッと明ける内蓋みたいなものがありますよね。まじまじと見たことがありますか。僕は、今日、初めてじっと見つめることになりました。目にイラストとトリビアが飛び込んできたのです。

「ミッキーの名付け親はウォルトの妻」

蓋を開けた当初はスルーしていたのですが、僕の目はそれを見逃しません。なぜなら、お役立ち感が蔓延っていたからです。

一応、企業とのタイアップでの記載だ

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自己啓発本100冊読んで「意味ない」人の末路

自己啓発本100冊読んで「意味ない」人の末路

自己啓発本の存在意義は否定しません。むしろ、有益です。ただ、読むだけでは「意味ない」です。僕がその好例です。

成長実感がないFacebook の投稿を見て「活躍しているね」という言葉をいただきます。 嬉しいことですが、その投稿は「自分が活躍した場面」だけを切り取っているので、そう見えているだけです。実際は、「うまくいかない」とか「なんでこんな自分なんだろう」とか、思い悩むことも多くあります。

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一生一緒にいてくれ、と思えた本。

一生一緒にいてくれ、と思えた本。

こんなに緊張する書評は初めてかもしれない。先日、1章でページを捲る手を止めた、という本だ。

書評に緊張感が走る理由は、「この世は明ける。書けば、必ず」と帯に書かれているからだ。「書く」ことに対する本に対して、何かを「書く」というのは非常に勇気がいる。

僕もライターとしてお金をいただいて働いているだけあり、それこそ言葉を選んで勢いよく切り込みたいところ。端的に言わせていただく。

2章から「娘の

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お役立ち感に胃もたれする日々。

お役立ち感に胃もたれする日々。

カバーの写真を見ただけで、「エモーショナル胃もたれ」しませんか? このnoteを見たタイミングによりますが、「お腹の減り具合にかかわらず、感情的にお腹いっぱいで無理」という意味の造語です。

この「エモ胃も」は文章でも生じます。

「TOEICのスコアアップに効果的なのは」
「Twitterのフォロワー数アップには」
「一番大事なのはプロフに」

この手の字面を見た瞬間に「ああ、無理」となりません

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情報過多の現代の処方箋は「自分に取材して書く」こと。

情報過多の現代の処方箋は「自分に取材して書く」こと。

2023年、最高に楽しみにしていた一冊が手元に届きました。

note業界には知らぬ人はいないであろう、古賀史健さんの新著『さみしい夜にはペンを持て』です。

ごめんなさい、第一章で無理やりページを捲る手を止めました。このまま朝を迎えそうになったからです。

まだ結末を迎えていませんが、「自分に取材をしよう」というメッセージが強く組み込まれているように感じます。

ライターという職業は、他者に取材

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「知らんでいいことがある」ワン

「知らんでいいことがある」ワン

情報が溢れている時代に、かならず覚えていくといい言葉に出会った。

「人間の脳は1万年、まったく進化していない」という話を聞いたことがあるだろうか。1万年前の情報の多さを知ることは、今不可能であるが、現在より少なかったことは間違いないだろう。

引用元にも書かれている Twitter のトレンド機能。自分がツイートをしようと思ったのに、ついついトレンドに目が入ってしまうことはないだろうか。僕はたび

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